新宮創立時、この学区の公立進学校は、福岡、宗像、香椎3校しかなかった。ただし香椎は服飾科併設で完全な普通科進学校でなかったし伝統校であり進学オンリーの改革が取りずらかった。
新宮は宗像高より周辺人口がはるかに多い東区近辺にでき、県下有数の進学校を目指した方針もあって優秀な生徒が集まった。それを徹底的に鍛えたのが70年代後半から80年代。福岡県内の新設校で極端な管理教育が主流だった時代。
O時限に始まり、夜8時まで課外をしていた。新宮のあまりのやらせすぎは、当時西〇本新聞に取り上げられたほど。
新宮が宗像を抜きかけた時に台頭してきたのが香住丘。新設校だが新宮より公共機関の便がはるかによく(当時
新宮中央駅はなかった)、また新設校にしては徹底した管理教育でないある程度、生徒の自主性を考慮する方針をとった香住。
香住も課題は多く出したが、当時、新宮や春日に横行していた体罰を含む教師の高圧的指導はしなかった。まず女生徒に人気がでるように考えられた制服制定、風紀検査なども新宮より緩かった。
人気は逆転し香住の方が
偏差値が高くなり現在にいたる。
新宮は、1970年代〜90年代の福岡県で管理教育、スパルタ教育で有名だった高校の一つ。同じようにやったのが、春日、玄界、柏陵など。いずれも体育教師を生徒指導の要にすえてバシバシやったのと猛烈な課外授業、課題をしてきない生徒への徹底居残り指導。
香住丘はそんな路線とらなかった。
30年経って管理教育の弊害は明らか。
春日、新宮、香住丘の著名な卒業生で検索したらすぐわかる。春日や新宮は、誰がいるの??って感じで少ない。
管理教育をした高校からは社会的に活躍している卒業生が明らかに少ない。思春期に個性を徹敵的に潰す教育したからだ。