総合選抜は、司法においても一定の合理性が認められてはいます。しかし、受験業界では認知されているその概要を聞いても、質問者さんの疑問はクリアできないのではないでしょうか。
評定の学校間格差を無視した杜撰な制度設計、中学教員のつける観点別評価そのものが、信頼に値するものなのかという根本的な問題、内申点を支配の道具にされた中学生の疲弊感等システム導入時に懸念された事柄が、厳然たる事実のようにあります。
高校のランク付けなど総合選抜前からありました。推薦と一般入試の時代からすると、今の総合選抜は半推薦というべきもので、指導力のない教員のためのものという見方も根強くあるのではないでしょうか。
内申が例え同じ点数でも、中学のレベル?によって、価値は違うはずです。当日の点数がボーダーなら、総合的に判断して合否を決定していると思います。何人もの教師で話し合いは行われています。
参考にならないかもしれませんが、かなり昔は、成績と内申書だけでなく、男女比率、
部活動実績を考えて合格判定したんだと卒業後に担任の先生から聞いた記憶が有ります。通っている時には、聞く勇気もなく。入学当時、それなりに成績優秀だった友達が不合格で、部活動で県大会4位など実績あるけど、
模試では合格ラインには到底及ばない子が合格してたので、判定方法が原因かなと。男女比率も学年ごとに比率変わりそうなのに毎年しっかり同じでしたし。ただ合格した
部活動実績ある子たちは、いつも最下位近く、赤点だらけで勉強についていけず、大変そうでした。浪人してましたし。卒業後に判定方法聞いて進学校なのになんだかなぁと思った記憶があります。