同一中学からの複数推薦はありますし、複数の合格もあります。心配ご無用。推薦基準を満たしていれば、推薦はしてもらえるものと思います。体験入学会の機会があるので、参加すれば、詳しい資料がもらえますよ。
推薦基準については、中学校により多少の違いはあるかもしれませんが、大きくは違わないはずです。
まず、国数理社英の主要5教科に関しては、テスト類の点数のほかに、授業態度・提出物・出席状況などが対象とされます。テストの点数が良いにこしたことはありませんが、授業中の集中力が散漫であったり、提出物(宿題など)の期限が守られていないことがたびたびあるようでは問題です。
また、普段から先生に対する言葉遣いが、友達に話しかけるような口調になっていないかどうか、これも当然の社会常識として問われます。
次に、音楽、技家・保体・美術の実技4教科では、テスト類よりも授業態度・提出物・出席状況・実技の評価が重視されます。
これらを総合的に判断して、推薦すべき生徒であるかどうかが決定されるわけです。推薦とは、中学校が自信を持って生徒を送り出す行為ですから、中学校としても慎重にならざるをえないのです。
こうした判断を経て、県下各地の中学校から明石高校美術科に推薦入学の願書が集まってくるわけです。願書は高校に到着すると、当然ながら内申点の高い順番に並べ替えられます。次に、その生徒の中学校生活における活動状況がチェックされることになります。
部活動において表彰されるなどの目覚ましい活躍があるかどうか、
生徒会活動において役員への立候補など、他の生徒の模範たるべき積極性が見られるかどうかなど。
また、自身が目指す美術分野において、特筆すべきことがあるかどうかも参考にされます。まもなく夏休みです。応募できそうなポスターコンクールなどがあれば、とことん応募してみることです。これはなかなか根気のいることですが、将来美術界に進みたいという目標があるなら、ここで努力を惜しんではいけません。なにか受賞できれば、高校へのPRのひとつにはなります。
高校にとって、一番欲しいのは勉学優秀で、かつ、絵の素質がある生徒です。しかし、現実にはそんな生徒ばかりではありませんので、悲観する必要はないと思います。
現段階ではっきりさせておくべきは、明石高校美術科に進みたいという、あなたの意思です。ここがブレてはいけません。そして、あくまでも美術の世界に進みたいということが目標であるので、明石高校美術科に入学することが目標になってはいけません。ここのところは
面接でも聞かれる重要なポイントです。
この掲示板のキーワードに「美術科」というのがあります。ここをクリックして過去の投稿内容も十分に確認してください。違うペンネームで投稿した私の投稿文もいくつかあります。他にも在校生や卒業生、保護者の方々など、いろんな投稿がありますので、どうぞご参考になさってください。
また、体験入学会や在校生の美術展などにも参加して、ご自身が合格した姿をイメージしてみてください。追加で質問があれば、知りうる限りのことはお答えします。