高校から入学の外部生でした。
大学進学で指定校推薦を考えていらっしゃるのでしたら、正直なかなか厳しいと思います。
ほとんどの場合、自分が指定校推薦で進学したいと希望する大学は希望者が多くなりますので、その中での争いになります。
外部生は、内部生は中学校3年生から一部高校の範囲を学習していますので、その進度に追いつくために入学前から入学後も
数学や古典などを補習として普段の勉強とは別に学習することになります。
普段の勉強は、内部生と同じクラス編成のため、先生も理解しているというスタンスで授業が進んでいくことになります。
また、テストも内部生には中学と同じような形式で出題されるため、その形式に慣れている慣れていないの差は考えているよりも大きいものとなります。
そのような状況の中でも成績を取っていかないといけないことになります。
また、成績だけではなく高校生活全般が全てが判断材料となりますので、クラブ活動やボランティア活動、習い事などの個人の成績なども加味されます。
これらのことを総合して考えると、外部生は内部生と比べて圧倒的に不利になります。
外部生は内部生よりと言われており、高校受験問題では外部生の方が優秀かもしれません。
しかし、大学受験で推薦を取ろうとするのであれば、高校入学時にすでに中学3年生から高校の勉強を進めている人たちとこれからスタートの人たちでは大きな差があります。
補習はありますが、親切に懇切丁寧でこの差を埋めるというものではなく、この差を埋めるには、教科によっては自分自身の努力だけではなかなか難しく、塾や個別塾、予備校にお世話になることになります。
実際に私もお世話になりました。
推薦ですが、私の学年では
英語が得意な帰国子女の外部生が推薦を取りましたが、学年上位は内部生ばかりでした。理系クラスであれば
数学が得意であれば推薦の可能性はあるかと思います。
また、推薦は成績だけで決まるものではありません。成績は条件の一つにすぎず、クラブ活動、ボランティア活動や個人の習い事の成績などが加味されますから想像以上に大変です。
評定平均値が自分より低いにもかかわらず推薦が貰え、自分は推薦が貰えずというようなことで、高校3年の2学期の始めにクラスの雰囲気が悪くなるというのは毎年言われていることです。
中高一貫校に途中から外部生として入学するのですから入学して色々と不利であるということを認識された上で検討された方がいいかと思います。
ここ最近の入学生の話ですが、少なくても
英語科においては一学期の最初のテストから学力上位者はほぼ外部生です。その年の
英語科の外部生比率は二分の一程度だったようです。入学後に点数を学校で確かめたところ専願で
英語科にギリギリ入れたそうですが、初回の定期テストの成績はほぼ真ん中だったそうです。普通科はもっと外部生比率が少ないと思われます。もちろん土曜の補習などはありますが、特に併願で入学する外部生は公立トップ高の併願者なので元々かなり優秀なので対応できるようです。伝統のお嬢様校でありながら校風により「責任ある自由」を与えられている珍しい学校です。強要されることが何もないので、自ら選択し行動を起こさなければそれまでになります。英検でさえ「
英語科は準一級まで目安だから自分でスケジュール考えて取ってね〜」と言われるだけの様です。あのレベルの高校でなくても強制で受けてる学校は沢山あります。推薦に関しては、確かに内部生が有利のようです(部活とか奉仕の貢献度とかでしょうか?)、それは成績だけでの判断だからではない様です。その部分は自分の努力でカバーするしかないと思います。夏の語学研修も内部生の申込みが早いので、外部生は希望してもニュージーランドしか実質行けないとか、どうしようもない差は確かにあります。仕方ないです。ちなみに推薦枠はかなり沢山ありますが、ほぼ普通科です。
英語科、理系には枠はほぼないようです。自分の意見をもち前をむける子であれば最良の学校です。ちなみにその子の印象では、理系クラス「めちゃめちゃかしこい(少しノリが悪い)」
英語クラス「やるときやる(のりがよい)」普通科「さわがしい(ノリノリすぎる)」みたいです。