公立で事務職をしている保護者です。補助金がなかったらもっと
学費が高くなってますよ。公立が安いのは全部税金でまかなっているからです。私立は運営費のごく一部を補助されるだけです。実際には公立よりはるかに無駄遣いを控え、お金にシビアな運営をしてる私立がほとんどです。
国や県も、せめて
学費を公立と私学でそろえるぐらいはしてあげたらいいのにね。スタートラインぐらい平等にしてあげないと、ただでさえ不利な競争にハンデまでついてしまいます(皮肉なことに、強いほうの公立にハンデがね)。
学費は高い。優秀な生徒は公立が先取りでほとんどさらっていく。公立志向が異常に強い。そんな三重苦のなかで実績を出すのは至難です。英明に限らず、香川の私立はよくがんばってると思いますよ。
運動関係で私立ばかりが県代表になるのが気にくわないから、推薦入試をはじめて有望な生徒を公立に取り込んだり(最近は推薦入試自体が下火ですが)、県のやり口はどうかと思います。
ネットワークといえば一言ですみますが、職場柄、数字で出てる歴然たる事実から単なる噂まで色々な情報が入ってきます。人同士の交流もありますし、子供や担任などを通しての話も入ってきます。英明ではないですが、私立に子供も通ってますし。そういうネットワークがなくても、県庁などで調べたらすぐ分かると思いますよ。
リアルな話、
学費が高いからといって、私立はぜんぜんお金持ちじゃないですよ。東京や大阪、兵庫にはあらゆる面で公立を圧倒するような私立がいくつもありますが、地方では私立に勝たせないような仕組みができてますから。これをひっくり返すには想像を絶する努力がいるでしょうね。
授業料や県の補助金など、運営費の内訳はよくわかりませんが、英明は公立の受け皿という路線で進むのだと思います。
そもそも英明が公立の受け皿で無くなってしまうと、公立を不合格になった子が大学入試などで再チャレンジする機会を失うことになると思います。
また、私立の進学校として第一志望になっている高校は中学校を併設していますが、英明は中学校を閉校したままです。
ちなみに中学を併設しない三年制の高校で、英明のような進路実績を出しているところは全国でもほとんどないと思います。
そういう意味では、英明は三年間で伸ばすノウハウを持ち得ているのだと思います。
大手前や誠陵も進学実績はすばらしいですが、六年一貫の学校ですからね。
三年間で伸ばすノウハウを持っているからこそ、公立の受け皿になれるのだと思います。
私は公立を落ちて特進に入りましたが、結果的にそのほうがよかったと感じました。高校受験時点ではまず考えられなかった国立大学に合格しました。ですので、公立の受け皿にとどまらず母校にもっと発展してほしいと考えています。冗談ではなく、「ああ、人生が変わったな」と思えました。公立高校に受かっていたらそっちに行っていたでしょうが、いま通っているような大学には合格したとは思えず、たぶん受けようとすら考えなかったかもしれません。ハードな高校生活でしたが、不思議と苦痛も感じず、なぜか普通に楽しく?日々が過ぎました。
長い時間一緒にいるので、
クラスメートとの絆も深まり、いまでも大学の友達よりよっぽど親密です。先生方も面倒見がよく、その道の専門家がそろっていたと思います。教科によっては高高より進度がはやいのに
偏差値は上だったりして、進学校というイメージがあまりなかったので「こんな先生がいるのか」と驚きました。