https://news.yahoo.co.jp/pickup/6472496甲子園「脱丸刈り」の風、少なくとも7校が髪のばし登場…選手「見た目ではなく中身が大事」
丸刈りが長年定番とされていた球児の髪形に変化が見られる。今夏の甲子園大会では少なくとも7校の選手が髪を伸ばして登場した。6月に日本高校野球連盟が発表した全国調査でも、丸刈りの学校は全体の26%にとどまるなど「脱丸刈り」の流れが進む。出場校全体では依然として丸刈りが多い甲子園大会についても、過渡期を迎えていると指摘する声もある。(八幡大輝、玉田響子)
出場校では、花巻東(岩手)は2018年の夏の大会後、丸刈りにしないといけない理由が見当たらないなどとして、野球の邪魔にならない程度に自由にした。熊谷陸選手は「大事なのは見た目でなく野球の中身。自分たちも見た目で何かを判断しない人間を目指している」と話す。
立命館宇治(京都)は昨秋の大会後にやめた。他競技は丸刈りでなく野球部だけ頭を丸める必要はないと感じたという。16日に8強進出を決めた慶応(神奈川)は戦後すぐの大会ですでに髪形が自由だったとされる。森林貴彦監督は「多様性が叫ばれる社会で、いろいろなチームがあって当たり前と認められるべきだ」と言う。
私立学校の校則といえど、合理性なきものまで是認される理由はない。あくまで校長の裁量権は、合理性の枠内で行使されるものと解すべきである。したがって、生徒が、不合理な校則をたとえ事前に約束したものであっても、学校長に対してあるいは学校外の諸機関に訴え出ることは、正当な表現行動といえる。