なかなか回答がつかないのは、やはり答えるのがとても難しい質問だからだと思います。目指す志望校によっても大きく変わり、受験で成功した卒業生も、陰ながら苦労しているので、「こうすればOK」などと安易に助言できないかもしれません。私見を述べますが、的外れな回答になっているかもです。
他校(公立、愛知県外)で、
数学を似たような進度で学習しました。確かに速いが、理系だと、例えば東大や旧帝(医)を目指すにはこれでもギリギリぐらい(東海などは少なくとも1年先を行っていると思われる)。この進度で、楽勝だと思ったことは3年間で一度もなかった。毎日、帰宅後から
数学・
数学・
数学で、夜中過ぎてから
英語の予習。理・社はテスト前しかやらない(やれない)。宿題なし赤点なし。入試でできればよい、今できないなら後でやれ、時間は自由に使え、という学校。名城は他教科の宿題や小テストがある分、よりきついだろうなと思う。これで、新しい範囲を習得しつつ前の復習も並行するのは、実際にはかなり大変です。
復習時間が余裕で確保できるなら、初めからこのような質問をなさらないでしょう。だとすれば、無理に独自な復習までは手を広げず、今習っていることに集中する。
数学は、既に習ったことを使って進む教科なので、三角関数や微積になっても、場合分け、最大・最小、証明など同じ考え方は繰り返し出てくる。言い換えると、今学んでいる範囲を理解しないと次の単元が分からなくなる可能性が高い。一方で、名城の宿題は、少し前の範囲を復習させるようにちゃんと設定してあるみたい。常に過去の全範囲を網羅して浅く広く復習させるのではなく、絶対に外せないところから繰り返し地固めする方針かと思う。初めから無理にワンランク上の問題を解かせたりもしていない。宿題が簡単すぎるなら、それは1,2年生の時点ですでに相応の教材を独自にやるべき人だと思う。そうでなければ、復習も、当面は先生が提示するペースに合わせて行えばよいのではないか。
数学にも「場合の数」「データ」など記憶から抜けやすい分野がある。もし一連の宿題にしばらく上がってこないなら、長期休暇に復習する。一度理解できたことは忘れても必ず理解できる。たとえ浪人することになっても、現役のうちに会得したことが多いほうが有利になる。
高校に行っても全教科を難なくこなせる学力を授かって生まれてくる人は、人口の1%よりはるかに少ない。愛知県の超名門高校でもそんな生徒は2割いないと思う。常に完全に網羅するという中学時代の感覚は捨ててよい。殆どの生徒は必ず忘れる。忘れる・覚えなおす、の繰り返しで、3年生の最後にはできることを目標にする。続けていれば、忘れても、思い出すのは速くなる。受験予定の他の科目との兼ね合いも大事。同級生の一部や他校生に余裕があるように見えても、実際にはそうではないし、世間が思うほど出来てもいない。みんなも苦しいです。一緒に頑張りましょう!
1番目の回答者です。あなたはかなりいい線いっているはず。この進度と難度で「いったんは分かったんだけどそれを覚えていられるかどうか」という悩みだから。独自の復習は、当面は長期休暇ごとになって当然だと思うよ、そうせざるを得ないし、他校生も絶対同じはずだし、それでも3年の最後には何とかなった。ということを言いたかったんだけど、それだけのことが超長文になっちゃってごめんね!当面は同じ問題集を繰り返し使う。多分それを「何回転やれるか」で差がつく。名城は、各科目、忘れっぱなしにならないようにかなり気を付けて管理してる学校だと思うよ。その分きついんだけど、何とかがんばろ!