所詮、公立高校の先生は公務員なので、異動先の高校に命じられたまま勤務します。学校への愛着も、一勤務先としてのものでしょう。公務員は教師以外の転勤もして現場を離れることもあります。その点、私立の先生の場合は、その学校への良さがあって、教師を仕事として選択しているでしょう。そういう視点が部活動や学校運営に影響するのです。近年の横浜高校の共学化などの一連の改革は、そのような熱意がなければ実行にうつせません。
大まかに私立は学校それぞれが特色を持っていて、内申基準を満たしていないと入れません。休校なども学校が決めます。県外からも通うことができます。施設は綺麗ですが、入学金や
学費など諸費用がかなりかかってきます。先生の異動は基本的にはないので、定年まで同じ学校にいることが多いです。
県立は県内に住んでいる人だけが通える学校で、選抜テストに合格すれば、内申が低くても入れるので、学力が一定ではないです。
学費は私立の3分の1くらいです。施設は古くて割と汚いです。県が管理しているので、県からの許可がないと施設を直したりすることはできません。先生は県内の高校同士で異動するので、教え方も先生によってバラバラです。
市立はほぼ県立と変わりませんが、市が決定権を持っています。その市内に住んでいる人が通えます(県立市立共に例外の学校あり)。先生は市内の高校同士で異動します。