ステップホームページより
http://www.stepnet.co.jp/beginner/kanagawa-shiritsu.html神奈川県の多くの私立高校は入学試験の点数だけで合否判定が行われるわけではなく、公立高校以上に、
内申を重視とした選抜システムになっています(一部の難関系私立(慶応系、早稲田系、MARCHの付属、日本女子大附属など)や「オープン型入試」を除く)。
この入試システムでは、各私立高校から『
内申点○○以上』と基準が提示され、それをクリアして受験すれば、基本的に合格となります。
ステップホームページより引用(つづき)
(1)推薦入試
一部の高校を除き、多くの私立高校が採用しているシステムです。各高校ごとに独自の「推薦基準(
内申点など)」を設けていて、それをクリアした生徒は、合格が約束されます。
面接・作文等の試験が形式的に行われますが、学力検査は行われません。合格したら、その高校に入学するのが基本です。
(2)書類選考
学力検査も
面接も行わずに、中学校の調査書など出願時に提出する書類のみで選考するシステムです。近年、鎌倉学園高校、桐蔭学園高校、湘南工科大学附属高校、藤嶺藤沢高校、横浜高校、横須賀学院高校、藤沢翔陵高校、桜美林高校(東京都)など、公立高校や他の国私立高校との併願もできる「併願可能な書類選考」を実施する高校が増えています。
(3)単願確約(専願)
「他の高校を受験しない」ことを条件に、各高校が定めた成績基準をクリアしていれば合格を確約するシステムです。学力検査がありますが、基本的にはよほどのことがなければ、不合格になることはありません。『専願』と呼ばれる場合もあります。
(4)併願確約(神奈川県)
公立高校などを第一希望とし、不合格の場合、その私立高校に入学することを基本に、各高校が定めた成績基準をクリアしている受験生に対して、合格を確約するシステムです。いわゆる「すべり止め」と呼ばれる入試形態です。成績の基準は、推薦・専願よりも若干高めとなります。
以上の4つのパターンに関しては、願書の提出前の12月中旬に、中学校と私立高校の間で「事前相談(入試相談)」が行われ、合格の可能性が高校側より示されます。その時点で、各高校の成績基準をクリアしていれば合格が内定します。この事前相談が「事実上の入試選抜」となりますので、3年の
内申が出た後に中学校で行われる三者面談において、どの私立高校をどの入試形態で受けたいかを、中学校側に伝えることが必要です。この事前相談の機会を逃すと、たとえ成績が足りていても受験が難しくなる場合がありますので、ご注意ください。