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松山東雲高校のWiki
松山東雲高校 ナビランク(2257位/5677校中)
基本情報
Infobox 日本の学校
校名:松山東雲中学・高等学校
過去校名:松山女学校
松山東雲高等女学校
国公私立:私立学校
設置者:学校法人松山東雲学園
校訓:高遠なる理想
敬虔なる信仰
真摯なる努力
清純なる愛情
私心なき奉仕
設立年月日:1886年(明治19年)9月16日
創立者:二宮邦次郎
共学・別学:男女別学(女子校)
中高一貫教育:併設型(混合クラス)
課程:全日制課程
単位制・学年制:学年制
設置学科:普通科
学科内専門コース:特別進学コース
進学コース
学期:3学期制
高校コード:38507H
郵便番号:790-8541
所在地:愛媛県松山市大街道三丁目2番地24
緯度度:33緯度分:50緯度秒:36.64
経度度:132経度分:46経度秒:11.26
地図WikiData:yes
公式サイト

'''松山東雲中学・高等学校'''(まつやましののめちゅうがく・こうとうがっこう)は、愛媛県松山市大街道三丁目に所在する私立女子中学校・高等学校。2016年度から愛媛県内の中学校・高等学校で唯一の男女別学となる。

概要


四国で最初に設立された女子校であり、プロテスタント系のミッションスクールである。
1886年にキリスト教主義による私立「松山女学校」が創立。学校の建学の精神は、「キリスト教の信仰に人格形成の基礎をおいた女子教育を行う。」ことであり、この精神は現在も校訓として継承されている。1986年に創立100周年を迎えた。

松山城の近隣にある学校として、正門は城郭風のデザインをしている(1928年築)。敷地の坂を上った山にはグリーンチャペル、校舎の中にはチャペルがあり朝礼や行事でも使用されている。

2000年に六ヵ年一貫校(併設型)に移行。

沿革


・1886年9月16日 - 松山教会の二宮邦次郎牧師によってキリスト教主義による私立'''松山女学校'''創立。(四国最初の女子校)
・1887年 - 創立1周年開校式で遠田ステが生徒代表で祝辞を読む。(小説『坊っちゃん』マドンナのモデル)
・1890年 - 二番町に二階建の洋風校舎を新築し、移転。
・1892年 - 第1回卒業式を行う。
・1900年 - 「雪びら」を校章とする。
・1901年 - シドニー・ギューリックが英語教師となる(1904年まで)。
・1906年 - 米国伝道教会に経営が移り、コーネリア・ジャジソンが第2代校長に就任。
・1913年 - 大街道の現在地、赤十字病院跡を購入。
・1918年 - はじめて校章〔みつば〕を配る。
・1920年 - 現在地に移転。
・1921年 - 「お山のバザー」がはじめて開かれる。
・1926年 - 創立40周年。校歌制定。
・1927年 - 体操館、宣教師館完成。
・1928年 - 校門完成。
・1929年 - 新渡戸稲造来校。4月25、26日に体操館で講演を行う。
・1931年 - 家政館完成。
・1932年 - 高等女学校令に基づき、'''松山東雲高等女学校'''に改称。専攻科 家政・英語も併設。(東雲とは「女子教育の曙」の意と所在地の地名)
・1935年 - 財団法人組織となる。
・1936年 - 創立50周年記念祝典礼拝を行う。
・1943年 - 五箇条の校訓を制定。
・1945年 - 松山空襲で、校舎は正門を残して全焼。
・1947年 - 学制改革により、新制の松山東雲中学校を設置。
・1948年 - 松山東雲高等学校(普通科)を発足。 教会の礼拝出席を奨励。週5日制を始める。
・1949年 - 学校法人への機構改革。家政館・体育館・チャペルなど整備。中高生の通学服を制定。
・1953年 - 生徒が無監督試験を始める。寄宿舎(めぐみハウス)完成。
・1957年 - 生徒会の活動により、グリーンチャペル(野外礼拝場)ができる。
・1960年 - アメリカ留学を始める。
・1966年 - 創立80周年。
・1968年 - 幼・中・高・短大の総合学園となる。
・1969年 - 本館完成。第1回クローバーデイ。(バザーと文化祭を合体)
・1981年 - 高等学校に英語科設置。
・1986年 - 創立100周年。100周年記念館完成。
・1990年 - 通学服を森英恵(モリハナエ)デザインの服装に改める。
・2000年 - 六ヵ年一貫校(併設型)に移行。
・2001年 - 高等学校英語科を英語情報科に改組。
・2016年 - 創立130周年。

