松高卒業の関東在住民です。
我が子の高校受験+高校生活を経て知ったのですが、現役で国公立大学医学部に多数合格者を出している首都圏や関西等の有名私立一貫校では6年間をかけて大学受験に挑んできます。1年前倒しで
英語と
数学を勉強していて、高校2年終了までに、
英語はセンター試験満点レベル、
数学は数3まで学習を終えています。そして、高校3年の1年間でひたすら試験対策をしています。東大・国公医を目指すのなら、このような受験生と戦うことになります。
理数科でも普通科でも問題はないと思うので、学校の進度に任せず、ネットで情報収集し、独学でどんどん学習を進めた方が良いでしょう(数英理)。こちらの
公立高校でも、東大や国公医に合格している子達は、独学であれ通塾であれ、そのような計画の中で学習している子達ばかりです。ネットで「駿台現役フロンティア」のパンフレットが閲覧できるので、そこの最上位クラスの学習計画を見れば、きっと分かると思います。
OBとして松高生の健闘を心から願い、心から応援しています。頑張ってくださいね!
20年ほど前は東大、京大、国立医学部合計で現浪合わせれば理数科40人中15人ほどを占める学年もあり、圧倒的に普通科理系、泉丘普通科をも上回っていましたが、今はどうでしょうかね。
20年ほど前は、有名私立中高一貫校が前倒しの受験カリキュラムを整えていませんでした。天下の開成高校でさえも、当時は旧高(中学から入った生徒)よりも新高(高校から入った生徒)の方が圧倒的に優秀でした。そのため、小松高校においても、入学時の
偏差値がより高い理数科の大学合格実績が普通科理系よりも圧倒的に良かったのも当然だと思います。ある意味、全国的に「平等な戦い」ができていた頃なので、高校入学時点での差がそのまま大学合格実績に反映されていたのではないでしょうか。
ですが、ここ10年ほど、少子化加速により、生徒を確保するため、中高一貫校は大学合格実績を上げるべく、「中学から入学するメリット」を打ち出し、それが「公立より1年前倒しのカリキュラム」となったのです。それが今では全国的に有名難関私立中高一貫校では当たり前のものになってしまいました。そのため、20年前とは高校1年生の時点で、受験生のスタートラインが全く違うのです。大学受験で戦う、これらの中高一貫生と比べると、小松高校の普通科・理数科の入学時点でのレベルの差は微々たるものでしかありません。
もし小松高校の生徒が、前倒しカリキュラムで大学受験を戦うことができたら(中学3年から高校1年の学習をする)、きっと大学合格実績も20年前と変わらず良いことでしょうね。そして、入学時点でより優秀な理数科の方が普通科よりも実績は上がるのかもしれません。実際、小松高校に合格するレベルの生徒なら(上位半分くらいかな)、中学3年分の学習を中学2までに終わらせ、高校1年の学習を中学時代からスタートできる実力は十分にあると思います。全国的に見ても能力は絶対的に石川県は高いのですから、都会の受験生に負けずに、なんとかうまく戦ってほしいと心から願っています。
話は戻りますが、そのため、東大や国公医を目指すなら、理数科・普通科の選択無関係に、中高一貫校の前倒しカリキュラムに必死で追いつくことが何よりも大切だと思います。