訂正
九州大学と東北大学の医学部
→九州大学の医学部除く理系学部から東北大学の医学部
君はどうやら筆者の意図を取り違えているようだ。娘が今年山口大医学部に合格しているからわかるのだが、今の医学部にセンター試験9割取得は必須になっている。
僕は共通一次の世代だが、現役九大医学部だが895点ぐらいだったね。だがあの当時東大医学部に現役で進学した連中も9割そこそこ、、あの当時のラサールといえども9割取得は難関だったと記憶している。
当時のラサールは(鹿児島は地域的な不利からだと思うのだが)東京からの受験情報が乏しかった。娘を福岡の進学校で勉学させてわかったのだが、今の時代は情報の面では都会のほうが有利だと考えている。その証拠にかつてはラサールの足元にも及ばなかった久留米付設がラサールよりも難関進学数を伸ばしているからね。
受験で大事なのは9割とるかいなかの問題ではなく、現役で自分の目指す難関に入れるか否かなのではないだろうか?
その意味で、いまの鶴丸甲南は現役での医学部合格数を確実に減らしている。東京のスマートな学生に対する助言と、鹿児島市の田舎鉢巻学生に対する助言は自ずと違ってきても仕方がないと思うね。
受験には二の矢使えぬ貧しさよ桜が散れば春はもう来ぬ
こんばんは エンジェルです
自身のことを語れば以前も書いたことですが、父の失業で少女時代はとても貧しかったので九州内の国立大学しかも一度で受かるところでないと進学できる環境にはありませんでした。地域医療の進んでいる長崎大学医学部は成績が良ければ無償で入れる可能性がありましたので高校時代の恩師の勧めもあり受験させていただいたのですが、大学二次試験は(後に大学院に自分を引き抜いた教授のお言葉によりますと)ほぼ完全正解の首席であったことより六年間
授業料免除を受けることができました。
自分の受験した大学が東大理学部と比べてどうだとか早稲田理工学部と比べてどうだとか、、そもそも東京の大学に行く金もないほどの大貧民でしたので、、考えたことすらなかったですね。兄もそうですが受験したのは長崎大学医学部ただひとつ、、、それ以外の大学は受けたことはないので、一度で大願成就したのはエンジェル人生最大の幸せであったと今でも振り返り神に感謝しています。もし落ちたら予備校に行くお金もないので医師になるのをあきらめ、翌年は合格確実な鹿児島大学文教育学部に進学し小中校の教師になろうと心に決めていました。
医学部合格通知が来た日に母校の職員室に報告に行きました。物理、
数学、
国語、世界史、化学の担任方が真剣な表情で少し不安そうな眼差しを浮かべ待たれていました。(先生、合格しました。これまで本当に有難うございました。)この一言を述べたときに、先生方のお顔が一瞬でほぐれ、(エンジェル、よくやった、おめでとう、本当におめでとう、、、)数名の先生方の目には涙さえ浮かんでいました。
徒然草の二の矢のたとえは私も大好きなお話です。二つ目の矢に頼る心は、心に油断と隙を生み物事の成就を邪魔する存在となりうること、、
運悪く落ちた場合には浪人を考えることもありうるのでしょうが、現役の学生であれば現役で
自分の目標をいかに突破するかを考え抜いて真剣勝負で勉学し受験に臨むのが進学校の学生に課せられた使命であるとエンジェルは今でも信じています。たとえ今の時代に生まれ変わったとしても自分の考えが変わることはないと思います。
師走の寒さとともに、センター試験の足音も近づいてきました。受験生の皆さんは、本番プレ演習に余念がないことでしょう。
流石に石にはかじりつけませんが、固い意志・意思をもって(特に医師を目指す最上位層は)、桜島大根にかじりついてでも現役合格するとの気合で頑張ってほしいものです。
留意すべき点は、1健康管理、2答案見直しの励行、3足切点(東大理1であれば86%、770点目安)、4一次・二次試験の得点配分に応じた対策、5間違い思考経路の補正・・・などでしょうか。
1〜4は当然のことですが、5についても留意したいところです。
大学受験でも、企業の営業・事務でも、広くいえば人類の歴史でも同様でしょうが、過去に失敗をした思考経理を補正しきれずに同じ経路で失敗をすることがあります。
例えば、現代
国語で残った二肢のうちの不正解肢の切り方、世界史での引っ掛け問題の読み違えの補正などは、意識的に再点検をしたいものです。過去の