クラス

各クラスは「◯◯ホーム」と担任の先生の名前で呼ばれている。

中学校は夢の実現に向けて6年間を見通ししたステップアップを目指している。高等学校は内部の中学校から進学した生徒と、外部の中学校から入学した生徒と混合クラスになる。
少人数による個別指導を徹底させ、公立大学・難関私立大学の合格を目指す「特別進学コース」。勉強と部活動に力を入れ、資質や特技を活かした進路実現を目指す「進学コース」がある。

宗教

学校がある日は朝にクラスごとの礼拝が行われるが、讃美歌や聖書で読む箇所、フリートークを考えて、クラスメイトの前に出て順番に一人が担当することになっている。学年ごとの礼拝や、クリスマスなど年に数回中学校・高等学校合同の礼拝も存在する。

中学校・高等学校共に必ず週1回は宗教の授業があり、中間や期末テストも行われる。

英語

英語教育にも力を入れており、英語に関する資格取得を目指したり、英語暗誦大会(マドンナ・レシテーション・コンテスト)が行われている

1年間または1か月の留学制度(松山北ロータリークラブによる)があり、学校内の審査によって選ばれる。

外国からの留学生も受け入れており、クラスメイトの一員として授業や学校行事にも参加している。ネイティヴレベルの外国人の英語教師も必ず一人配置している。

進路


松山東雲女子大学、松山東雲短期大学への内部進学優遇制度として「指定校推薦の優遇」と「本校からの進学者全員に対し入学金を支援する」制度がある。さらに、入学後の授業料が年額25万円支援され、女子大学では4年間で100万円、短期大学は2年間で50万円支援される奨励金制度(成績基準あり)があり、進学者を支援・優遇している。

推薦入学制度のほかに、キリスト教学校教育同盟による100名を超える指定校推薦制度が存在する。

松山東雲女子大学・松山東雲短期大学との高大連携プログラムとして高校1年生は全員「秘書検定取得プログラム」を受講し、高校在学中に文部科学省後援 「秘書検定3級」の取得を目指す。
高校3年の「進学コース」は毎月1回出張講義が行われ、キャリア教育として総合的な学習の時間に松山東雲女子大学・短期大学の先生方による講座を開催している。心理、保育、社会、栄養、福祉、歴史・文化など幅広い分野の大学レベルの学問に触れることから、関心ある分野への理解を深めて進路選択の一助にしている。

運動系

・バレーボール部
・サッカー部
・アーチェリー部
・ダンス部
・ゴルフ部
・バドミントン部
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文化系

・吹奏楽部
・演劇部
・茶道部
・美術部
・軽音同好会
・琴同好会
・女子力向上同好会
・勉強部
・EnglishCafe
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キリスト教関連

・ハンドベル部
・YWCA
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廃部

なぎなた部がインターハイ優勝3回(1976年、1980年、1981年)している。

校歌


作詞・三輪源造 作曲・尾熊善次郎

制服


森英恵(モリ・ハナエ)デザインは1990年より取り入れられ、現在までに複数回リニューアルされている。いずれの制服にも校章「みつば」が入っている。

【冬服】(4月、11月〜3月)
冬服の襟に2本線。濃紺のシングルブレザー、濃紺のダブルベスト、セーラー襟ブラウス、濃紺のプリーツスカート、紺色(紺色のタイツは着用可)のソックスで、式典時は紺色のハイソックス

