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開明高校のWiki
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基本情報
date:2010-12-13
Infobox 日本の学校
校名:開明中学校・高等学校
過去校名:私立大阪貿易語学校
大阪貿易語学校
大阪貿易学院中学校・高等学校
国公私立:私立学校
設置者:学校法人大阪貿易学院
校訓:研精而不倦(研精して倦まず)
設立年月日:高校1948年(昭和23年)4月1日
中学校1990年(平成2年)10月16日
記念日名称:創立記念日
共学・別学:男女共学
中高一貫教育:併設型
課程:全日制課程
単位制・学年制:学年制
設置学科:普通科
学期:3学期制
高校コード:27508F
郵便番号:536-0006
所在地:大阪府大阪市城東区野江一丁目9番9号
緯度度:34緯度分:42緯度秒:4.9
経度度:135経度分:32経度秒:17.6
公式サイト

'''開明中学校・高等学校'''(かいめい ちゅうがっこう・こうとうがっこう)は、大阪府大阪市城東区野江にある私立の中学校・高等学校(中高一貫校)。源流は大正初期1914年、商工会議所が設立した実業学校で、太平洋戦争後に商業高等学校の大阪貿易学院として発足した。バブル景気崩壊後1995年に改名し、21世紀に入るまで男子校だった。現在、高校の生徒の95%が「6年コース(中高一貫教育)」の内部進学。設置者は学校法人大阪貿易学院。

概要


1914年(大正3年)12月、商業学校規定の乙種(入学資格12歳以上で高等小学校2年修了程度)実業学校として発足(文部省告示第131号9月16日付で9月開校を認可)。英語・中国語・ロシア語の教育に重点を置いていた。

太平洋戦争後の学制改革に伴い、新制の商業高等学校「大阪貿易学院高等学校」として設置されたが、1979年(昭和54年)英語科を併設。これを機に、いわゆる関関同立をはじめ私立大学の文系への合格を目指し、1980年代末頃から大学進学指導に注力し始める。

1991年(平成3年)に中学校を併設。「中学・高校の6年間で国公立大学に進学できるような学力を培う進学校になる」という目標を掲げてリスタートを切った。

翌1992年、生みの親の大阪商工会議所の主管から外れたが、理事長には現在も代々、商議所の役員が就任している。

貿易学院から開明へ

進学校への目標を掲げた中学校開設から4年後の1995年に改名。『開明』について「人智が開け文物が進歩すること。中国の古典では、『聡明』という意味で使われたり、太陽が昇る東の方角であると説明されたりしています」としている。その後2001年に中学校が、2004年に高校も男女共学となった。

進路(大学進学)

現在、1学年8クラス規模のうち内部進学7クラス、外部から編入1クラスの8クラス規模の編成。2019年〈令和元年〉度の卒業生265名(2020年3月卒業)の場合、37%の98名が現役で国公立大学に合格している。

教育方針

校訓の「研精而不倦」(研精して倦まず)を、「知・徳・体すべてにわたって自己を磨き続ける」と解釈して下記の五つを教育目標に掲げている。

・ 男女共同参画社会において、社会のリーダーとして活躍する人間の育成
・ 文系・理系を問わず、理数の素養を身につけ、 21世紀の情報化社会に対応できる人間の育成
・ 世界的視野に立ち、国際感覚に富む人間の育成
・ 思いやりの心を持ち、社会的常識を備えた人間の育成
・ 正しい生活習慣を身に付けた、心身ともに健全な人間の育成

年表

・ 1913年(大正2年) - 大阪商業会議所(現:大阪商工会議所)が貿易に携わる人材育成の実業学校を設立し、経済援助を行うことを決定
・ 1914年 - 12月1日、「'''私立大阪貿易語学校'''」設立(大阪市東区北久宝寺町〈現・中央区〉)。初代の理事長に土居通夫(商議所の会頭)が就任
・ 1922年 - 大阪市北区東野田9丁目へ移転(現・都島区東野田町。文部省告示第506号7月27日付で移転を認可
・ 1923年 - 1月31日、「'''大阪貿易語学校'''」に改称(文部省告示第319号4月17日付で改称を認可)
・ 1945年(昭和20年) - 大阪大空襲で校舎が焼失
・ 1946年 - 理事長に、杉道助(商議所の会頭)が就任。太平洋戦争後の復興に尽力
・ 1948年 - 学制改革により、新制の高校「'''大阪貿易学院高等学校'''」設置(商業科を設置、現在地へ移転)
・ 1964年 - 普通科を併置
・ 1979年 - 英語科を併置
・ 1985年 - 英語科を募集停止(普通科へ統合)
・ 1986年 - 普通科をI類とII類に改組
・ 1987年 - 商業科を募集停止
・ 1991年(平成3年) - 「'''大阪貿易学院中学校'''」を併設
・ 1992年 - 大阪商工会議所の主管が外れる
・ 1995年 - 校名を「'''開明高等学校'''」と「'''開明中学校'''」に改称
・ 2001年 - 中学に「理数コース」設置。中学の新入生から男女共学となる
・ 2004年 - 高校の新入生から男女共学に
・ 2006年 - 中学の第1学年に特別進学クラスとして「スーパー理数コース」を設置。中高とも完全な男女共学に
・ 2014年 - 創立100周年事業として新校舎が完成。グラウンド人工芝化

