教えて!鶴丸高校 (掲示板)
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進路についての話題
鶴丸OB@一般人 [ 2022/03/11(金) ]
鶴丸を中高一貫校に!

鹿児島市は私立中学の人気が高く、小学6年の優秀な児童の多くが私立中に入学します。
鶴丸の凋落を止めるには、中学校段階から優秀な生徒を入学させて、中高一貫校にするのがベストだと思うのですが
通りすがりの@保護者 [ 2022/03/13(日) ]
質の問題なので量を倍にしたらますます犠牲者が増えるだけですよ。
中一でドロップアウトして6年ひたすら座ってるだけの生徒が量産されかねないです。
鶴丸凋落の原因を生徒の資質と勉強量に帰するべきではありません。
学校の指導に問題があるのです。
鶴丸正常バイアスから離脱しましょう。
通りすがり@卒業生 [ 2022/03/13(日) ]
上記保護者の方に賛成です。宮崎西とか、県立千葉とか一番手校を中高一貫校化して必ずしも成功しているとは限らないところも多いです。直接参考になりませんが自分が在籍中の鶴丸はともかく課題が多すぎ(これでも県内では最少とのことでしたが…)で、自分で工夫して勉強する裁量がありませんでした。これでは確かに自発的な学習姿勢は培われず一時大学進学後のドロップアウトも指摘されていましたね。当時と同じなら、そういう方法論が限界に来たということだと思います。
内緒さん@一般人 [ 2022/03/13(日) ]
鶴丸に入る生徒の多くは小学生からこつこつ塾通いをして早くからの意識づけ長時間勉強が習慣だっただろう。
公立のトップは結局はそこに入るしかないので持って生まれた学力差は天と地ほど出来る。
鹿児島県の公立高入試は標準的な問題なので、いわば高校入試まで塾や長時間勉強して能力以上に最大限に伸ばされたゴムの状態。
余力を充分に残して入ってきた人が現役で難関大学に受かると推定する
独自校問題を作成し対応するしかない。
鹿児島県が異様なほど出身高校に興味があるから目的が高校に入ることになっているが、本当の実力は全国相手の大学入試で分かることを忘れてはいけない。
通りすがりその2@卒業生 [ 2022/03/14(月) ]
極論かもしれませんが、教科書以上の指導は一切せず補習もやめてしまうほうがいいのかもしれません。その代わり生徒のモチベーションや競争心を高めることと求められたときにアドバイスすることに教師は集中すれば良いのではないかと。様々な勉強法や先輩の成功談失敗談、志望校の情報に触れられて切磋琢磨できる環境があれば、ほとんどの生徒は教師の介入がなくても勝手に伸びると思います。
アラフィフ世代@一般人 [ 2022/03/14(月) ]
昔は鶴丸というとすごく入るのが難しく難関大にもたくさん合格していたと記憶しています。
だけど今はラサールも鹿児島から多く入学出来るようなレベルになり、
それに伴い鶴丸もおそらく昔は入れなかった層まで入学しているのではないですか?
昔とは生徒の質がだいぶ違うので今の在校生に同じレベルを求めるのは気の毒です。浪人も昔より多いのも分かります。
内緒さん@一般人 [ 2022/03/14(月) ]
アラフィフ世代@一般人さま

生意気を承知で申し上げます。上記のようなことは、例え仮定の話であっても言ってはならぬことと私は思います。恐らく仰りたいことは別だと思いますが、字面だけ追えば、あたかも現鶴丸生を見限っているようにとれます。

教育課程を、初等、中等前期から見直すのは勿論、人口減・人口流出、経済停滞についても大人が踏ん張らないといけません。もし本当に子供たちの質が低いのであれば、大人の質はもっと低いということです。
かつて我々の先達は世界から学び、最先端を目指して邁進していました。今はどうでしょうか。所詮は一地方だと悪い意味で縮こまってはいませんか。

まずはきちんとした為政者を選ぶこと。そして自分のビジネスに励むこと。これだけでも社会は豊かになります。豊かになれば教育に手を掛けられますし、人も戻ってきます。
若者は我々の想像以上に大人の言動や表情を観察しています。子供たちが閉塞感に苦しんでいるのであれば、まず我々が自らの在り方を正さねばなりません。

