学校の規模や入試の
偏差値だけでみたらまずいですよ。
原因は授業の程度がひとつ低いということです。教科書も参考書もセンター試験対応程度で、国公立の二次試験用としては使えません。これをそのままでは、大体、そのくらいの結果にしかならず、特に驚く合格実績ではないと思います。
しかし、センター試験をクリアできないようでは、進むことのできる大学、学部も学科も限られてきますから、そこまではどうしてもやらないといけない、しかしそうは言っても、それを超える程度にすると、ついてこれない生徒との差が大きくなってしまう、事実として、ここよりも上の授業を展開している学校では、7割の生徒はいいけれど、3割の生徒は「徹底して落ちこぼれる」というのがあります。
どっちが自分にとっていいのか。二次試験対策は自分でするのがいいのか、難しい学校の授業に意地でも喰らいついていくのがいいのか、ちょうどこのくらいの高校には「大きく2つある」ということをよく考えて選ばないといけないと思います。国際学院だと、全部自分でやらないといけないですが、その意識をちゃんと持って入学してくる生徒が少ないということですね。
特に私立ですから、学校としても難しいと思いますね。
あと、
偏差値50前後というのは、最も多くの中学生がいるところ、国際学院はごく平均的な学校です。大学は上位半分までの生徒がいくことのできるところで、そもそもぎりぎりです。さらに国公立は
偏差値60前後から。つまり、上位約16%に入っていないと、合格の可能性は低くなります。
国公立大学の定員は全ての中学生で考えて、わずか7%です。
偏差値60以上の学校に入ったとしても、
国公立大学に行くことのできる生徒は平均してそのうちの半分という厳しさであるということは意識しておいたほうがいいです。普通の公立中学校の1クラスで、上位3番までの子しか入学できない厳しい現実があります。やいのやいのと子供たちに言うものではないと思いますね。
皆さん、どういう基準で言われるのかは知りませんが、中学の勉強くらいのことは、特に塾に行くわけでもない、家で勉強するわけでもない、学校の授業だけで90点前後の子が国立大学に行きます。
いろいろ言われる方。自分の中学時代はそうでしたか?国立大学ほどに、もう50年くらいも難易度の変わっていないところはないですから、昔の自分がそうであれば、今の自分もそうです。中学生の自分の子に勉強、わからないところをきかれたら、何でもさっと答えられますか?自分がその程度でないと自分の子供に要求なんかできないですよ?
自分は中学(普通の公立です)の時は10段階で8はなく、
偏差値では70弱のところ。結果、大阪の国立大学に行きましたが、周りの皆さん、大体、それくらいの学力でした。今、高校生のうちの子の宿題は全部、みてやっていますが、事実として今も変わってはいません。
各国立大学の医歯薬と東大、京大ならば、中学の成績は95点を下回るようなことではまず無理。
偏差値70の世界の話をここでしても仕方がないですし、どこの大学であろうが大学は大学で、やはり入学してから良い成績をおさめないと、仕事にも恵まれません。無理して入って留年だの中退だのになったら大変です。