つい先週、子供が泉丘に合格した保護者です。
合格したのでちょっと上から目線で失礼しますが、泉丘は400人も合格します。
金沢市立の中学は23校(小規模校含む)、周辺の中学を含めてもざっくり上位10人前後は合格する計算です。
実際は各中学のレベルにもよるのでこんな簡単には言えませんが、子供の中学では10人受けて7人合格、附属に1人合格しているので、上位8位までが合格した事になります。
どこの中学かはわかりませんが、上位4位〜5位ならまぁ合格圏内だと思いますよ。(あくまで現時点では)
二水に至ってはざっくり14〜15位あたりでも大丈夫じゃないですか?
トピ主さんの場合、泉に合格するかしないかというレベルではなく、どこまで上位合格できるか?を目標に置けば全然大丈夫だと思います。
私の子供はずっと上位15位〜25位くらいでしたが、夏休みからボチボチ真面目にやり始め、秋の統一テストで初めて1桁台、正月明けの第二回統一で4位になりました。
学校の定期テストは最後まで1桁順位になる事はありませんでしたが、実力テストや
模試など、範囲が広がっても点数の落ち込みは最小限に食い止め、周りがもっと下がって順位だけは上がるという構図です。
力を入れたのは中1・中2の復習で、実際に入試も6割〜7割は中1・中2の範囲です。(教科にもよる)
範囲が広がると点数が下がるのは、みなさん忘れることと、既習範囲の設問は難易度を上げてくるからです。
数学に例えるなら、三平方の定理を使う問題は基礎に毛が生えた程度の設問ですが、立体の体積なんかは入試ではかなり難易度を上げてきます。(三年内容の平方根は混ざってきますが)
これで大体のコツはわかりましたか?
復習を、トピ主さんが苦手なコツコツ積み重ねることで合格の道は開けてくるという事です。
あとは1教科だけでもいいので、一番得意な教科はとことん伸ばして下さい。
どんな難問が来ようと、石川県公立入試レベルの難易度なら90点近くは必ず取れる自信がある教科を作って下さい。
私の子供は他の受験者と同じく理数で崩れた上、
国語・
英語でも思ったほど点が取れなかったのですが、得意の社会で高得点を取ってギリギリ滑り込めました。
既に長くなったので年間を通してのリズムはまた別途回答しますが、復習中心、得意はとことん伸ばす、苦手も平均+10点以上を心がければ泉合格はそんなに難しくないと思います。
(つづき)
4月〜夏休み 三年の新しい学習をしながら、復習もすすめましょう。特に夏休みはそれまでの復習中心、既習範囲の中で難易度の高い問題にもチャレンジ
秋 テストラッシュ。今までの復習の成果が試される時。校内実力テスト、外部
模試ラッシュが続きますが、ここで間違えた問題は次は必ず正解できるようやはり復習が大切です。
12月 最後の校内実力テスト、11月の統一テストの結果をベースに学校との進路相談があります。志望校はここで事実上固まります。ですから理想はここまでに泉合格圏に上げておきたいところです。
年内は5教科、既習全単元を万遍なく繰り返す事をおすすめします。
1月 正月明けに第二回統一、1月末、もしくは2月頭に私立入試があります。
このあたりからうちは
過去問に手をつけ始めました。
2月
模試もほとんど終了し、学校の最後の定期テストしかないでしょう。(受験の参考にはならない)
この時期は
過去問と
過去問から見える自分の弱点対策、得意の強化(うちの場合は社会の記述式対策)でしょうか。
プラス、受験テクニックを磨くことです。
受験テクニックとは、いかに自分の実力を本番で最大限に発揮するかです。
泉にしても100点満点を取る必要はありません。
昨年度でも400点越えは僅かしかいませんでした。
今年度は多少増えても、それでも私が聞く限り400点越えの合格者はまだ聞きません。
入試の難しさは「自分にとって難易度が高い」問題があったり、一問一問はじっくり解けば解けるけど、全部解くには時間が足らないところです。
解答用紙の白紙部分の多さがプレッシャーとなり、実力を発揮できずに涙する受験生も中にはいます。
だから気持ちの上では80点狙い、難問は捨てる(時間が余れば取り組む)覚悟も必要です。
これは中々本番でできるものではありません。
問題をさっと眺めて、正答しなければいけない問題、正答しなくていい問題(難問)の見極めも受験テクニックの1つでしょう。
3月 初旬〜中旬に本番
色んなタイプの人がいますが、我が子の場合は1月の統一テスト後のモチベーション作りに苦労しました。
この時点では泉合格圏と言われていたのですが、それで本人が安心してしまって2月に入った時点では恐らく学力は一番下がっていました。(星稜の
授業料免除に1〜25点足りない)
勉強時間はギリギリ滑り込んだだけあって、恐らく泉合格者の中では最低クラスだったと思います。
平日、休日を含めて夜の10時以降まで勉強したのは本番1ヶ月前くらいでしょうか。(それでも0時を超える事は稀)
これは少なすぎて参考にならないと思いますが、ポイントは自分の弱点をどこまできちんと把握できるか(
英語なら英作文、
国語なら古文なのか現代文読解なのか、
数学なら証明や関数など単元ごとに)、把握した弱点に対してどこまで対策をうつかで勉強時間は自ずから決まって来ると思います。
経験上、得意教科はモチベーションも高く、自然と長い時間取り組む事は可能です。
問題は弱点はわからないから弱点なので、この弱点に長時間取り組み続ける事がモチベーション維持上最も難しいと感じました。
うちも必ずしも全部成功したわけではありません。
最後はこれは捨て、これは絶対取りに行くと取捨選択もしました。
これはあくまで本番1ヶ月前の事で、トピ主様の場合は今から復習をきっちり心がけ、単元ごとの確認作業を進めていけばいいでしょう。
トピ主様が苦手なコツコツかもしれませんが、トピ主様の最大の弱点はもしかしたら直前の追い込みで定期テストで高い点を取ってきた事にあるかもしれません。(これはテストが終わったら忘れている事が多いかもしれないという事)
これを今からコツコツ型に変えて、過去の定期テストレベルの問題を、今やっても同じ点数が取れるかどうかの確認から始めてみるのもいいかもしれませんね。
数、英、国はこれから毎日欠かさずにやるといいと思います。これらの教科継続することで力がつきます。それから
数学、
英語は勉強して行く間に自分の苦手なところをしっかり見極めておきましょう。
理、社は基礎を固めることはもちろん記述問題に応えられるようにならなくてはならないので、教科書を読んで理屈を理解することが大切です。そうすればどんな問題が出ても考えて解くことができます。
まだ焦る時期ではありませんが今からしっかりやっておけば、確実に力はつきます。上位で入学することもできるでしょう。
油断は禁物です。時間は取り返せませんよ