運動してる子、通塾してる子、帰宅部の子、みんな、3年という限られた時間しかありません。例えば、今年の国立大入試で話題になった『ケイタイ電話を漢字に直せ。』を得点するために年間100〜150時間、ただひたすらに漢字の書取で取組もうとすることに疑問を感じざる負えません。これが、卒業生さんや在校生さんが指摘していた写経なる肉体労働のことなんですね。こんなことにペンダコを1mm成長させることはかわいそう。
漢字問題の1,2点に泣くって考えるより、古文、漢文、読解力を問う問題であと3点上積みできなかったかを後悔すべきだと思います。
考える力を養うことで脳を鍛えるならまだしも、ただひたすらに書取り、しかも送り仮名など諸作法つきでは何も残らないと思います。
もっと別のこと(塾や自分のやりたい課題をする、別の課題に取組むための休み時間に当てる)に時間を費やすべきです。漢字書取りで成果が出るころには、きっと
英語や
数学できない漢字馬鹿が増えてるようで心配です。
よくこんな課題の出し方で過去東大2名?、今年九大14名?実績を出せたのか不思議な感じです。上の生徒さんも年間100時間あったら色んな問題に取り組めますよ。それとも漢字の書取りって優先度高い重要なことなのでしょうか?
一番問題なのは、
偏差値は足りていても香住丘高校の受験を回避する御家庭が増えていることです。
思い切って福高か、余裕をもって新宮か、私立高校の特進クラスに奨学生で進学、という選択が増えています。
このままだと、
偏差値はより低下し大学合格実績は増々低下する事と思います。
課題の出し方について御検討下さればと思います。
中学時代は香住に進学した生徒さんよりも成績が下だった子が、高2進級時には
偏差値で5程度上にいる、みたいな話が結構あります。残念ながら。
課題を出すなとは思いませんが、もっと実力のつくような課題を出されればと思います。