そもそも福大と西南大のみの合格実績を指標にして大濠と比較するのが間違いでは?
極端な例を出しますが久留米附設から西南福大に行く人がほぼゼロだからと言って東福岡が勝ちという事にはならないでしょう?なぜなら久留米附設の進路はもっと上に照準を合わせているからです。大濠は久留米附設ほどではないですが、大濠のライバルは西南や城南が妥当なところです。
とは言え、質問者様は大濠か東福岡かで迷っていらっしゃるので客観的な合格者数で示しますね。東福岡の掲示板なのに実績に差のある大濠とはあまり比較したくないですが…なお、今年のデータはまだ出揃ってないので去年のデータです。
大濠は卒業生約620人に対し、
最上位層は国立医学部が約20人と私立医学部が約50人と
九大以上の難関国立が約30人で計100人、上位層は九大が約50人と早慶上理が約100人で150人、中堅層は地方国公立200人、マーチ100人、関関同立150人、そして大濠の最下位層である福大西南が約450人(うち附属推薦150人)、九産大や福工大は約10人みたいな感じです。中高一貫の定員が150〜200人、スーパー進学が50人である事を考えると、単純に上から順に250人を差し引いても大濠のおおよその進学コースの実績が把握できるかと思います。
一方で東福岡の場合は卒業生約800人に対し、
最上位層は
九大が約20人と九大以上が計5名以下、早慶上理が10人以下、上位層でも地方国立100名とマーチ60人、関関同立60人、その次がもう西南福大で800人、九産大350人、福工大120人…といった具合になります。特進英数だったとて、特進英数の中堅は大濠の進学コースの中堅と同等かやや負けるくらいです。
東福岡でトップを走り続けられるのであれば東福岡をオススメしますが、上を目指す方がモチベーションになり易い性格であれば大濠の進学コースに入学し、その後特進を目指した方が良いかと思います。
なお、私立大の合格は述べ人数であり多数重複しており卒業生数を超えているので、各私立大学に合格している実数は半数程度で見た方がより正確です。
別の選択肢としては九産大九産や九産大九州も考慮すべき
偏差値帯かと思いますのでついでにご紹介します。
九産大九産は卒業生約750人に対し、
九大が約20人、早慶上理10人、国公立200人、マーチ40人、関関同立80人、西南福大700人、九産大380人…
全ての
偏差値帯の大学で東福岡とほぼ同等であり、九産大九州もほぼ同程度の実績です。
東福岡の掲示板を見ていると、なぜか大濠をライバルとして見ている方がかなり多いようですが、実際のライバルは今のところ九産大九州や九産大九産が妥当と言わざるを得ません。
共学化で伸び本当の意味で大濠と肩を並べられるくらい伸びる事を期待したいですが、今ある現実を正面から受け止める事も必要だと思います。