早稲田佐賀のパンフレットをお持ちであれば既に拝見されていると思いますが、政治経済、法学、理系などに一部定員10名に達していない学部がありますが、早稲田佐賀は「最大50%」の推薦枠を持っているだけで50%の生徒に早稲田大学に進学の確約をくれるわけではありません。
早稲田大学の授業についていけるだけの学力を持っていなければ進学させないと入学式ではっきり言われます。また、早稲田大学は2028年ごろを目処に全学部全講義の全
英語化を計画しており、学生を少子化の日本に止まらず広く変化していく予定です。
「47都道府県全てから学生が欲しい」とは大隈重信先生の大学創立からの意向のようですが、早稲田佐賀もそのミニマムモデルとして同じカラーを持っていると思いますし、大学の意向である以上
英語能力の強化は系属高としてもちろん対応する必要があります。学生の半数がその成績を持っているか?の問いはここでは話せませんが、「総合的に勘案される」要素がある点はお伝えいたします。
ただし、学力以外に光るものがある人に限られると思います。
カリキュラム内容は、国立大学でなく、私立同系統下位互換のマーチや関関同立には対応できると思います。旧帝大学、医学部志望であれば
数学と理科を間に合わせることが難しく、自学が別途必要になると思います。
毎回のアドバイス、本当にありがとうございます。入学後のイメージがつき、とても助かります。学校側が推薦入学後を見据えた対応をされていらっしゃるのがよく伝わって参りました。
ありがとうございます。
重ねて質問ばかりで、申し訳ございません。
河合全統
模試偏差値60以上の基準に関しては、5教科平均という解釈でよろしかったでしょうか?高校3年生での学力でしょうか?それとも高校時平均での学力になりますでしょうか?
また、早稲田推薦が難しい場合にも指定校推薦は検討していただけるような感じでしょうか?
本人が頑張ってくれることに期待しますが、親としては難しい場合も考え、入学を決意した方が良いかと思っているところです。
また、学校の宿題量はどれほどのものでしょうか?通常学校の課題で学力は保たれるのでしょうか。現在通塾を考えております。過去に学校説明会にも参加し、周囲の環境などはわかりましたが、寮生が通われる塾などご存知でしたら、教えていただけると助かります。
質問ばかり申し訳ありません。
宜しくお願い致します。
河合全統
模試の成果は5教科総合の受験者
偏差値で判断されます。河合
模試を導入したのが今年度からなので3年間通算かはわかりませんが、1年生の時点で達成している生徒は10%(30名)程度だと思います。
宿題の量は、実は私も懸念している点なのですが、それぞれの教科担当先生同士の連携が取れておらず、生徒の自由時間に対して量が多いです。
さらにクラス、担当教諭によっても宿題が異なります。ご質問のとおり通塾を検討される人は入学当初は多いのですが、宿題提出が多すぎる点と、毎週の小テストの対策だけで寮の自習時間を使い切ってしまい、根本的な学力向上のための自学時間はほぼ取れないと思います。寮には九大のOBが教えに来てくれる環境もありますが、3年生優先で下級生のうちは自力で学ぶしかないです。
また寮は消灯時間に厳しく、1年生は4人相部屋なので課題をこなしたい人、気晴らししたい人でよくトラブルになります。
ただ早稲田佐賀には全国津々浦々から優秀な生徒がたくさんおります。
英語が知りたければ帰国子女がいます。留学生がいます。
数学でも理科でもエキスパートがいます。通塾ももちろん検討されていいかと思いますがこの環境のシナジー効果を利用したほうが学生生活の充実度でも有意義だと思います。
全ての塾を網羅しているわけではありませんが唐津周辺の塾はおおむね指導練度という意味で評判が悪く、私も地元の塾へオンライン指導を打診いたしました。
学習環境もそうですが、冷たい寮の食生活と娯楽のない環境に多量の宿題と課題が与えられます。
入学された際にはまずはご子息ご令嬢のメンタルヘルスを優先して過ごされていいかと思います。
早稲田大学以外に指定校推薦がありますが三者面談の際に話題に上がることが全くありません。
結論としては参考書学習によって自学で克服できる自主性がなければ早稲田佐賀への適正は低いといわざるを得ません