とりあえず
数学と
英語の予習を優先しましょう。
これらの科目は積み重ね型なので、一度わからなくなると落ちこぼれます。
とくに
数学1の二次関数の軸と定義域による場合分けはつまづく人が多いので早めにやっておいた方が良いです。
あと、因数分解のたすき掛けとか。
余裕があれば問題演習もちょっとしてみましょう。
数学や物理は「新しい抽象概念」を学ぶ科目で、こういうのは習ってから3ヶ月くらいしないと使いこなせません。
脳の回路が整理されるのにそれだけの時間がかかるからです。
だから、単元の終わり、定期テスト直前に習ったこと(たいてい難しい)はテストでは上手く使えません。
でも3ヶ月後にテスト問題を見なおすと「あれっ?簡単じゃん」となります。
すごくもったいないですよね。
とくに信大医学科の推薦を狙う人は定期テストが大事ですから。
なので、高校入学後も
数学の予習は常に早めにやって行きましょう。
そうすれば
数学は余裕で学年5位以内に入れます。
英語は英文法を始めましょう。
余裕があれば、単語帳(『システム
英単語』がおススメ)を買って覚え始めましょう。
やはり、知らない単語を使って初めて習う文法を説明されてもキツイです。
単語だけでも知ってれば楽です。
どちらの科目も教科書があればベストですが、まだ手に入らないということであれば「二次関数 軸 場合分け」などとグーグル検索すればいくらでも情報は得られますからそれでも良いでしょう。
生物や世界史、日本史などを予習したい場合は、用語とその意味をあらかじめ知っておくだけでも授業の理解度が上がります。
とくに世界史を選択する場合は、聞き慣れない長い名前(マルクス=アウレリウス=アントニヌスなど)がたくさん出てくるので、意味は分からなくともとりあえず単語だけに目を通しておいて「聞いたことある」レベルに引き上げておくだけでも、授業の理解度が違います。
やはり、知らない単語で知らない事象を説明されるより、単語だけでも聞いたごとがあるほうが理解しやすいです。
高校の授業は進度が早く量も多く難易度も高いです。
最初のうちは圧倒されるかもしれませんが、すべて完璧にやろうとする必要はありません。
いくつかの教科は「要らない」と判断したら手を抜いても良いです。
理系なら社会はセンター試験で1科目しか使いませんから、現代社会、世界史、地理または日本史の中からひとつ選べばいいので、現代社会とかは捨てても構いません。
文系なら理科はセンターで1科目ですが、生物を選ぶ人が多いのでこれはまじめにやったほうがいいかもしれません。
とはいっても所詮暗記科目なので、後からどうにでもなります。
しかし
英語と
数学だけは、文系理系のどちらを選ぶにしても必ず必要ですし、一度つまづくと挽回が難しいので、ほかの科目を犠牲にしてでも食らいつきましょう。