模試(全統マーク、進研等)やプレ演習でのこのようなミスは完璧に補正しておきたいところです。
センター試験まであと残り1ヶ月。最後の詰めが肝心。確実に得点出来るはずの問題を、ケアレスミスで失点することだけは避けたいものですね。兼好法師『徒然草』の「高名の木登り」に似たような教訓話があります。
ちなみに・・・(既に授業や宅習で目にしているでしょうが)今年の東大二次古文の問題は『太平記』でした。兼好法師が高師直の文を代筆しますが、絵に描いたような失敗に終わっていますので、彼の文才も完全無欠ではなかったようではあります(無全完欠の別人28号とは雲泥の差がありますが)。
人間は不完全だが進歩する失敗しても繰り返し遂ぐ
別人28号様の文章には励まされますね。高3および浪人の受験生にとって今が最後の追い込みですから、たぶん受験netに書く暇もないほど御多忙のことと思います。甲鶴、現浪問わず、己の志(こころざし)を遂げられることを
エンジェルも心よりお祈りします。勉学の世界でも仕事の世界でも、失敗のない人生というのはありませぬ。思えば米ソが(いまは米ロですが、、、)宇宙競争をしていた時代にもロケットは何度も爆破墜落を繰り返し、、、ようやく現在のソユーズ型、シャトル型の安全性の高い
技術へと革新進歩してゆきました。研究と改善を積み重ねた結果なのだと思います。
先の先生方も書かれてあるように現在のセンター試験は、客観試験であり高校での勉強内容と
中堅の予備校レベルのマニュアルテキストをしっかり理解記憶しておけば9割以上の点数は取れる仕組みになっていると自分も思います。
東大や京大、早稲田の二次試験と比べれば比較にならぬほど、ひねりは少ないと思いますので
努力は必ず報いられると思いますね。
テストで高得点を取る秘訣をひとつだけ述べるとすれば、
数学や物理で手ごわい問題にぶち当たったら、とりあえずスルーして残りの易しい問題から解いていくのがコツです。難問は最後にじっくり時間をかけて解くのです。この方法でエンジェルは
数学も物理も、ひっかけをかわし満点取ることができました。一点でも高い点を取るためにがめつく問題と勝負すること、、この一点につきますね。
大学には都会と地方、大学のブランドカラー
により二次試験などでは大学ごとに特化されていたように覚えています。同じ医学部でも長崎大学医学部と佐賀大学医学部では別物です。あの時代でも長崎に受かった自分が果たして九大佐賀、熊本、などに受かったであろうか?
それゆえに二次試験では自分が目指す大学の試験傾向だけは研究しつかんで置く必要があると思います。とはいえ今はまだセンター試験前です。
学生の皆様それぞれの御健勝と御武運を心よりお祈り申し上げます。
寒風に身が引き締まる師走の候、高校3年生の皆様は、まずはセンター試験対策に余念がないことでしょう。3年間の集大成の第一関門も間近、ここまで来たら、奄美のサトウキビや桜島大根にかじりついてでも高得点を獲ってほしいものです。石は硬すぎるので、固い意志・意思に脳内変換をしましょう。ただし、歯学部志望者が後学のために、敢えて一度かじってみるのは止めませんが。
高校1・2年生は、先輩たちの頑張り又は今更の焦りを、手本に又は他山の石にして現役難関大(東大、京大、国公医)を目標に日々精進のことでしょう。
「西郷どん」も明日が最終話「敬天愛人」です。薩摩造士館で胎動し、奄美大島、徳之島を経て、沖永良部島で誕生した「敬天愛人」の思想は、今も甲突川の岸辺に清々脈々と流れていると思いたいですね。
造士館を継承する鶴丸・甲南生には張ってほしいものです。大久保甲東と西郷南洲、今年は甲南高校の年でもあったように思います。永良部百合の花の如くに、来年の3月には、清澄凛とした白い白百合の花を開花させてほしいものです。
エンジェル博士のような、天の声は書けませんので、別人28号は、出来の悪い天声人語応援歌を贈ります。
哲人や天使をあやめ乗り越えるつもりで学べ
学も剣なり
哲人28号様の文章には真に敬天愛人の心が透き通るように見えます。先週の西郷どんは、今日も再放送で見ましたが、宮崎の地で隆盛と奥様が別れの一夜を過ごす場面は、思わず涙を誘うように胸が熱くなりましたね。
