POLICY
松江工業高等専門学校 本科 アドミッション・ポリシー(入学者の受入に関する方針)
本校では、教育目標に掲げている「学ぶ姿勢」、「創る意欲」、「挑戦する意志」を持った「エンジニア」の養成を目指しています。その目標を達成するための資質を備えた次のような学生の入学を期待しています。
(1)ものづくりに興味がある人
(2)数学や理科に興味がある人
(3)こつこつと物事に取り組める人
(4)人の話がきちんと聞ける人
(5)自分から行動を起こせる人
(6)自分の意見がきちんと言える人
中学校若しくは中学校に相当する学校に在籍する生徒で、次の(1)から(3)のすべてに該当し、学校長から推薦された者を対象とし、推薦書、調査書の評価及び面接等を行い、その結果を総合的に判断します。
(1)人物が優れていると認められること
(2)将来エンジニア(技術者)になろうという意志が強く、その適性を備えていると認められること
(3)在学する学校で本校が指定する一定以上の成績を収めていること
本校が求める資質と基礎学力を有した学生を選抜するため、調査書の評価及び学力検査を行い、その結果を総合的に判断します。
中学生の皆さんへ(アドミッション・ポリシーを踏まえた中学生の皆さんへのメッセージをPDFで掲載しています。推薦選抜・学力選抜の出願にあたって参考としてください。)
?. 編入学選抜
高等学校を卒業した者、又は選抜試験を実施する年度の3月に高等学校を卒業見込みの者、若しくは高等学校卒業者と同等以上の学力があると認められた者を対象とし、面接及び学力検査等を行い、志望する学科の学習に必要な学力、意欲及び適性のある学生を選抜します。
松江工業高等専門学校 専攻科 アドミッション・ポリシー(入学者の受入に関する方針)
科学技術の高度化が進む中、産業界における技術革新と国際化に対応するために、本校専攻科では、「創造性と実践的技術力を兼ね備えた国際的エンジニア」を教育理念として定め、研究開発能力、専門知識、職業倫理、国際性を身につけることを目指しています。その目標を達成するための資質を備えた、「基礎学習能力があり、専門的技術開発に意欲を有する」学生の入学を期待しています。
次の各号に該当し、専門的技術開発への意欲がある者で、在学高等専門学校長(本校の場合は所属する学科の学科長)の推薦を受けた者を面接、学力検査等によって選抜します。
(1)選抜試験の実施年度の3月に高等専門学校を卒業見込みの者
(2)学業成績及び人物が優れていると認められる者
(3)本校に合格した場合、確実に入学する意思がある者
高等専門学校、短期大学、専修学校に相当する学校を卒業した者、またはそれらの学校で選抜試験を実施する年度の3月に卒業見込みの者、その他高等専門学校を卒業した者と同等以上の学力があると専攻科が認めた者に対して、面接、学力検査等を行って選抜を行います。
出願時に社会人の経験を1年以上有する者で、高等専門学校、短期大学、専修学校に相当する学校を卒業した者、またはそれらの学校で選抜試験を実施する年度の3月に卒業見込みの者、その他高等専門学校を卒業した者と同等以上の学力があると専攻科が認めた者に対して、面接、学力検査等を行って選抜を行います。
技術的な作品や取り組み、あるいは技術的な開発経験を有する者で、高等専門学校、短期大学、専修学校に相当する学校を卒業した者、またはそれらの学校で選抜試験を実施する年度の3月に卒業見込みの者、その他高等専門学校を卒業した者と同等以上の学力があると専攻科が認めた者に対して、面接、学力検査等を行って選抜を行います。
松江工業高等専門学校 本科 ディプロマ・ポリシー(卒業の認定に関する方針)
本校では、以下に示す能力・知識を身につけ、学則で定める修業年限以上在籍し、所定の単位を修得した学生に対して卒業を認定します。なお、下記に定めるすべての能力・知識をDP能力、それぞれの能力・知識につけられた番号(記号及び数字)をDP番号とします。
G1.日本語による記述・読解・会話の基礎能力がある。
G2.歴史・文化・社会に関する基礎知識がある。
G3.外国語による記述・読解・会話の基礎能力がある。
G4.自然科学に関する基礎知識がある。
G5.健全な心身を維持増進するための健康・安全に関する基礎知識と実践能力がある。
G6.情報機器やコンピュータネットワークを安全に活用するための基礎能力がある。
G7.環境保全や技術の進化に貢献するための基礎知識がある。
M1.機械工学に関する基礎知識がある。
M2.機械工学に関する機器を取扱い、データを収集・解析・考察するための基礎能力がある。
M3.機械システムをデザインするための基礎能力がある。
E1.電気・電子、情報工学に関する基礎知識がある。
E2.電気・電子、情報工学に関する機器を取扱い、データを収集・解析・考察するための基礎能力がある。
E3.電気情報システムをデザインするための基礎能力がある。
D1.電気・電子分野、機械分野、情報分野の基礎知識がある。
D2.電子制御工学に関する機器を取扱い、データを収集・解析・考察するための基礎能力がある。
D3.電子制御システムをデザインするための基礎能力がある。
J1.情報工学(ハードウェア、ソフトウェア、ネットワーク)に関する基礎知識がある。
