松本美須々ヶ丘高等学校 - 長野県 公立

松本地方では「神話」とも言える、「松本四校」の一つ。保護者の口からは今でも「最低でも松本四校に」という言葉が頻繁に出る。その土俵際に位置している高校。

信州大学松本キャンパスに隣接していることから、昼食は信大の学食で食べる生徒も多いとか、うらやましい。

大学進学の質においては、松本第一高校大学進学コースや松商学園特進科の設置の影響を強く受けざるを得ない。

受験したいなら、内申点（通知票９科目の合計点）３０点は欲しいところ。前期で合格したければ、もう４点は欲しい。

後期試験なら、５科目３２０点が標準的な合格点数か。

いわゆる「松本四校」の中では、もっとも「やればできるはずなのに」という生徒が多い。おさぼり屋さん、遊び人、が多いということだろう。よく言われる「自由な校風」は、生徒の行動の収拾がつけられないということの裏返しでもある。

一番の特色は放送部か。ロシアロケまでこなすライバル松商学園の物量作戦に負けず健闘している。全国大会出場も、ほぼ常連と言えるか。同校が持つ大学指定校推薦入学枠に、立命館大学があるが、これは美須々ヶ丘高校が持っている枠というよりは、「放送部が持っている枠」である。「放送部推薦」とも陰で言われるだけあって、放送部に所属しているものしか推薦されない。残念。

美須々ヶ丘高校に進学後、大学進学をするためには、最低でも学年５０位以内であることが必要。これ以下の順位だと、指定校推薦がない。

実力で難関校にチャレンジするのなら、トップ１０以内というのが常識的なところ。

小中学校で圧倒的に学習量の足りていない長野県では、浪人して成績を伸ばす（全国平均並にする）のが一般的かも知れないが、それにしても、在校中学年１００位以内にとどめたいところ。

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