明石市は学力均等方式という総合選抜制度を2007年入試まで採用していました。学割均等方式とは、受験者の希望は取りつつも、合格者を各得点層ごとに6校に均等に分配し、いわゆる明石6校の平均点やボーダーが一律となるよう調整を加える方法です。明石北、明石城西は難関の理数コース(現・自然科学科)、
英語コースをそれぞれ昭和末期から保有していたこともあり、当時から高得点層から人気が高かったと言われています(とはいえボーダーは明石学区6校全て等しく、オール3もあれば十分と言われていた記憶です)。とはいえ明石北のトップ層は当時から極めてレベルが高く、2005年には京都大学8名合格を達成し、今でもこの数字は破られていません。
大きな改革があったのが2008年。この年から現在の複数志願制度が導入され、明石北がいわゆる学区トップ校となった初年度にも当たります。複数志願初年度の学生が卒業した2011年ごろから急激に進学実績が向上し、2014年には神戸大学21名、2015年には大阪大学15名など輝かしい実績を挙げます。とはいえ明石学区限定(自然科学、神戸市自由学区は除く)の募集であったためボーダーは今より低い年もあったようです。2015年入試から加印、北播学区と統合され、現在にいたります。