https://4years.asahi.com/article/12366067自然と真剣になった高校時代
中川の文武両道の精神は、旭丘高時代の教えがベースになっている。
公立の進学校ではあったが、私服OK、宿題や課題はほぼゼロ、補習なし、そもそも授業数が少ない、そして日本一長い学校祭を生徒主体で実施するなど、自由な校風だった。
中川は当時を振り返り「この自由さが私にとても合ってました」と話す。
いろんなことに対して自分で考えて、のびのびとやれた。
勉強も部活も、どちらも自然と真剣に取り組んできた。
「部活は毎日あって、勉強時間はもちろん足りないので、自分で考えて自由に調整して、両立しようと工夫してました」と中川。
部活帰りのバスの中で、その日の復習をやり、どんなに疲れていても、寝る前に数分だけでも
英単語を覚える。
陸上の試合の待ち時間にも、
数学の問題集と格闘した。
「いま考えると、割と無茶なこともしてましたけど、時間の使い方はうまくなったと思います。
むしろ時間がない分、どちらにも集中して取り組めました」。
この生活で培った集中力は、いまも学業にも陸上にも生かされている。