気が向いたときに少しずつ述べていくので悪しからずご了承ください。
国語まず読解の基本が身に付いているか、文章を自分の好きなように読んで勝手に筆者の考え·登場人物の心情を妄想していないか注意。もし中受の勉強しているなら読解についても学んでいるかもしれませんが、もしまだなら以下の参考書が評価が高いです。
国語の読解は「答え探しの技」で勝つ!
田村のやさしく語る現代文
読解の基礎が身に付いたら、あとはとにかく問題演習。ただ灘の入試問題文はそこまで抽象度は高くなく語彙·表現も平易です。問題演習に選ぶ題材は抽象度が高かったり語彙が難しすぎるものは避けてもよいかと。この場で説明するのは難しいので実際に
過去問をみて問題文に触れてみて下さい。
灘の
国語はほとんどが記述式です。問題演習時は必ず実際に書いてみて下さい。頭の中だけでこんな感じだろうと思うだけだと内容把握はできても記述力は全くつきません。おそらく本番ではびっくりするほどまとまらなくて愕然とします。記述の自己採点は難しい(できれば指導者に採点してもらいたいところ)ですが、解説を吟味しながら自分の解答は適切か考えるのもまあいい修行になるかもしれません。例え正解でも、正しい道筋で答えにたどり着けたかしっかり見直して下さい。このあたりは
数学と通ずるものがあります。
さて、演習に使う問題集ですが、出口のレベル別問題集あたりが使いやすいかと思います。あるいは公立高校入試
過去問。そのあたりの問題文がまあまあ短時間で読み下せるようなら最高水準問題集や灘の
過去問に挑戦です。これらの問題集の問題文は良質な文章ばかりなので問題演習が終わった後にもう一度じっくり読んでみてもよいでしょう。単に入試を突破する力が付くばかりでなく教養が深まり、ものの考え方の幅が広がると思います。
国語の勉強は時間がかかるので今日からでもコツコツ始めるのをオススメします。なんなら有名中学の入試問題をやるのもよいと思います。ただ難関中学の問題文みると大人でも読み下すのに時間を必要とする質·量で驚くかもしれませんが。それをできるようにするのが
国語の勉強の中心といえます。
蛇足ですが、学校の定期テストで高得点取りたい場合は学校で配布される教科書ワークの模範解答を丸暗記して下さい。
国語の勉強としてはとてもつまらないですがそれが確実です。
英語まずは
英語プログラム学習シリーズ。中1レベルからあり、初学者でも独学しやすいと思います。
単語帳はくもんの
英単語1500がおすすめ。ターゲットよりも使いやすいかと。
英語プログラム学習シリーズを終えたら、くもんの中学英文読解で英文法→長文の橋渡しをする。おそらくこのあたりで公立入試問題レベルもある程度解ける基礎が出来ていると思うので、高校入試合格BON!、中学
英語レベル別問題集1などで基礎力の充実をはかります。
高校レベルの文法を身に付けるには、東進ブックス「大岩のいちばんはじめの英文法」超基礎文法編がよいです。これは大学受験用ですが、中学生でも読みやすいです。既習の文法も簡単に復習できます。
ここまでくればおおよそ難関私学の問題を解くための基礎が出来てきていると思うので、段階別になっている問題集を使って演習していくとよいです。中学
英語レベル別問題集2〜3、難関突破精選問題集、最高水準問題集あたりがクオリティ高いです。英作文の参考書は、これも大学受験用になりますが、ドラゴン·イングリッシュ基本英文100があります。今は文庫版があるので持ち運びしやすいです。このあたりの問題集の学習が進んでくれば灘の問題もある程度なんとかなると思います。
ここであげた問題集を全部やらなくてもいいと思いますが、文法はともかく長文問題はやれるだけやった方がいいです。もちろん数ばかり重視して間違い直しが雑にならないように。特にまだ長文やりはじめの頃は。
また長文演習時は最初のうちは3〜4回じっくり読んでもわからなければすぐ和訳を見てもよいです。慣れない内はいくら考えても主語がどれか、形容詞や副詞がどこにかかるか見抜くのは難しいです。ただし見直しはしっかりやって下さい。
数学中学に上がるまでは、計算、整数、場合の数、図形をしっかりやって下さい。文章題や特殊算は方程式やるまではそんなにやらなくてもよいです。現状は灘中入試にも通用するようなハイレベルな問題集には手を出さなくてよいです。(非サピ?)
