いいえ。落ちこぼれではありません。
国立大学は
偏差値だけ観て「ここならば入学できる」で入ると痛い目に遭います。どこでも普通に入学してから幅広く、かなりの学力を要求されるからです。とにかく好きで入学しないと卒業できなくなります。
林学は条件が厳しく、設置できる大学が限られること、志す人が少ないことから入試は楽ですが、入ってからは普通に厳しいので、そのつもりで。
うちの会社に今西から阪大法学部に行ったのはいいが、8年かかっても卒業できず、40才過ぎて広大理学部に入ったらストレートで卒業したという人がいます。傍からみても完璧に理系なのに、「阪大」にこだわって、成績、
偏差値で文転したから、ひどい遠回りになってしまったというわけです。
具体的に国立大学出身の人は、かなり
偏差値の低い学部学科卒業の人でも、高校の問題程度であれば、50歳過ぎても、ちょこちょこっと参考書の答えをみたら、どの教科でも高校生に教えることができる程度の
実力で、偏りがありません。
どこで高校の苦手科目を克服しているのかというと、やはり大学です。
大学入学はゴールではなく、大学卒業からがスタートで、これからの時代は大学をひとつ出たくらいのことでは厳しい。さらに大学院に進んで専門を極めるか、あるいは別の大学、関係する学部学科をもうひとつ出るか、そのくらいのパワーが必要ですから、大学選びは慎重の上も慎重に、必ず好きな学部学科に進んで下さい。