過去数年の実績であれば、あなたの内申点は合格圏です。
しかしながら・・・です。
定員が減る事については想定しておられて心配しているようですが、それ以上に注目して欲しいのは、上位3校のうち
長田高校と兵庫高校の志願状況です。
(過去の例からいっても、神戸高校を志望している生徒の次点志望校は兵庫高校か御影高校が多く、立地的に星陵高校が次点となることは少ないです。)
今年の
長田高校と兵庫高校を合計した志願者数を過去の実績と比較しますと・・・
昨年(令和2年度)との比較では、9月時点で+43人、11月には更に増えてしまって+76人です。
一昨年(令和元年度)との比較では、9月時点で+44人、11月時点は+13人
最近2年の9月の数値(+43人と+44人)はまるで星陵高校の定員減が丸々この2校に流れたようにも見えますね。
もっと酷いのは、平成29年度との比較で、9月時点+101人、11月時点+95人と、とにかく上位2校の志願者が多いのが今年の特徴です。
最も差が少ない平成30年度であっても、9月は唯一マイナスの23人減ですが、9月よりも現実的で大事な11月の実績は+17人で、どの年度と比較しても厳しい状況であると言わざるを得ません。
理由は色々考えられます。内申点は絶対評価で今年度は全体的に高い。
模試の成績が(点数の上では)全体的に取れている等々・・・(この場合、
偏差値は伸びず、合否判定には影響は出ませんが・・・)
でも、最終的には定員が決まっているので、定員を超えた分は必ず溢れてきますので、それが受験者数で調整されるのか併願で流れてくるかの違いだということになります。
また、昨年からは須磨学園が3類理数科の定員を40名から80名に増やして、昨年は3類理数科だけでも529人に合格通知を出していますので、この合格を背景に強気(チャレンジ)で来る生徒がおり、星陵はその影響を最も受ける高校であることも見ておかなければなりません。(対象の方には失礼ですが、須磨学園の3類理数科(合格者数約530人)に、北須磨や夢野を受験される生徒さんが合格する確率と、長田・兵庫の受験生(昨年度実績約680人)が合格する確率を考えてもらえれば分かると思いますが、須磨学園の3類理数科の定員増の恩恵を受けるのはこれら数字から言っても主に上位3校で、その煽りを受けるのは星陵なのです。)
そして、須磨学園への進学を選択肢とできる生徒さんの場合は、(・・・と言いますか、私立高校も高校無償化の対象になりましたので、経済的な理由で私立進学を断念することは無くなりました。)先生が反対しても長田・兵庫で押し通し、更には内申点が厳しい長田受験生や第1志望が兵庫の生徒であっても、第2志望を星陵としてくる生徒もいるのだと思います。
色々と理由を書きましたが、あらゆる要素で今年の星陵は非常に厳しいです。
1.定員が減ったこと。
2.長田、兵庫の志願者数が過去と比べて多く、高止まりであること。
3.須磨学園の3類理数科の定員が増えたこと。
厳しいことを言ってますし、不安を煽ってしまったかもしれませんが、ボーダーを見てたらダメです!
これから更に長田・兵庫から溢れてくる訳ですから、星陵を断念せざるを得なくなるのは、このボーダーで滑り込みたいと考えているゾーンです。
余裕で星陵、あわよくば兵庫くらいの学力がつけられなければ星陵を維持することすらできません。幸い内申点はそこそこ取れているのですから、合格を確実なものにしましょう!
まだ、時間はありますよね。何をしますか?