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東京工業高等専門学校

とうきょうこうぎょうこうとうせんもんがっこう

東京工業高等専門学校記事

進学校か付属校か 掲載開始:2018年04月12日
1.付属校について

付属校とは、早稲田・慶応など、有名私立・国立などの付属校を指します。

ただし、ここで気をつけなければならないのは学芸大・筑波大等の国立の付属です。

国立大学付属校は、第二次大戦終了後まもなくからあった師範学校が、改革により、国立大学または国立大学教育学部となり、その附属中学が国立大附属中学です。

入試のシステムや学校そのものの内容も、私立とはかなり違いますので、注意が必要です。
国立付属中学についての誤解されやすい注意点を5つあげますと、

?母体の国立大学へ優先的に入学できる権利はまったく無い。

?併設高校へは試験を受けて受験することもある。全員が行けるわけではない。(学芸大大泉→2007年に東京学芸大学附属国際中等教育学校…中高一貫校へ)

?入学試験で合格しても抽選がある学校もあり、そこで不合格になることもある。

?入試の科目は学校によって異なる。体育実技もある。(筑波大付属→算国理社音図家体・学芸小金井→算国
学芸国際→適性検査?/?・お茶の水女→国算理社…中学まで共学!)

?基本的に教育指導要領に準拠する。

特に気をつけなければいけないのが、大学付属と言っても、大学へ優先的に行けるメリットはないので、「付属校」というとらえ方をするのが難しく、さらに高校へも全員が行けるわけではない場合もあります。

万が一都立高校を受験することになった場合は、学校そのもののレベルが高いので、内申が取りにくく、高校入試で不利になってしまうということもあります。これは覚えておいた方が良いでしょう。

次に都立(公立)高校の付属中学校です。
これはまた後ほど詳しくご説明いたしますが、こちらは中高一貫校ですから、高校へは必ず進学できます。

ただ、入試問題が特殊であったり、あくまでも公立なので、教育指導要領を大きく逸脱したカリキュラムにはならないということは、国立とほぼ同じです。

次に本題の私立ですが、私立の付属校は、明大明治、法政(法政第一、第二)の共学化、移転で脚光を浴びています。中学校に入ると高校はもとより大学まで付いてくる。

つまり、中学受験で合格すれば、その後は入学試験というものを一切体験せずに済むようになるという学校です。

ところが、この付属校も、すべての学校がそのままエスカレーター式に大学まで進学できるかというと、そうでもありません。

慶応の付属は9割以上の生徒がそのまま慶応大学へ行きますが、早稲田の付属は、早実や早稲田学院はほとんどの生徒が早稲田大学に進学するのに対し、早稲田中学は早稲田大学へ進学する生徒は、卒業生の半数程度にとどまります。

明大系列ですと、明大明治は9割以上が明治大学へ進学するのに対し、明大中野・明大中野八王子などは7割から8割程度が系列大学へ進学しています。

さらに、日大第二、専修大付属、国学院久我山など、他大学受験を奨励している進学校的な付属校もあり、付属校選びでも、系列大学への進学率や、他大学への進学実績などを調べたうえで選択した方が良さそうです。

2.進学校について

進学校として名高いのは、御三家と言われる
男子御三家 開成・麻布・武蔵
女子御三家 桜蔭・雙葉・女子学院
を筆頭に、系列の大学を持たず、難関大学を目指す中高一貫校です。

また、海城・巣鴨・駒場東邦などの「新御三家」と言われる学校や、桐朋、豊島岡など、進学実績が高い学校がたくさんあります。

この中には、武蔵や麻布のように、「本人の自主性に任せる」をモットーとした学校もあれば、巣鴨中学や西武文理・栄東・豊島岡など、あたかも予備校のように補習や講習をギッシリ組んで難関大学への進学実績を上げている学校もあります。

進学校を選ぶ場合は、「どのようにして大学を目指させるのか」をじっくりとリサーチして、お子様に合った学校を選んであげるとよいでしょう。
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