立高は基本的には平均点を出しません。
学年やクラスの到達度合いを知るために平均点の算出はしています。
先生や教科によっては大まかな点数を言う場合もあります。
その大まかな平均点も、だいたい低めです。
立高ではテストの出題範囲となった学習部分を網羅するように出題し、各自に自分の不得意な部分を自覚させることをテストの目的としています。
平均点以上か以下かというのは校内やクラス内という狭い世界でのことで、各自の学習の理解や定着、ひいては大学入試には役に立ちません。
だから平均点を重視しないのです。
入学式の保護者会では、「(1年の1学期は行事や検診などが多いので中間考査はないのですが)定期試験でこれまで見たこともないような点を取って帰っても叱らないでください。」と言われます。
数学は学期中の試験平均点(期末試験のみかな?)が赤点(中間+期末÷2,普通は40点未満、立高の
数学では30点未満?)の場合補講に出なければなりません。
補習は期末試験後の短縮授業時間期間の放課後(つまり午後)にあります。
補講対象者は、補講日の放課後は部活停止です。
無視して部活に出ると退部になることもあるようです(そんな猛者はいないようですが。部に迷惑も掛かりますし)。
他の教科は補講があるのかどうかわかりません。
理科科目はあったようです。
(わが子が対象者ではなかったので)
数学の追試はあります(他の教科はほとんどないと思います)。
夏休みの補習はありません。
夏休みは「講座」があります。
いわゆる「夏期講習」です。
講座は希望制で自由に申し込めます。
1〜2年生は授業の復習をする2〜5日間の講座と大学の研究内容を紹介するなどの1回だけの単発の講座が主になります。
3年生は受験科目の復習や授業時間内に詳しく説明していると秋までに終わらない科目、入試問題形式別の講座など多数設定されます。
1〜2年のときに受験科目にしないつもりだった科目を改めて学習するタイプの講座もあります。
1コマ90分で1日4コマ、お盆期間を除いて2〜5日間ずつ(講座によっては5日間✕2週)。
1コマに複数の講座が設定されているので、自分の受験科目と重要度と体力などを考えて申し込みます。
(予習や復習、他の教科の勉強もあるので、普段の授業のようにびっしり詰め込まないこと、と言われます。)
1〜2年生は3年生ほどびっしりと講座が組まれているわけではないですが、単発の人気講座は先着順や抽選もあり得ます(部屋に入りきれないので)。
基礎的な復習講座では定員オーバー時には逆足切りも。
部活(試合)とぶつかるなど悩ましいときもあります。
夏休み期間に3年生は
模擬試験が2回あり、
(学年始めに集められる学校徴収金で支払われます。
学校徴収金は「
学費」なので、各種減免制度や立高同窓会の給付型奨学金の対象となります。)
そのほかにも志望校別や別の主催団体の
模試を受けるように推奨されます。
(うちもほぼ毎週末、
模試になりそうです。)
1〜2年生は大量の課題が出て、始業式の日に課題テストがあります。
課題テストは定期テスト化していて、成績評価対象になっています。
夏休み前なので夏期講座についてちょっと詳しく書いてみました。
「塾なし」国公立受験、しっかり自学できる人は可能ですよ。
立高は厳しくも優しい、面倒見のいい親身な先生ばかり。
いい学校です!