英検利用しない点数で合格者平均を上回っているなら安心して
過去問間違いを見返したり、おやつでも食べながら理科社会を見直したりして早寝して。
英検利用して合格者平均だったら……死ぬ気で理科社会の暗記量を増やして!!
まず
過去問の意義からわかっていないと理解しにくいと思いますので、そこから行きますね。
過去問は、例年似たような実力の子が茨木高校を受験すると言う前提で過去における合格者の中で自分がどれくらいに位置するか知る事で現在の自分の位置を確認するものです。
「もし当時自分が受験していたら合格したか」を調べるものではありません、
過去の入試では過去になればなるほど英検利用者比率が少なく、しかも英検8割保証だった人でも実際の点数は40点などと言うケースが多かったため、真の学力が英検によって撹乱されていました。例えば英検利用8割保証の人が実際40点で合格、英検なしで実際60点で
不合格など。
2級の方がc問題よりもずっと簡単だと言われていたのです。
一方今は英検利用者がほぼ100%です。当時の
過去問に受験生全員
英語8割を当てはめてみたら、ボーダーはどうなると思いますか?もっと高くなると思いませんか?つまり、今の受験生が
過去問を解いて英検を利用した点数で過去のボーダーと比べると現在の立ち位置としては、不確定要素が高くなり、ボーダーを少し超えたくらいでは
不合格になってしまう可能性が高くなります。従って、英検を利用しない点数で
過去問のボーダー点と比べるならば合否を占っても判定を厳しくしている分間違いがないだろう…と言う訳です。
次に利用していたら死ぬ気で理科社会…についてですが
英検利用で
過去問がボーダーより上でも現在英検100%近いため、仮に当時100%利用だとすると今知られているボーダーの数字が全く役立たなくなります。つまり、合格点に達しない可能性がグッと増える。
しかし明日が入試でもうどうしようもないので、せめて暗記ものの確認や細かいところまで覚えるくらいしかできないけれども、やっておこう
と言う意味になります。
過去問の意義の取り違えから悲劇が起こりうるのです。
中学生さんはまだ2年生なのでしょうから今なら満遍なく勉強してOKです。
最後に英検の意味について
英検利用者があまりにも有利になってしまうため2021、2022と次第にc問題が英検2級持っていたら8割は取れるように問題が簡単になってきました。(以前は英検ありでも4割得点しかできないなどはざら)
この傾向が続けば2級はあってもなくてもどうでもいいでしょう。
しかし、それでなくても緊張しがちな入試当日に確実に8割取れていると言う現実は心強いと思います。逆にみんな8割保証されているのに、自分はミスが許されない…と思ったら、余計緊張して失敗してしまうかも知れないと思いませんか?鋼のメンタルに自信がある人以外は2級を取っておいた方が無難かと思います。