東大の刺傷事件も未だに生々しく心を抉ります。子供たちの人生を豊かにするために、我々は何が出来るのか。それを考えていくべきだと私は思います。
昔の@保護者 [ 2022/03/14(月) ]
生徒の質に原因があると言う考え方は、裏を返せば学校の指導には原因がないという根深い鶴丸正常バイアスから生まれるものですな。
あくまでそうだと言うなら今年大学受験に失敗した生徒たちにそう伝えれば良い。厳しすぎる現実だろうと正確な自己認識は正義だし。
都市部ではネットや予備校で何をどれだけできるようになれば合格できるか方法論がはっきり示されており、それを実行するのに障害がない。
生徒は志望校入試に関係ない教科は捨てて必要教科に集中し、かつ熟練講師の指導に接して最短コースを歩んでいる。塾歴社会と言われるごとく、どの予備校に行くかで成功率が決まる。おそらく学校もそれを容認して妨害しない。
それがこの15年の変化で鶴丸の実績低下と時期を一致しているのではないかなあ。
これではまるで五輪強化選手と田舎の実業団の試合じゃないか。

自分は鶴丸の生徒にはお気の毒と言いたい。
しかし、もう復活は無理だろうな。
ここには自己認識を修正する兆しがないから。

通りすがりその2@卒業生 [ 2022/03/14(月) ]
ラ・サールですが、東大合格者数で言えば以前には遠く及びませんが、東大京大国立医学部合格者数で評価すると今でも全国屈指の実績を誇る学校であると言えるようです。一方で、中学入試の偏差値は都会の有名進学校ほどではなく、入りやすくなっているようです。つまり、そこそこの素質の男子を徹底的に教育して難関大に合格できる力をつけさせるのがラ・サールであるようです(以上、某塾の受け売りですが実際そういうデータです)。

こういう事例がありますので、私も子供たちの素質以上に大人たちがどういう環境を作ってあげるかが学力向上のために重要という立場です。そもそも素質の要素が強いならば、小学校時代にラ・サールレベルの男子と競っていた女子が鶴丸に多く在籍していて、そういう鶴丸女子だけでラ・サールの1/3くらいの合格実績を出してもおかしくないはずのですが、そうなってはいないということはやはり環境によるものが大きいと認識してます。

きちんと結果の出る勉強をして成功体験を積んでいくのが若者には大切だと思います。結果を出すために必要な苦労はすべきですが、成果につながらない苦労を徒に重ねるべきではありません。中高一貫校化や教員の人事異動頻度を減らすなどの大掛かりな改革は難しいですが、少しずつなにかの形で現役生を支援することはできるかもしれませんし、それがOBOGあるいは鹿児島出身者の役割だとも思います。
鶴丸OB@一般人 [ 2022/03/14(月) ]
ラサールの国立大学医学部合格者のほとんどは
医学部の中では難易度の低い鹿大医学部レベルです。

東大理3、京大、阪大医学部レベルに大量合格者を出す灘高とは比較の対象になりません。

東大・京大・阪大の医学部にはラサールからはほとんど合格できません。

ラサール高校生で灘、開成・筑駒の50番以内に入れる生徒は5人程度だそうです。

今は鹿児島市内の小学校で学年10位以内に入っていればラサールには合格できると聞きました。

ラサールの凋落はそのまま鶴丸の凋落に直結しています。

鹿児島市の小学生の上位層はラサールに合格者をとられてしまいます。
その次の層が志学館・玉龍・・・

小学校卒業時に成績上位層のほとんどがラサールをはじめとする中高一貫校に入学しするため、
公立中卒業生が受験する鶴丸のレベルが下がってしまうのは必然です。

小学校卒業段階から優秀な生徒を入学させ、中高一貫で受験対策をしない限り、鶴丸の再生は不可能でしょう。
内緒さん@卒業生 [ 2022/03/15(火) ]
母校の教師のレベルが低いとは考えていませんが、難関に合格するための受験情報においては、今の鹿児島市は
大都会と比べ圧倒的に少ないというのが、哀しい現実だと思います。ある一流受験予備校から、京都大学に合格された生徒さんの、飾り気のない次の文章が、すべてを物語っているように感じております。

