高校入試の
偏差値が50ということは、高校進学者全員の中で真ん中の学力レベルということ。
大学進学者は概ね
偏差値50以上の高校の生徒達。
(
偏差値50未満の高校からは就職や専門学校に進む人が大半)
ということは、
偏差値50の高校の生徒は大学進学希望者のなかで底辺にいると言うことです。
大学入試における
偏差値は、
偏差値50以上の高校、かつ大学進学希望者の中での
偏差値なので、ほぼ全員が対象の高校入試の
偏差値とはまったく異なる。
高校が
偏差値50だから、そこでそこそこ頑張ってれば
偏差値50の大学に合格できると思ったら大間違いです。
高校の進学実績をみるとそこそこの
偏差値の大学へも進学していたりしますが、それらはほぼ
指定校推薦だったりしますから、一般入試を受けての合格とは異なります。
そういう高校の場合は、私立大はそこそこのレベルの大学に進学(実は推薦)しているのに、国公立大への進学か皆無だったりします。
何故なら、国公立大は推薦はあっても公募推薦であり、私立大の
指定校推薦のように高校から推薦を貰えれば受かるというのとはことなり、基本的に5教科7科目等のセンター試験を受け学力での競争に勝たなくてはならないからです。
一般入試にもなれば、センター試験はもちろんのこと、より高度な二次試験もあって私大入試とは比較にならない負担となり、広い範囲で且つより高い学力が
必要で難易度が跳ね上がるからです。
一概には言えませんが、一般的には高校の
偏差値から
文系なら−5、理系なら−10した
偏差値の大学がその高校からの進学先大学のボリュームゾーンと言われます。
高校
偏差値が50なら、文系なら
偏差値45、理系なら
偏差値40の大学・学部となります。
長々と書きましたが、結論としては国公立大はかなり厳しいと思います。