会計システム科は、ファイナンシャル会計類とマネジメント会計類に分かれます。
ファイナンシャル会計類は本気で日商簿記1級や税理士試験を目指すクラスです。このクラスは簿記の学習に特化して、日商簿記1級は非常に難しい試験で、県岐商では年間30人程度の合格者を出していますが、この合格実績は高校では日本国内トップレベルです。日商簿記1級に合格すると中央大学等の超難関私立大に簡単に入れちゃいます。しかし、それぐらい難易度の高い資格なので、課題も他のクラスより多いし、このクラスの子は簿記部に入る子が大半です。
マネジメント会計類は広範な商業教育をバランスよく学習するクラスで、日商簿記2級への全員合格を最低目標としているクラスです。日商簿記2級と言えども難易度は高く、これを持っていることが推薦要件となっている大学が多く、とても有利に入学出来ちゃいます。勉強と部活をバランスよく両立しやすいクラスです。反面、日商簿記1級や税理士試験への合格の期待は薄くなります。
なお、この他の資格、例えば、全商簿記1級や全経簿記1級、全商情報処理1級、全商ビジネス計算検定、全商
英語検定などは、どちらのクラスも同じように目指します。そして、ほとんどの子が合格します。
どちらのクラスになるのかは、合格発表の時にアンケートが配られます。簿記に対してどの程度の取り組みを望んでいるのかを測るためのアンケートです。そのアンケートの回答に基づいて後日クラスが分けられます。どちらが当該生徒に向いているのかは学校側が判断して振り分けられます。