(予備校の)講師から「私は何年も教えているので、京大合格に必要な内容はほぼわかっている。教えたことを徹底的にやれば良い」という言葉を聞き、とても気持ちが楽になりました。合格には戦略が必要だと学んだことで、みんなが解けない難問は解けなくても良いと割り切りました。講師の教えに従って、確実に点数が取れる勉強をすることで合格できたと思います。

この先生が、母校の主任教諭になりシステムをつくってくれさえすれば必ずしも六年一貫校にする必要もないのにと小生は考えております。
鶴丸OB@一般人 [ 2022/03/17(木) ]
鶴丸の凋落の原因は大きく二つあります。

一つは

鶴丸の教師陣に

東大京大に生徒を現役合格させるためのハウツウが欠如していること。
つまり、指導力が欠如しているということです。

もう一つは

小学校卒業時に優秀な生徒を中高一貫校に奪われてしまい、

鶴丸を受験する上位層の生徒に
以前に比べて東大・京大を狙える生徒がいなくなったということです。

中高一貫校にすれば

小学校卒業時に優秀な生徒を鶴丸に入学させることができ、

鶴丸の上位層の生徒のレベルが高まり、

東大・京大への合格者が増えると期待されます。

現在の鶴丸高校に入学する生徒に
今以上の東大合格者数の成果を期待することには無理があると思います。
通りすがりその2@卒業生 [ 2022/03/17(木) ]
質問者様は上の方にあった「今の授業の質のまま中高一貫校化すれば犠牲者がますます増える」「中高一貫校化したけどうまくいっていない学校も散見される」といったご意見についていかがお考えでしょうか?校風が変わった上での中高一貫校化ならば効果は望めるかもしれませんが、そもそも鶴丸の中高一貫校化って我々OBが動けば可能なものなのでしょうか?

鶴丸の低迷問題ですが、鶴丸に視点を置くか生徒に視点を置くかで対策が変わってくるように思います。私は生徒に視点を置く立場ですので、例えば鶴丸で課題に苦しんだ挙げ句浪人するくらいならもっとゆるい高校に入って都会の塾のオンライン授業受けて勉強するべし、という考えです。鶴丸の凋落はOBとして寂しいといえば寂しいですが、母校の復活より鹿児島の中高生が現役で本当に志望している大学に合格することのほうが遥かに大切なのです。なので、鹿児島の優秀な小学生が玉龍や志学館に行ってもそれで彼ら彼女らの力が伸びるならウェルカムですし鶴丸に集める必要もないと考えてます。鶴丸にそういう彼ら彼女らを集めてしまわないと、彼ら彼女らの真の力は発揮できない!というなら話は別ですが、そんなことはないかと。

むしろ、これだけ高い浪人率でありながら「生徒の合格は鶴丸の指導の賜物」と平然と抜かして憚らないような傲慢な学校は、一度優秀な生徒から徹底的に敬遠されてしまうくらいが丁度いいと思います。
通りすがり@卒業生 [ 2022/03/18(金) ]
三番目の発言を書いた者です。「教員の質が低い」説は、妥当なのか、今の自分では検証できませんが、かりにそうであるとすれば、その低い質のままで量的に大量に課題を出すだけの態勢に陥ってないか(つまり教員自身も解けないような宿題を大量に出していないか)、ということは検証しなくてはいけないでしょうね。もしそうなら非科学的であり、実績が伸びるはずないです。

自分が在籍中、鹿児島では一番ゆるいと言われてはいましたが、それでも大量の宿題をやり方まで決めて押し付けてくるのは大変イヤでした。一定の水準があるなら生徒は自発的に力を伸ばすことができるはずですが、あの態勢がそのままならむしろ阻害要因になるでしょうね(九州で鶴丸の位置に取って代わった大分上野丘は補習はやめたそうですが、それでも実績を伸ばしています)。

公立高校は教科書の範囲で基礎を抑えてくれればいいですし、それが今の鶴丸高校には合っていると思います。そのうえで力をつけたい人は独自に勉強するでしょうから(また難関大に行く人はそれくらいでないととも思います)。むやみやたらと教員も呻吟するような難しい課題を依然大量に出すだけの状況が続いているなら今後も状況は変わらないでしょう。

