福岡御三家は、どこも伝統校、自由な校風、生徒の自主性最大限重視、文武両道、運動会や文化祭などが物凄く活発で生徒主体での企画、運営。福岡県他校で実施されている管理教育(原点はスパルタでならす小倉高校模範)と正反対の自由尊重でした。
しかし、今年から筑紫丘は、福岡中央や筑紫と同じく風紀検査を頻繁に行う学校にかわるのですね。
ある意味、御三家文化から抜けるのやな
30年前の筑紫丘は、今よりはるかに生徒主体、自主性重、自由の高校でした。不幸にも文化祭科学部の実験で事故か発生したのを、きっかけに事あるごとに教師の介入、管理が強まりました。当時若手の京都大学出身(豊前の出身)の
数学教師だったN先生はこの管理教育導入に公然と反対。ついに校長に逆らったために商業高校へ転勤と異例の懲罰人事が行われました。公立トップ校生徒には個性を伸ばすため枠にはめる教育でなく生徒を信頼しある程度目をつむり生徒自ら自分で考えることを重視した教育の実践。ついに、N先生は、教諭、教頭、館長と出身校出ないのに、3度の修猷館勤務。さらに修猷転勤後、筑紫丘から転勤できた、某館長の後、復活して2度目の修猷館長。自由をなにより伝統とする修猷の名物教諭として同窓生にも厚い信頼がありました。
一方、小倉高校出身で修猷に生活管理やなかった校訓の設置をしようとした某館長は生徒のみならず同窓会からも強烈な反対がおこり、次期館長は、修猷出身館長に変わりました。
筑紫丘もここまでできますかね?
確か、N館長は、東北大震災後の被曝地への修学旅行を提案し、敢行した人物。行くか否かは、生徒本人に任せ、決して、強制はしたかったはず。これが、修猷の自由であり、息ずく伝統です。が丘も風紀検査なんてバカな事しなさんな!生徒を子ども扱いし、管理するのは、大人のエゴ!
新任の校長先生はガ丘の現状を勉強し分析した上で、このような検査をとられるなら結構なことである。赴任したばかりなのに、張り切り過ぎか フライングの感がぬぐえない。大事に至らなければと心配している。
30ほど年前の文化祭事故の後に入学したものです。今はわが子が在学中。風紀検査が始まるかもとぼやいておりました。そんなことはこれまでにもありました。先輩たちがそのたびに戦ってきて、今の伝統的な自由があるのだから、それを守っていけるか否かは、今の在学生にかかっている、無意味な締め付けにはしっかりと戦えと申しました。こういう時にこそ、筑高生の気概が試されるのです。自分たちは「文化祭縮小」と言われて戦い、「カバンを指定」と言われて戦い、「自販機撤去」と言われて戦いました。後輩諸君、負けるな、がんばれ。