平成27年 普通1.73 理数1.18
平成28年 普通1.40 理数 0.93
有難うございます!
28年理数科定員割れしてたんですか...
今年度入学した理数コース1年生は定員割れをしていましたが、受験生全員が合格できてはなかったかと記憶しています。
定員割れ=全員合格=楽勝なんてことは絶対ありませんので、しっかり勉強をして合格できるだけの実力をつけましょう。
公立高校は別途、文部科学省通達に従っており、全国どこの高校でも「3」の下限、つまり総合平均で4割5分の理解度に達していない者は不合格とされます。また文部科学省の示すラインには6割というのもあり、各高校は例年の受験者の得点状況から、最低合格ラインを4割5分から6割の間で設定し、これを下回った者はたとえ定員割れになろうとも不合格とします。定員充足は別途、転入者試験などを実施してされます。今年、国泰寺高校は夏に転入者試験を実施しています。国泰寺高校は例年、激戦の高得点ですから、定員割れとなっても、総合平均で(調査書点をあわせて)6割ないと無理と考えて下さい。
また国泰寺高校は別途、各中学校に要求する資料数が毎年少なく、どうしても必要な「得点分布表」とその他少し(最低限のところで、これがないと、各中学校でばらつく5段階評定の平均化ができません)だけのため、厳密なところまで補正をかけてはいない=点数については調査書(内申書)はあてにしてはいないことから、当日勝負になると思って下さい。(他の調査書重視の公立高校では、指導計画書(何をどう教えたのか)評価基準書(どこをどう評価してこの評定としたのか)その他、詳細な書類の提出を求めます。)
ただし調査書の評定からは、別にややこしい点数補正をかけなくてもそのままで受検者の「人間性」と「適性」が見えてきます。これと中学校からの「得点分布表」と他、少しの資料を突き合わせれば、その中学校がどの程度、どのように荒れているのか、その影響がどの程度まで個々の受検者に及び、学習の阻害となっていたのか、場合によってはその受検者が学校荒らしの当事者であることまで見抜くことができます。ここの部分の開示はできませんが、例えば中学校でいじめをやった、学校の授業を無視し、塾で「学力だけ」つけてきたような輩は絶対に見抜かれ、どんなに高成績でも不合格になると思っておいてください。
定員割れでも、公立高校はどこも各学校の定めた最低点に達しないと合格できません。これはちゃんと文部科学省通達にあって、国泰寺高校の場合、総合点で6割はないと無理です。また内申書から「人間性」を見抜かれると、どんなに高得点でも合格しません。どんなに中学校の担任の先生がごまかしていいことばかり書いても、別途求めて中学校の校長に提出させる「全体資料」と突き合わせれば、矛盾点が出てわかるんです。
この頃多いのは、塾で「学力だけつけてくる」輩です。学校では授業無視、教員に暴言、いじめのボス、加担者などですが、いくら中学校の担任の先生、また校長が「必死になっていいことを書いて隠しても」、全てわかりますので、こういうのは片っ端から叩き落とされると思っておいて下さい。そしてこれ以上、詳しいことは書けませんが、例えばいじめられた子、家庭の事情などで苦労してきた子などは歓迎されると思っておいて下さい。
国泰寺高校は標榜している通り、入学後は人間性教育=いわゆる指導者教育をします。何だか軍隊の様な規律、ほぼ詰め込み、広く基礎学力をつけさせるのはそのためなのですが、歪んだ人間性、素質を持つ者に指導者教育をするとどういうことになるかはご承知の通りであり、このことからこの部分での選抜は非常に厳しくしています。
毎年かは不明ですが子供の時は1年生の学年主任の先生が卒業中学校に行かれて(かなり遠方の場合は電話で聞かれるそうです)担任の先生や部活の先生、該当の先生が出張等でお留守の時は校長先生に生徒の中学時代の様子を聞かれたそうです。
国泰寺から遠い中学校出身ですがたまたま下の子供の入学後4月か5月頃に主任の先生を中学校近くでお見かけしたので子供に確認させたら上の用事でとお答えがありました。
入学後、はるかぜ合宿や体育祭に向けての行進練習等お忙しいバタバタの最中にそのような事まで!と驚きましたが、安心して子供を任せられる学校だなとつくづく思いました。
子供から聞くだけですが国泰寺の先生は細やかでよく見てくださってるなという印象です。
わからないときには直接、中学校に出向いて校長、担任などから話を聞くことがあります。特に不登校やいじめ被害者であったと思われるお子さんの場合などです。また入学後、残念なことになったときにもあります。ただこれは国泰寺高校に限らず、公立高校ではどこでも同じです。
自分も新入生全員の出身校に挨拶にいく途中だと言ってる先生に電車で会ったことあります。
話すこともないので焦った記憶が。
あの全校回りですね…あれはちょっと違うんです。
広島県は文科省通達に従い「相対評価」をなくして(いわゆる
偏差値輪切りの全廃)内申書をオープン化、代わりに各県立高校は各中学校に学校情報の提出を求めるようにしたことからなんです。要するに、例えば各中学校は各中学校の5段階評価の根拠を各県立高校の求める形にして別途、提出しないといけない。けれども同じ県立高校でも中学校に訊きたいことは各高校それぞれに別ですから、結局、中学校は生徒ひとりひとりの希望=受験校に合わせてひとつひとつの作成になり、中学校側の作業量は莫大なもの、高校側も各中学校から提出されたデータをもとに「平均化」の作業が発生、これもまた莫大な作業量となりました。さらに国泰寺高校は県立、中学校は主に市立で、先生は県職と市職で全く別。ご協力感謝を兼ねて、意見伺い(自校からはどのくらいの質問までであったらあまり負担にならないかの意見聴取)で挨拶回りをしているというわけです。
まあ、内申書開示裁判で行政側が敗訴したこと、またこうすれば一部のところ、具体的には定員割れを起こしたときの合格最低点や、人物評価の方法など、個人の利益にかかわる、かかわりかねないところを除いて高校入試の全体を公開できる、さらに何と言っても細かな個人別評価を徹底できる利点があることから、広島県は全体として国の方針通りにしているわけですが、中学校、高校ともに負担が大きくなり、作業担当者数が増えた、結果、かかる費用=税金も大きくなったでまた別の問題発生です。このことから別の行政体、例えば大阪市などは通達に従わずに(通達は命令ではありませんから、従わなくてもよい。)今も相対評価のままとしていたりもします。
「内申書なし」=当日試験のみにしてしまえば一挙解決なのですが、内申書廃止について国民は「NO」ですし、増税もまた「NO」、ならば全中学校で「統一定期試験」とすればどうかなどという意見も今、出てきていますが、これはそもそも憲法違反の乱暴な意見(前提として、例えば「国定教科書制度」としないと不公平になる。そんなことは絶対にできない。)で、どこまでも難しい話なんですね…。
まあでも根本はこの50年に渡り、義務教育が荒れている、それを半世紀経っても解決できないことから、社会、当然、高校も中学校を「信用できない状態」になり、こうなったということで、もうタイガイ「先延ばし」はなしにして、考えなきゃいけないと思うのですがね。