理数科だと評定が良いと入れるが、普通科では入るのは入試しかない。
理数科はほとんどが推薦入試だから早めに出して合格してから分転すればいい。
そういう人が何人か必ずいます。
スポーツ推薦がまだあった時代に、文武両道を謳い文句の進学校に大会記録で入りながら、その部活に入らないのよりは良いでしょう。
虚しいと思うことは無いでしょう。
理数科で医学部や農学部や理学部化学科に行けば虚しいですか?理数の理は物理の理で理科の理ではないです。物理
数学系に限らなくて良いのではありませんか?
理数科は、単なる特進クラスじゃない。
理科と
数学の単位数が他の科目より多く、特に理科は、3年間で4分野すべてを学ぶ。やはり、理科と
数学に特化した学科です。
そして忘れるべきではないのは、理科と
数学を増やしたために、
英語と
国語の時間数が普通科よりも少ないということ。
だから、「
英語や
国語が苦手だから理数科に行こう」という気持ちで入った人は、入って3日で挫折します。
その中で
英語や
国語を伸ばして文系に進もうという人であれば、文系に転じても十分伸びると思います。
問題は、「はじめから理科や
数学が苦手なのに、単なる特進クラスだと勘違いしていた人」や、「前期で早く受かりたい」という中途半端な気持ちで入学した人で、理科や
数学がついていかれなくなった結果、文系にしか行かれなくなった人です。
文転しても2年生までの間に
英語や古典の文章量が普通科文系と明らかな差があるので、結局追いつけずに苦しいまま受験を迎えます。
中学の
数学と高校の
数学は質が全く違うので中学時代ちょっと理数系ができたから・・・で入るととんでもない目に合います。
ただ、前期の試験の観点に「
英語、理数系が特に優れている者」という記載があるので
英語はわりと得意な生徒が多いようですよ。
国語は定期考査の範囲に間に合わないと理数科だけ補習授業がありました。
ただ、文転はなかなか勇気がいるようです。講座選択で一人だけ文系講座。。。とかになってしまうので実際文転したくてもできない生徒は案外いるかもしれません。