どのような大学の指定校推薦枠があるかは、先生に聞けば教えてもらえますよ。
ただ、先生も急に聞かれても詳細は分からないので「進路指導室で自分で調べて」と言われるかもしれませんが。
指定校推薦で進学すると、大学の4年間成績の追跡調査をされ続けます。
もしも成績や素行が悪ければ、指定校推薦枠が取り消され、高校の後輩に迷惑がかかるというリスクがあります。
今年の受験シーズンの週刊誌に、推薦入試の是非についての記事が掲載されていました。
推薦・AO入試で入学した学生は、大学での成績が悪い傾向がある、就職活動において企業から歓迎されないという内容でした。
就職活動時の
面接で、ひと言ふた言会話を会話を交わせば、
面接官には、その学生が一般入試組か推薦・AO組か分かるそうなのです。
また、推薦・AO組は、大学名から期待される能力と本人の頭に差があり、企業から見てがっかりすることが多いのだそうです。
その為、一橋大学や九州大学はAO入試を廃止しました。
また、国の方針で今後、指定校推薦枠は減らされていくそうです。
現在、大学生のうち推薦方式で入学した人たちの割合は4割にものぼるのですが、こんな状態を続けていては日本人が愚民化してしまうからです。
公募制推薦入試は「秋に行われる一般入試」だとイメージしてください。出願資格に「評定平均○点以上」とありますが、公募制推薦入試を行う大学は中堅〜下位レベルの所がほとんどですので、ハードルは高くありません。だいたい評定平均3.5以上を指定している大学が多く、受験希望者のほとんどが受験できます。
私個人としては、公募制推薦入試を受ける暇があるなら、センター試験の勉強をした方がお得だと思います。
センター試験は国公立大学受験の第一段階なわけですが、センターの得点のみで出願できる私立大学がたくさん有り、オイシイのです。
二次試験を課す所でも
面接のみ、
小論文のみだったりで、負担が軽いです。
関関同立もこの制度に参加しています。
(ただし、慶應大学は来年からのセンター不参加を表明しました。)
各大学・学部により、必要な受験科目は異なりますのでHPで事前に確認しておいてください。
一般入試しか実施しない大学でも、評定平均値を点数化する所もありますので、どこの大学を受けることになっても慌てないように、定期テスト、宿題・課題の提出は手を抜かないことが賢明です。
また、上で「指定校推薦枠が減る方針〜」と述べましたが、医学部だけは別です。
医学部は多浪生を嫌い(全部ではありませんが)、一定数は推薦で現役生を合格させる傾向があります。