ここにも願望と現実をごっちゃにしている人がいますが、現実には程度の問題です。中学校は義務教育なのでほとんど出席しなくてもテストが0点でも卒業できますが、高校以上はそうではありません。全科目0点はかなり特殊な状況なので、入学させてよいかは議論になるでしょうが、中学校での内申も酷かった場合充分に不合格の理由になるでしょう。ちなみに同じ県立でも県立大学だと募集人数に満たなくとも入試点数が低すぎて合格させないってことが毎年推薦で起きています。
2割から3割とれれば問題にならないのですから、0点でも受かるというのは都市伝説の類で、現実には起きないことでしょう。
職員会議では当然そのような低学力の生徒を面倒をみる教員側は合格させることに反対はします。でも校長にとってはその生徒の入学後の指導の困難さより教育委員会からの指導を優先してしまうというのが判定会議の内実です。もともと職員会議には法的な決定権がなく、校長にだけ決定権があります。全職員が反対しても校長の判断で合格させることになります。
大学の教授会には決定権があるので高校とは異なります。
校長が教育委員会の指導に配慮するのは分かるんだけど、それでも落とす地域があるのはどうしてでしょうか?
あと、教育委員会を指導する立場の文科省は何て指導してるの?
教育委員会は地方自治で独立した機関とされています。したがって文科省の管轄機関ではありません。
ただし、全国的な問題やイベントに関しては通知いう名の指導はありますが、そこに各都道府県で行われる入試については「適正に行いなさい」程度の指導しかありませんね
教員が反対して校長が押し切るというというのは困難高ではよく起こっていることでしょうね。校長が押し切ったとしても生徒の幸せにつながっているわけではなく、もしたまたま割れている進学高に0点を取るような低学力生徒が合格しても、合格「おめでとう」ではないでしょう。教育委員会は進級卒業について面倒を見てくれるわけではなく、純粋に保身を考えているだけだからです。
あと滋賀はパワハラ問題が最近特に問題になっていますから、覚悟を決めた校長が「処分」を受ける可能性は一昔前よりは少なくなっているでしょう。生徒の幸せを本当に考えるなら、無茶な受験は慎重にすべきだと思います。
なんと丁寧な回答ができる方がいらっしゃるのでしょうか。元教員なのでしょうかね。
最近、文科省から「障害があることを理由に不合格とすることは慎重に!」とのお達しがありましたが、どう思われますか?
私は、「障害以外に明確に不合格とするに値する理由があるのならば、その限りではない」と取りましたが…。
昔から滋賀県では障害の有無は合格判定の会議の資料にすらのっていません。文科省に言われるまでもなく公平にやってきていましたよ。
簡潔明快な回答ありがとうございます。
なるほどあれは政治家の茶番なんですね。目からウロコです。
またどこかでよろしくお願いします。