育英
模試の結果を見ればわかりますが、最優秀層(180点以上)の動向についてみると、富山中部に進む人が多い現状があります。
その反面、富山高校からも毎年一定数の東大京大合格者が出ていること、50人程度の難関10大学合格者を数えることを踏まえると、入学時の学力差が卒業時には相対的に縮まっているようにも見えます。
東大合格者が多いこともあり、何かと富山中部が目立ちがちではありますが、富山高校にも良さはあるのだろうと思います。
富山中部は東大・医学部・早慶志向が県内では最も強いです。課題・授業は完全にトップ層をターゲットにしているよう。校内での競争も激しく、附属出身者が多いことが良くも悪くも校風に影響しているかもしれません。
富山高校は国公立大学への進学に強いですね。公立中出身者が多く、現実的な進路選択をされる生徒さんも少なくないようです。入口での学力の幅は富山中部より小さい印象で、学校としては東大京大層の育成が課題でしょう。今年はかなり健闘したようですが。入学時の中間層を地方旧帝大レベルに引き上げるカリキュラムは確立されていますね。
仕事柄色々な生徒さんを見ますけど、意思があればどちらの学校でもうまくやっていけるのではないでしょうか。