偏差値50で算数もそれぐらいと仮定すると、問題集のレベルとしては、栗田哲也先生のスピードアップ算数あたりがよいでしょうか。もうワンランク上ですと定番ともいえる中学への算数ステップアップ演習があります。
今年度いっぱいの目標としては、
偏差値の割に基礎レベルの出題が多い神奈川の浅野中学の入試問題で5割ほどの正答率、解けない問題でも解説を読めば理解できるレベルに持っていければ順調だと思います。
中学の授業が始まったら、並行して教科書ワーク→高校への
数学レベルアップ演習or高校入試合格BON!で基礎固め。しばらくは正負の数や文字式など代数分野の学習なので、図形の演習は土日などで先ほど紹介した問題集で予習しつつ問題を解くか、中学受験用の問題集で消化しきれていないところをやるといいでしょう。
公立入試レベルの問題集がこなせるようになれば、高校への
数学Highスタンダード演習に移りましょう。レベルアップ演習と同じく単元別になっており、レベル的に重なる部分も多いので、問題集を変えたときにそこまで隔絶した感じはないでしょう。
数学が難しい灘ですが、この問題集が8割がたできればたぶん
数学で落ちることはありません。(とはいえ高得点は難しいですが)難度ランクでいえばCはなかなか解けずともBがしっかり出来るようになるのが第一です。(ちなみにBでも公立入試だと正答率が数%になることがあります)
灘の
数学でもコンスタントに7割は確保したいというならやはり高校への
数学 日日のハイレベル演習に挑む必要があります。これは単元別ではなくおよそ難度順になっています。中3の6月から大晦日まで毎日1題やる形で組まれていますが、8月あたりから難度が一変、ほぼC難度です。10月以降はさらに難しくなり難度Dもあります。他の科目の勉強もあると思うので
数学がよほど得意でなければ深入りするのはよくないかもしれません。
高校への
数学Highスタンダード演習の学習が進んできたら灘の
過去問をやってみるといいと思います。例年の合格者平均は得点率6〜7割。まずは4割解けるのを目標に。
<補足>
英語は現在英検三級を保持しています。前回準二級を受けて落ちましたがそのレベルです。
理科
生物分野は暗記にならざるを得ませんが、物理·化学·地学分野は思考力と計算でいけます。ただし小問が多いのでテキパキやれるように問題演習はしっかりと。本番では生物以外の大問は最後の小問2題は後回しにするのも戦略のひとつです。
教科書ワーク→公立入試用問題集という流れは他の科目と同じです。適宜、図でわかる中学理科(未来を切り開く学力シリーズ)を使ってもよいでしょう。
ただ、灘の物理·化学に太刀打ちするにはここからA 級中学理科問題集 物理(or化学)の演習が必要でしょう。電流の直列回路が難しい上、毎年出題されるのでここを捨てるわけにはいきません。A級理科だけでは理解が難しい場合、これも大学受験用になりますが、橋元のはじめからていねいに(物理)電磁気編が分かりやすいです。灘入試に必要なのはほんの数ページ(例題1題)ですが。もちろんコンデンサーの入った回路はやらなくてよいです。
その後は最高水準問題集などをやれば灘の
過去問とも戦えるはずです。
数学と違って原理原則をしっかり理解できれば全く手が出ないことは少ないです。あとは計算力、時間との戦いです。
補足読みました。私の提案は未習·独学が前提なので、だいぶアドバンテージがあると思います。英検は良問揃いなので、このままより上級目指して進んでよいと思います。灘の長文はおよそ準1級と同等の質だと思うので、とりあえずの目標は準1級でよいです。TOEICは入試と毛色が違うので大学に入学してからでいいでしょう。
長文読解に限界を感じたら、単語力不足か英文解釈技術の不足のどちらか分析しましょう。英検3級なら大学受験用の参考書に手を出してもよいと思うので、もし英文解釈技術の不足なら、桐原書店の英文解釈の技術シリーズが読みやすいかと思います。入門、基礎、標準と3種類あります。入門はかなり易しくなっているので、実力に合わせて選べばよいでしょう。
文法系はドラゴンイングリッシュの必修英文法100(文庫版あり)もよくまとまっていてかゆいところに手が届く印象があります。初学者には勧めづらかったのですが、一度文法を習ったあとなら得るものも多いでしょう。文法や熟語の網羅系なら桐原書店のネクステージが個人的に使いやすかったです。
英単語は速読
英単語を終えてからは特に使ってはおらず、長文やりながら覚えていました。語源でわかる
英単語というサイトがフォローとして個人的に重宝しました。
以上です。
ありがとうございます!!これを参考にして灘高校を目指します。