ケアレスミスがミスなのはもちろんですが、修猷の最上位層、附設や灘、ラ・サールを蹴ってくる連中は、
数学はほとんど満点か、1-2問の間違いでしょう。
しかし、福岡の公立の問題は簡単ですから、別に最難関私立の受験者でなくとも
数学は高得点が取れてしまいます。
福岡の学区トップ校では
数学以外で合否が決まると言っても過言ではありません。合格を目指すなら、
数学の得点が高くて当たり前です。
実際英進館の
模試でも上位2桁位にTZなどの生徒でなく、TSなどの生徒がTZ生を抑えて入っていることがあります。ところが実際、彼らに難関私立の問題を解かせてみてもボーダーは取れません。
私の知り合いも大予想
模試では県内30番以内でしたが、ハイレベル
模試では撃沈…
そうであるにも関わらず、差がつかない問題ではTZ生が落ち、TSやSクラスの生徒が受かるということが稀にですが、起こってしまうのですよ。
このようなことがあるので、県外の難関公立は差がつかなくなることを避けるために
数学などで付加問題を導入しているのです。
それでも、
数学以外の科目で、少しづつですが差はついていると思いますよ。
たとえ一科目2点差でも、5科目あれば10点差です。
修猷館に本当に受かるべきなのは、どの科目でも失点などしない人なんだろうと思います。
入試においてどの学力層で差を付けるか。これは出題側の重大なテーマです。こと公立入試においては、灘や附設レベルと御三家中位レベルで差を付ける必要はありません。入試には『合格』と『不合格』しか無く、合格者同士で差を付ける意味はありません。両者ともぜひ合格してもらい、入学後にさらに高いレベルで切磋琢磨してもらえばよいのです。
本当に差を付けなくはいけないのは、各校受験者内250〜350位の辺りです。このレベルに下手に難問を当てると、やや不得手な者と全く出来ない者で差が付けられず、合格者レベルの底抜けにつながります。
大学受験ほどではないにせよ、記念受験は一定数います。簡単すぎても難しすぎても、記念受験組にチャンスを与えることになります。塩梅が難しいところですね。
昔から言われてる事だけど、確実に合格したければ、簡単な問題でも、難しい問題でも、どちらでも合格圏内の順位に入れるよう
模試などで準備しておくというのがあります。
これ位でないと、合格は一か八かになる。もしもその学校に合格する事が自分自身にとって本当に大切なら、そこまでレベルを上げておかなければなりません。
数学だけが、入試科目じゃないからね。五教科どれも、入試問題。
五教科どれも出来る人が受かるべきなのは、当然。