【夏服】(6月〜9月)
左袖に校章。ブルーグレーのニットベスト、開襟ブラウス(半袖・長袖)、青基調タータンチェックのプリーツスカート、白色のソックス(2025年度まで)

※2021年度から夏服が以下の通り変更となる。
- 襟部分に2本線、後ろの右側に校章。セーラー襟ワンピース、白色のソックス。希望者のみサマーカーディガン着用で、濃紺の長袖カーディガン(学校指定)
- ブラウスの左袖に校章。セーラー襟ブラウス、リボンは中学生はネイビーで、高校生はシルバー。グレー基調タータンチェックのプリーツスカート、白色のソックス。希望者のみサマーカーディガンで、濃紺の長袖カーディガン(学校指定)

【合服】(5月・10月)
合服の襟とカフス部分に2本線。濃紺のダブルベスト、セーラー襟ブラウス、濃紺のプリーツスカート、紺色(紺色のタイツは着用可)のソックスで、式典時は紺色のハイソックス。

※制服の他、体操着、学生鞄、通学靴、上履き等も指定のものを着用する。

施設


・ 正門(1928年完成)
門柱には「校訓」と「スクールモットー」が彫り込まれている。門柱正門向かって左側には、『高遠なる理想、『高遠なる理想、敬虔なる信仰、真摯なる努力』とあり、右側には『Let only the Eager, Thoughtful, Reverent enter here』と印されている。

門柱裏面向かって左側には、『清純なる愛情、私心なき奉仕』とあり、右側には、『And go forth prepared to serve God and thy neighbours』と印されている。

・ 本館(2007年完成)
松山城の中腹に位置する豊かな緑と共存した校舎。ホームルーム教室、特別教室、図書館、自習室スペース、テラスがある。
食堂ホールはコミュニティースペース、トイレはリフレッシュスペースがある。「しののめキッチン」があり、企画・運営するのは生徒の保護者で温かいランチを食べられる。※現在は、コロナ対策により停止している。

・ ピアス館 (1963年完成→2015年耐震工事完了)
部活のロッカー、倉庫。茶道教室、琴教室、華道教室、ゴルフ練習場(屋上)。授業で使う物理室、地理教室、化学室など。音楽教室、チャペル。

・ グリーンチャペル(1957年完成)
東雲学園創立70周年を記念して建設された自然の中にあるチャペル。早天祈祷会を始め、宗教的行事や種々の野外講演、野外演奏などにも用いられている。※現在は、使用していない。

・ 体育館(1980年完成→2016年耐震工事完了)
体育室、美術室、運動部の部室、体育館。

・ 100周年記念館(1986年完成)
東雲学園創立100周年を記念して建設された。駐車場、パソコン教室、同窓会室、会議室、ホイテホール、茶道用の和室。

※プールは存在するが、老朽化に伴い使用されていない。

芸能

・ 井上夏葉 - 女優(高校)
・ 加藤いづみ - 歌手(高校)
・ 川越友佳 - フリーアナウンサー(高校)
・ 清原梨央 - 元アイドル(元Someday Somewhere)(高校)
・ 高橋基子 - 元タレント・元ラジオパーソナリティ(中学・高校)
・ 友近 - お笑い芸人(高校)
・ 日野てる子 - 元歌手(高校)

文化

・ 安倍圭子 - マリンバ奏者(高校)
・ 宇佐美まこと - 小説家(高校)
・ 村上かのん - 脚本家(中学・高校)

スポーツ

・ 居村杏奈 - 元バレーボール選手(中学・高校)
・ 大塚裕子 - 元大阪体育大学新体操女子コーチ、元新体操選手(高校)
・ 船田芽依 - バレーボール選手:岡山シーガルズ(高校)
・ 星加輝 - バレーボール選手:KUROBEアクアフェアリーズ(中学・高校)

附属学校


・松山東雲女子大学
・松山東雲短期大学
・松山東雲短期大学附属幼稚園

参考文献


・ 松山東雲学園百年史編纂委員会 『松山東雲学園百年史 通史編』 学校法人松山東雲学園、1994年

外部リンク


松山東雲中学・高等学校


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