まず基礎の積み重ねが大事です。教科書の章末問題や問題集の頻出
例題を確実に解けるように頑張って下さい。
部活は引退直前まで精一杯やり抜いて下さい。
学校の成績について、成績上位層に食い込むことには、ある意味があります。一般に、この集団は
模試での
偏差値上昇率が高いとされています(3年春
模試から秋
模試にかけて
偏差値が上昇する。本番でも相応以上の実力を発揮する)。
3年生の
模試は重要です。ここでの判定は、自身の客観的な実力を表すことでしょう。センター後の志望校選択にも使われうるので、本物の入試だと思って挑んで下さい。もし
偏差値が下降しても、前向きに結果を解釈して、粛々と机に向かって日々の演習をこなして下さい。
夏休みや秋の個別大学
模試の受験も勧めます。申し込み直前の
模試で、A〜C判定だった志望校の
模試を受けてみて下さい。大まかな傾向や採点基準が分かります。
部活引退後の勉強時間は、ベースとして毎日8時間[480分](授業を含む、体育・休憩除く)です。ご自身の健康と相談しながら加減してみて下さい。起床就寝時刻を一定に保ち、布団に潜る時間は7時間半(睡眠時間ではありません)、3度必ず食事をとり、2時間あたり15分の休憩入れる(休憩は勉強時間には加えない)と良いです。また、1日の始めに苦手科目・苦手単元に挑むと良いされる報告もあります。
1日の勉強時間が6時間(300分)を越えると限界効率(1時間当たりの効率)が下がり始めます。簡単に言えば、ある日の勉強時間が6時間を下回るとライバルが差を縮めてくるかもしれませんよ。
最後に、大学受験というのは、日本中の将来大物になりうる人々と共に挑戦し合うものです。例えば、過去の東大
模試の成績上位者には、日本や世界のリーダーとして活躍されている方が多いのです。大半の高校生が同じ土俵に立てるとは、なんと素晴らしい事でしょうか。諸君の努力に期待しています。