J2.情報工学に関する機器を取扱い、データを収集・解析・考察するための基礎能力がある。
J3.情報システムをデザインするための基礎能力がある。
C1.環境工学、建設工学に関する基礎知識がある。
C2.環境工学、建設工学に関する機器を取扱い、データを収集・解析・考察するための基礎能力がある。
C3.環境・建設システムをデザインするための基礎能力がある。
松江工業高等専門学校 専攻科 ディプロマ・ポリシー(修了の認定に関する方針)
専攻科では、以下に示す能力・知識を身につけ、学則で定める修業年限以上在籍し、所定の単位を修得した学生に対して修了を認定します。なお、下記に定めるすべての能力・知識をDP能力、それぞれの能力・知識につけられた記号(P、S)及び数字をDP番号とします。
P1.機械工学、環境・建設工学いずれかの分野を基礎として、他の分野を融合した境界領域の知識がある。
P2.技術者としての企画、提案、解決能力がある。
P3.技術者としてのコミュニケーション能力、倫理観、社会知識がある。
S1.電気・電子工学、制御工学、情報工学いずれかの分野を基礎として、他の分野を融合した境界領域の知識がある。
S2.技術者としての企画、提案、解決能力がある。
S3.技術者としてのコミュニケーション能力、倫理観、社会知識がある。
松江工業高等専門学校 本科 カリキュラム・ポリシー(教育課程の編成及び実施に関する方針)
本校では、DP能力を身につけるため、次のような編成方針、実施方針、成績評価基準に基づいた教育を行います。
(a)中学卒業後という早い段階から専門課程の教育を実施する。このため、理論的な基礎とともに低学年から実験・実習を重視した実践的技術教育を実施する。
(b)幅広い教養と総合的な判断力を涵養するために、一般教養を含めた体系的な教育課程を編成する。
(c)教育課程の編成にあたり、適切な学年での科目配置やレベルを検討し、学年を超えた科目間連携にも配慮した授業内容や授業計画を設計する。
(d)DP能力を深化させるために、卒業研究など総合的な能力を駆使する科目を実施する。
(a)DP能力が教育課程の中でどのように反映されているのかをシラバス、科目系統表等によって学生に明示し、学生が履修計画を立てやすいように配慮する。
(b)各科目で到達目標をシラバス上で明確にし、学生が到達すべきレベルを明らかにする。
(c)各科目の授業で学生の能動的な参加を促す工夫を行い、予習・復習など授業時間以外の時間を含めた「学び」を実践させる。
?本校では、授業科目の成績評価は各科目のシラバスに基づき以下の方法で行います。
(a)成績評価は、定期試験の成績、小テスト、レポート等の提出物、履修状況1などを総合して実施する。なお、実験実習、演習等の科目では定期試験を実施せず、履修状況2や提出物等により評価することがある。
(b)原級留置となった場合、前年度までに履修した科目の単位を認定する。
(c)1〜3年生までは50点以上の成績をもって単位を認定する。4年生以上にあっては、60点以上の成績を持って単位を認定する。
(d)特別学修として認められた資格を取得した場合、及び放送大学等他大学、高専で開設された授業科目の単位を修得した場合、本校の単位として認定することがある。
(e)成績評価の客観的な指標として、科目の単位数で重み付けを行った平均点を算出しクラス内での席次を決定する。
(f)成績の評語は次表とする。
松江工業高等専門学校 専攻科 カリキュラム・ポリシー(教育課程の編成及び実施に関する方針)
専攻科では、「ディプロマ・ポリシー」に定めた能力を身につけるため、つぎのような編成方針、実施方針、成績評価基準に基づいた教育を行います。
(a)研究や演習・実習等において、ものづくりや本科の科目と連携した科目を配置し、本科で得た知見を応用し研究・開発能力を涵養する教育課程を編成する。
(b)教育課程の編成にあたり、学科を超えた科目間連携にも配慮した授業内容や授業計画を設計する。
(c)ディプロマ・ポリシーに定めた能力を深化させるために、先進的なエンジニアリングデザイン教育を取り入れ総合的な能力を駆使する科目を実施する。
(a)ディプロマ・ポリシーに定めた能力が教育課程の中でどうように反映されているのかをシラバス、科目間連携図等によって学生 に明示し、学生が履修計画を立てやすいように配慮する。
(b)各科目で評価基準をシラバス上で明確にし、学生が到達すべきレベルを明らかにする。
(d)成績評価を各科目でシラバスに明記した評価基準に沿って公正に行い、その成績評価に用いた成績資料の80%を保管する。また、その正当性を教員の相互チェックにより確認する。さらに、機関別認証評価などの第三者評価によって客観的に評価を実施する。
専攻科では、成績評価は各科目のシラバスに沿った方法で行います。
(a)成績評価は、定期試験の成績、小テスト、レポート等の提出物、履修状況3などを総合して実施する。
(b)実験実習、演習等の科目では定期試験を実施せず、履修状況4や提出物等により評価することがある。
(c)60点以上の成績をもって単位を認定する。??
(d)成績評価の客観的な指標として、科目の単位数で重み付けを行った平均点を算出しクラス内での席次を決定する。
(e)成績の評語は次表とする。