ユダヤ人の有名な評論家イザヤベンダサンは著書(日本人とユダヤ人)で(勝海舟と西郷隆盛の政治外交にかける知力や手腕や人徳は、当時の世界的レベルにおいても最高峰であり、ナポレオンなどは紙くずのごとくに貧弱である。西郷は敵であれ味方であれ弱った人々を見捨てることが出来ず自ら死を覚悟して戦をするがナポレオンは、自分の部下をロシアの雪原に何十万と残し凍死させても自分だけは生き残り皇帝にとどまることが出来た。当時の日本が、欧米列強の荒波にのまれアジアの同胞たちの植民地支配されていく中で、唯一奇跡の産業革命を遂げ東アジアに大国を築くことができたのは二人の類いまれな天才と生き方によるところが大きい。)西郷大久保のみならず明治維新に参加した他の薩摩の偉人たちと同じ遺伝子と教育と継ぐ今の薩摩の若者たちには、やはり奇跡を起こす力があるとエンジェルは信じています。
エンジェルは自分の学習経験から、ペンは剣より強しとは言わないまでもペンと剣は同じ戦いの武器であり、学問を鍛え受験を乗り越え自らの生きる道を開くことは剣術と何も変わらないと考えるのです。(ちなみにエンジェルはカルテを書くのにゼブラのsarasaが滑らかで書きやすく二十年愛用しています。すぐにインクが切れるので一週間持ちませんが、一本たった百円ですから仕事勉学では一番の友ですね。)
甲鶴の生徒さんにとっての奇跡とは何か、、、
それは都会の六年一貫進学校が、六年かけてやることを三年で成し遂げることです。何も帝大医学部にこだわることはありません。西郷どん
でn響を指揮している世界的にも一流の下野指揮者は、甲南高校の大先輩ですが、大学は鹿児島大学教育学部音楽科ですからね。かつて篤姫紀行で篠笛を作曲されていた吉峯先生は、やはり母校の先輩で世界的にも有名なリコーダ奏者ですが、東京学芸大学で、、お二人とも超一流の大学ではありませぬが、中堅の国立大学を現役で合格されています。ここまでの偉業を成し遂げられたお二人の教養はエンジェルよりも遥かに上だったと見るべきであり、ここに甲南高校の郷中教育の真髄があると思うのです。
母校が今でも国公立大学現役合格率日本一を
しばしば誇っているのは、何も甲南が入りやすい国立大学ばかりめがけているからではなくて、それぞれの生徒さんがたが自分の目標をしっかりと持たれ、それぞれの道で自身を燃焼しつくすことを善しとされているからだと思います。前に何度も書きましたが、現役国立進学率の高い今の母校が、国立医学部や旧帝大への進学数をあげることはさほど難しくなく一流予備校と手を組み、最後の一年を医学部旧帝大に特化したシステムに作り変えればいいだけのことです。それをすべきか否かは今の母校の先生方と生徒さんがたがお決めになれば良いと思いますね。
最後に一言母校の生徒さんがたへ
スーパーグローバルハイスクールの資格を得たのは素晴らしいことですしこれで一流大学への道が開けるのも良いのですが、、、エンジェルは、推薦入学よりもやはりセンター試験と二次試験で、他の一流校と競う力を養うことこそが
甲南の真髄であると信じております。いずれの大学に行くにせよ試験で勝つことこそが真の実力ではないでしょうか?
鶴丸の生徒さんが、このnetでエンジェルをよく攻撃してきますが、、、甲鶴の生徒さんがたはペン(学問)の力で哲人28号様やエンジェルを倒すくらいの気持ちで勉学に励まれ、ぜひ初心を貫徹していただきたいと思いますね。
薩摩の遺伝子を引く甲鶴の生徒さんなら必ず
出来ます。
三年制の進学校から現役学生が、今のセンター試験で9割取ることの難しさ、下の娘を受験させてよく解かったよ。だが9割取れば自治医大補欠、産業医大、地方国立医学部は確実に合格できることも理解した。ここまでの道のりは、現役学生にとって確かにいばらの道だがやってやれないことはない!
いばらの道を少しでも学生にとって歩きやすい道に作り直すことは親と高校教師と塾予備校教師の三位一体の義務なのだ。
現役学生、親、教師の立場にあるわれわれは、
いつの時代でも受験に言い訳をせず、三年制進学校であろうとまずは現役で国公立大学を合格するという崇高な目標を達成すること、このことが進学校の本来の使命であることを忘れてはならないと思う。医学部にこだわる必要はないが、まずは九大、鹿大の現役合格をベースとし
医学部難関を目指す学生には、センター試験9割取得を目標とし師弟一体となって火の玉となって壁を乗り越えることが学生にとって精神力を鍛える試金石になるのだと思う。