遥か昔、まさしく不登校になり、その後辞めてしまった者です。私の他にも卒業できず辞めていく人が数人いました。
なぜ入学試験に合格できるのに、学校に行かなくなってしまうのか。
私個人の体験や、見聞きした範囲で言えば、それは『学生と保護者との間にある認識の不一致』だったりします。
学生本人はそれほど熱烈に入りたいわけではないのだけれど、親が教育熱心で、たまさか
偏差値が上がって合格圏内になってしまい、受験し合格。こういうタイプに多いと思います。
在校生や卒業生の方ならわかると思いますが、普通の進学校と比べても凄まじいペースで授業が進むので(福岡の学校自体その傾向にありますが)、勉強に熱意がないと所謂『深海魚』になります。
学生本人は周りのレベルも理解してるので、『まあ成績悪くてもいいか』と勉学を放棄して呑気に学生生活を楽しんでいるのですが、教育熱心な親だとそれがなお一層苛立たしさを覚え家庭内で戦争が勃発し、家庭の不和がもろに学生のメンタルへ影響する、という感じです。
当時の私の成績は滅茶苦茶悪くはあったんですが、それでも普通に卒業が可能なラインでした。(卒業した友人には私より成績低い人が結構いました)
それなのに辞めてしまったのは、勉強面というより、それを端に発した『メンタルの不安定化』が原因でした。
なので、基本的には勉強面も人間関係も、悲観的にならず前向きでいることが学生生活(というか人生全般において)重要だと思います。長々と自分語り失礼いたしました。