理数科卒で国立大学文系に進学した者です。
クラスの学力レベルが高く、大学受験に向けていい環境ですので、現時点で私立文系専願というわけでなければお勧めします。
ただ、東大志望や国立医学部志望者も多いので、難関大を目指す予定でなければ、勉強についていくのがかなり大変です。周りとのギャップで辛くなると思います。
私は文転するまで苦労しました。でも、もし理数科に入っていなければ、難関大には合格できなかったと思います。ちなみに同級生の現役での文転者は5〜6名で、そのうちのほとんどが国立大に進学しました。
勉強以外の事ですと、1クラスしかないためかクラスの一体感があり、文化祭などの行事もみんなで頑張って楽しかったです。理数科のみ、諏訪の東大観測所への訪問などもありました。
このような部分にも私はメリットを感じました。
私が卒業したのは10年以上前の話で、現状はわからないため、あくまで参考程度にしてくださいね。
とても丁寧な回答をいただきありがとうございます。
とても参考になりました。感謝いたします。
追加で質問があります。勉強についていくのが大変というのは授業のペースが速くて大変ということでしょうかそれとも授業の内容が難しくて大変ということでしょうか
ご回答よろしくお願いします。
理数科の課題研究について質問があります。
僕は飯田高校の見学で課題研究が大変という話を聞きました。
僕は自由研究が苦手なので、正直あまりやりたくありません。
学力的には問題ないのですが、課題研究のデメリットを差し引いても理数科に行くメリットのほうが大きいのでしょうか。
課題研究でとられてしまう時間は多いのでしょうか。
課題研究によって部活の時間が削られてしまったりするのでしょうか。
はじめの回答者です。
勉強についていくのが大変という部分への質問に回答しますね。
私が経験上で考える大変さは2つあります。
1メンタル面
勉強に対するモチベーションが高い、努力が継続できる、もしくは根本的な基礎能力(IQなど)が明らかに高い人がいる集団の中に入ることになります。
理数科に行く人は、中学まではそこそこの努力で学年トップクラスの成績だと思いますが、、、進学後は、努力しているつもりなのに、なかなかクラスの上位層に食い込めない、という初めての感覚で精神的な辛さを経験するかもしれません。
周りを気にしない人や、能力が高い人であればあまり問題ないかと思います。また、メンタル面の大変さは、良い面でもあり、みんな頑張っているから自分も頑張ろうという気持ちを常に持てますよ。
2早い段階で文転や私立専願を決めた場合
進路選択する前までに、数3Cや理科3科目を履修するため(現在は違うかも?)、受験に必要ないところまで広範に勉強する大変さはあります。内容に関しても数3Cや理科科目のどれかが苦手だと難しく感じるかもしれません。
科目が多い分ペースは少し早いですが、普通科と比べ内容がとても難しいかと言われると、そんなには違わないと思います。ちなみに、受験には直結しないお話ですが、理数科目や課題研究で培われる論理的な思考は、文系に進むとしても何かしらの役に立つと思います。
はじめの回答では、主に1のメンタル面を想定しております。2に関しては、最終目標は志望大学への合格ですから、推薦入試を受けるわけでなければ、割り切って必要ない科目や難しい箇所は捨てればいいと思います(成績表の順位などを見ると落ち込みますけど笑)。
長くなりましたが、いずれの選択をされたとしても、最終的には個人の努力次第です。頑張ってください。
再びご丁寧な回答をいただきありがとうございます。
進路決定の参考にさせてもらいます。