立高はSSHに指定されてるから課題研究とか発表の取り組みが充実してるけど、大学進学を考えるなら面倒みの良さが売りの東にした方が正直いいと思う。現に今年の実績は立高が東大理系2(現2)、京大理系0、東工大7(現4)で東が東大理系5(現3)、京大理系2(現2)、東工大11(現7)といった感じだし。
私も子どもの入学前はそう思っていましたが、学校の教材と定期テストの内容を見て、学校側の説明が腑に落ちました。
20年以上前の
偏差値65〜70程度の公立高校とは違います。
昨今のセンター試験レベルを容易に解くための基礎力を2年で養成するカリキュラムになっています。
ただ、これをまじめに取り組むのは大変です。
提出の有無にかかわらず、取り組むべきと言われているワークブック類が大量にあります。特に
英語。
生活に必要な時間以外はずっと勉強。
部活をしていると、間違ったところを見直す時間がありません。
1日7時間半は寝なさいと言われます。
塾に行く時間が捻出できないので行かないだけです。
試験が迫ると、家でする時間が取れないので休み時間に課題をする人が増えます。
(間に合いそうにないので諦める人もいます。)
でも、全部やって確実に基礎力がついた3年になっていたら(という前提条件付きで)、確かに難関校は受かると思います。
東大京大に合格した人達が塾に行っていなかったのは本当です。校内向けの冊子などに本人の体験談が載っています。
3年夏休み前の模擬テストの学内順位が3桁だった、という人も。
夏休み以降の基礎力を土台とした学力の大幅アップや、立高の授業で培われた柔軟な思考力、幅広い分野の知識や自らの考察力が鍵となるようです。
んー、実は、私も少しそう思っているんです。
無駄、というか、この教科のこういう力をつけるにはこの教材、という感じでプラスしていってるので(特に
英語)ちょっと重複してる気がして、易しめのものは人によっては要らないんじゃないかなーと。
ただ、予備校ではなく高校なので、先生方も苦慮してるようです。
基本的には、教材を学習することで自分の弱い部分を自分で気づいて、それを克服する努力をしなさい、という感じです。
教材それぞれは良いものと思います。なぜ、こんなものするの?というものはありません。
合格実績というものは、そのときの生徒自身が努力できる人かどうかが表れているのだと思います。
もともとの学力がやや低めの学年や、楽へ流されがちな人が多い学年になると、合格実績は下降します。
74期はSSHを承知で入って来た人ばかりなので、上位のレベルは高そうです。平均点が50を割る教科のテストで満点を取る人がいます。
立高レベルの高校ではどこでも同程度の教材が使われていると思うので、入学後も努力できる人かどうかが、大切ですね。
他の学校の方々もよく書いておられますが、学校が大学に入れてくれるのではなく、自分が自分を入学させるのです。