生徒数

在籍生徒数は、1,542名 (高校828名、中学714名。2020年〈令和2年〉5月1日現在)。

内訳は2019年度の場合(2020年3月末現在)、中学19クラス計758名(男子396名、女子362名。1年生と2年生6クラスずつ、3年生7クラス)。高校22クラス計814名(男子439名、女子375名。1年生8クラス、2年生と3年生7クラスずつ)。

なお2020年度の入学試験は、志願者は中学1,330名、高校317名(専願266名、併願51名)だった。

諸費用

学費など諸費用は、初年度で高校111万円、中学校115万円。これ以外に制服の費用など必要(2020年度の実績)。

交通アクセス

鉄道
・ JR西日本・京阪・Osaka Metro(地下鉄)(各線)京橋駅より北東へ約700m(徒歩で約9分)
・ 京阪(京阪本線)野江駅より南西へ約1km(徒歩で約13分)
・ Osaka Metro(谷町線)野江内代駅より南へ約1.2km(徒歩で約15分)
・ Osaka Metro(長堀鶴見緑地線・今里筋線)蒲生四丁目駅より西へ約900m(徒歩で約11分)

象徴

創立100周年記念事業として新しい校舎が完成し、食堂も新設されたが、それ以前は弁当を持参していた。
校歌
制服
制服は、男子が創立時からの金ボタン5個の黒学ラン(標準型学生服)。女子は紺色を基調としたボレロスタイルで、桂由美によるデザイン。

部活動

進学体制を整えたこともあり、クラブ活動は2004年度の高校3年生の引退を境に上限週3日となった。
さらに高校2年次での引退が制度化されてからは、いずれの部活動も競技力の維持・向上が難しい状況に置かれている。
体育会系
・ ホッケー部 - 以前は全国大会に頻繁に出場。現在は存在しない。
・ ラグビー部 - 学校に勤める外国人講師が、熱心に指導。毎年安定した成績を残しており、7人制、10人制では実績がある。
文化系
・ 放送部 - 10年連続で全国大会に出場。
・ かるた部 - 近年優秀な成績を残している。

学校施設

創立100周年として2014年(平成26年)に完成した校舎は、地上8階、地下1階で延べ約1万9,200平方m。1階から7階まで教室、8階に屋内体育館、地下1階にプールがある。校舎の屋根全面に太陽光パネルを搭載している。

中学18時まで、高校19時まで開放の「自習室」や、不登校の生徒に配慮した「学習室」を保健室の隣に設置している。

また、大阪府四條畷市に、テニスコートなど整備の「清滝グラウンド」(2万6,368m2、四條畷市清瀧1472-1)もある。

関連団体

・ 櫻友会 - 卒業生組織(同窓会)。読み方は「おうゆうかい」。

高校関係者一覧

政治
・ 井上英孝 - 日本維新の会の衆議院議員(学院高校卒)
経済
・ 清水信次 - ライフコーポレーション会長兼務CEO。「桜友会」名誉会長(語学校1943年卒)

芸能
・ 大迫純一 - 小説家、シナリオライター(学院高校1980年卒)
・ 林家笑丸 - 落語家(学院高校1992年卒)
スポーツ
・ 原田哲夫 - 京都府警察警察官。元剣道日本代表、第32回全日本剣道選手権大会優勝者(学院高校1968年卒)

関連文献


・ 開明高等学校『Kaimei High School 1998 学校案内』(1997年)
・ 創立90周年記念誌編集委員会『創立90周年記念誌 1914-2004』(2004年12月)

外部リンク


開明中学校・高等学校公式サイト


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