師走の寒さとともに、センター試験の足音も近づいてきました。受験生の皆さんは、本番プレ演習に余念がないことでしょう。
流石に石にはかじりつけませんが、固い意志・意思をもって(特に医師を目指す最上位層は)、桜島大根にかじりついてでも現役合格するとの気合で頑張ってほしいものです。
留意すべき点は、1健康管理、2答案見直しの励行、3足切点(東大理1であれば86%、770点目安)、4一次・二次試験の得点配分に応じた対策、5間違い思考経路の補正・・・などでしょうか。
1〜4は当然のことですが、5についても留意したいところです。
大学受験でも、企業の営業・事務でも、広くいえば人類の歴史でも同様でしょうが、過去に失敗をした思考経理を補正しきれずに同じ経路で失敗をすることがあります。
例えば、現代
国語で残った二肢のうちの不正解肢の切り方、世界史での引っ掛け問題の読み違えの補正などは、意識的に再点検をしたいものです。過去の
模試(全統マーク、進研等)やプレ演習でのこのようなミスは完璧に補正しておきたいところです。
センター試験まであと残り1ヶ月。最後の詰めが肝心。確実に得点出来るはずの問題を、ケアレスミスで失点することだけは避けたいものですね。兼好法師『徒然草』の「高名の木登り」に似たような教訓話があります。
ちなみに・・・(既に授業や宅習で目にしているでしょうが)今年の東大二次古文の問題は『太平記』でした。兼好法師が高師直の文を代筆しますが、絵に描いたような失敗に終わっていますので、彼の文才も完全無欠ではなかったようではあります(無全完欠の別人28号とは雲泥の差がありますが)。
人間は不完全だが進歩する失敗しても繰り返し遂ぐ
別人28号様の文章には励まされますね。高3および浪人の受験生にとって今が最後の追い込みですから、たぶん受験netに書く暇もないほど御多忙のことと思います。甲鶴、現浪問わず、己の志(こころざし)を遂げられることを
エンジェルも心よりお祈りします。勉学の世界でも仕事の世界でも、失敗のない人生というのはありませぬ。思えば米ソが(いまは米ロですが、、、)宇宙競争をしていた時代にもロケットは何度も爆破墜落を繰り返し、、、ようやく現在のソユーズ型、シャトル型の安全性の高い
技術へと革新進歩してゆきました。研究と改善を積み重ねた結果なのだと思います。
先の先生方も書かれてあるように現在のセンター試験は、客観試験であり高校での勉強内容と
中堅の予備校レベルのマニュアルテキストをしっかり理解記憶しておけば9割以上の点数は取れる仕組みになっていると自分も思います。
東大や京大、早稲田の二次試験と比べれば比較にならぬほど、ひねりは少ないと思いますので
努力は必ず報いられると思いますね。
テストで高得点を取る秘訣をひとつだけ述べるとすれば、
数学や物理で手ごわい問題にぶち当たったら、とりあえずスルーして残りの易しい問題から解いていくのがコツです。難問は最後にじっくり時間をかけて解くのです。この方法でエンジェルは
数学も物理も、ひっかけをかわし満点取ることができました。一点でも高い点を取るためにがめつく問題と勝負すること、、この一点につきますね。
大学には都会と地方、大学のブランドカラー
により二次試験などでは大学ごとに特化されていたように覚えています。同じ医学部でも長崎大学医学部と佐賀大学医学部では別物です。あの時代でも長崎に受かった自分が果たして九大佐賀、熊本、などに受かったであろうか?
それゆえに二次試験では自分が目指す大学の試験傾向だけは研究しつかんで置く必要があると思います。とはいえ今はまだセンター試験前です。
学生の皆様それぞれの御健勝と御武運を心よりお祈り申し上げます。
寒風に身が引き締まる師走の候、高校3年生の皆様は、まずはセンター試験対策に余念がないことでしょう。3年間の集大成の第一関門も間近、ここまで来たら、奄美のサトウキビや桜島大根にかじりついてでも高得点を獲ってほしいものです。石は硬すぎるので、固い意志・意思に脳内変換をしましょう。ただし、歯学部志望者が後学のために、敢えて一度かじってみるのは止めませんが。
高校1・2年生は、先輩たちの頑張り又は今更の焦りを、手本に又は他山の石にして現役難関大(東大、京大、国公医)を目標に日々精進のことでしょう。
「西郷どん」も明日が最終話「敬天愛人」です。薩摩造士館で胎動し、奄美大島、徳之島を経て、沖永良部島で誕生した「敬天愛人」の思想は、今も甲突川の岸辺に清々脈々と流れていると思いたいですね。
造士館を継承する鶴丸・甲南生には張ってほしいものです。大久保甲東と西郷南洲、今年は甲南高校の年でもあったように思います。永良部百合の花の如くに、来年の3月には、清澄凛とした白い白百合の花を開花させてほしいものです。
エンジェル博士のような、天の声は書けませんので、別人28号は、出来の悪い天声人語応援歌を贈ります。
三年制の進学校から現役学生が、今のセンター試験で9割取ることの難しさ、下の娘を受験させてよく解かったよ。だが9割取れば自治医大補欠、産業医大、地方国立医学部は確実に合格できることも理解した。ここまでの道のりは、現役学生にとって確かにいばらの道だがやってやれないことはない!
いばらの道を少しでも学生にとって歩きやすい道に作り直すことは親と高校教師と塾予備校教師の三位一体の義務なのだ。
現役学生、親、教師の立場にあるわれわれは、
いつの時代でも受験に言い訳をせず、三年制進学校であろうとまずは現役で国公立大学を合格するという崇高な目標を達成すること、このことが進学校の本来の使命であることを忘れてはならないと思う。医学部にこだわる必要はないが、まずは九大、鹿大の現役合格をベースとし
医学部難関を目指す学生には、センター試験9割取得を目標とし師弟一体となって火の玉となって壁を乗り越えることが学生にとって精神力を鍛える試金石になるのだと思う。