瑞陵コスモは1クラス40名のみ、東海、滝、愛知選抜、名古屋文理選抜あたりを受かり、明和-瑞陵、向陽国際化学-瑞陵、向陽-瑞陵で第2希望で瑞陵に受かった人がほとんど(ぼぼ全員)を占めます。
2016年に限っては、明和と旭丘のボーダーが倍率も加わり逆転したことにより、明和ではなく旭丘にしておけば受かっていた、という現象が起きてます。
倍率は大差、旭丘は募集280人のところ、380名、倍率は1.3倍、仮に落ちた方が全員菊里に回ったとしても100名。旭丘単願の人は多いですが、全員菊里に行ったとしても、これは菊里募集人数の1/3にしか満たないです。
それに比べ、明和は募集280人のところ530名、倍率は1.9倍、向陽国際科学は募集40名のところ100名、倍率は3.6倍。某
偏差値レベルランキングで見ると、向陽国際科学は明和と並ぶくらいの
偏差値、この二校だけでも310名の生徒が落ちて第2希望に回っていることになります。これに向陽高校普通科を入れると募集280名のところ626名、倍率は2.6倍、先ほどの数字に向陽普通科を入れると、310名+346名=656名が上から落ちてきていることになります。もちろん単願で私立に行った人もいるかと思いますが、予測の範囲でこの人数を仮に瑞陵、と千種で二分したとしても、コスモや国際教養に限らず二校のほぼ全ての人数が第2希望の人間で埋まることになります。
コスモは40名しかいないので、菊里全体で比べてしまうと全ての生徒が菊里より上の明和、向陽国際科学、向陽から来た生徒で作られていることになります。その結果、瑞陵コスモは、入学当初は菊里より上で判断する材料になるのは明白です。
実際、コスモ生は菊里のボーダーより遥かに上で、明和や国際科学のボーダーに追いつけなかった生徒ばかりです。去年菊里ボーダーが、206あたり、明和、国際科学が216前後、そこには10点も差があり、明和落ちたけど、旭丘は受かっていた、向陽国際科学は落ちたけど向陽普通科は余裕で合格ライン、スライド合格があれば普通科に転向できていた、という生徒ばかりの集まりになります。
第2希望で占められる瑞陵コスモ生は、受験の時、旭丘にしておけば、向陽普通科にしておけば、という生徒ばかりですが、菊里にしておけば、という生徒は1人もいません。旭丘落ちではない、菊里第一希望の残りの約200名の生徒よりは入った時の内申+合計点は上だからです。これはあくまでもコスモだけの話です。
入学してからの大学進学率は本人の頑張り次第なので、これからのことですが(笑笑
蛇足みたいな話ですが、今年、文理分け2年制初の瑞陵の卒業生が名大30人受かりましたし、向陽も国際科学の実績がこれからどんどん出ていくと思います。なので今までの実績で議論すること自体がおかしいのではないのでしょうか。高い学力を身につけて、自分に合う校風の学校に行き、旭丘でも明和でも菊里でも向陽でも瑞陵でも千種でも、どこでもいいから、自分が所属する学校で皆を牽引できるような人になることが大切だと思います。大切なのはそこでどんな経験が出来るかであったり、どんな能力が身につけられるかですよね。僕はそういった理由でコスモにして正解でした。中々出来ない経験をすることが出来ましたからね。