教員の質そのものはわかりませんが、学校はそう受験に介入しなくてもいいのではないか、その結果実績が下がるならそれまでのことだとさえ思いますね。
通りすがりその2@卒業生 [ 2022/03/18(金) ]
>通りすがり様
いつ頃のご卒業でしようか?私は2000年頃の卒業ですが、当時もそんな感じの指導で何もありがたくなかったですね。教員の異動を抑えて鶴丸に留まれるようにしても、変な指導方針が受け継がれるなら事態がより悪化しそうです。

実現可能かどうかを問わないなら、組織はトップ以上にはなれないので校長や鹿児島の教育長によそから実績のある人材を引っ張ってくるのもいいのではと思いました。日比谷などの実績を伸ばした学校には優秀な校長がいるようですし。どうでしょうか?

現実的には、今のところは指導方針や実績などの鶴丸の実態をこの掲示板含めた各所で広報して、それでも覚悟して鶴丸を選んだ学生がいれば相談に乗ってあげるくらいしかなさそうです。。。
通りすがり@卒業生 [ 2022/03/18(金) ]
通りすがりその2さま レスありがとうございます。
>いつ頃のご卒業でしようか?私は2000年頃の卒業ですが
私はそれより10年以上前ですが、2000年頃でもそうだったとは…

>教員の異動を抑えて鶴丸に留まれるようにしても、変な指導方針が受け継がれるなら事態がより悪化しそうです。
私は長く留まらなくても良いと思ってます。ヘンに受験指導とかするより、異動をたくさんして人間力鍛えるのが先決とさえ思います。

受験指導に関しては、頭の良い学生はとんでもない方向から鋭い質問をしますから、それにいざという時答えられるような自己研鑽は求められるでしょうけど。

>よそから実績のある人材を引っ張ってくるのもいいのでは
それも一理ありますね。ただこれはピタリとハマれば大きいでしょうが、ハズレた場合は今以上の惨状を迎えかねず、賭けの要素が大きいと思います。

>それでも覚悟して鶴丸を選んだ学生がいれば相談に乗ってあげるくらいしかなさそう
私もそう思います。
通りすがりその2@卒業生 [ 2022/03/18(金) ]
野村監督だってヤクルトやシダックスや楽天で結果を出しても阪神では駄目でしたからね。招聘した人材がハマらなかった場合は確かに泥沼に入りそうです…。

数学では、苦手な生徒にも予習を強要するような授業が大半で私は傍から見ていて嫌でした。私はどちらかというと得意な方だったので予習は苦痛ではなかったのですが、それでも復習中心の勉強にできるように工夫はしていました。家が学校から遠かったのもあり、夏休みの補習も不快でしたね…。

しかし、90年代から2020年代まであまり教育方法が変わっていないとは驚愕です。自己認識ができず世代交代も望めない母校(というより鹿児島の公的教育環境?)とは、結構ヤバいですね。
通りすがり@卒業生 [ 2022/03/18(金) ]
通りすがりその2さま

レスどうもです。

>自己認識ができず世代交代も望めない母校(というより鹿児島の公的教育環境?)とは、結構ヤバいですね。
この旧態依然としたシステムを称賛する方もいらっしゃるようですが、かりにそれで大学に入れても学びの自発性を培うことはできないと思います(だから一時期鹿児島県立高校出身者の留年は問題になりました)。一時的な受験実績だけでなく、長期的な視点もほしいですね。もはや東大といえど、そこに入ればゴールという時代は終わったし、真のエリートは最初から外国に流出している時代でもありますから。
昔の甲南生@一般人 [ 2022/03/20(日) ]
上記文章を熟読させていただいたが、さすが名門鶴丸校を良き時代にご卒業された一流OB先生方は、新時代の勉学法についても先見の明を持っておられることに感服した。いま郷里で教鞭をとられている高校の先生方が読まれたら、少しは考えるところがあるのだろうと思うのだが、この十年の鶴丸生の進路状況を概観すると、現役よりも浪人力によって支えられている状況は変わらず,現浪合わせた合格数はほぼ一定にとどまっている気がする。つまり基礎力のある鶴丸生は、一流予備校に行きさえすれば、ほぼ一二浪で難関国立や医学部に合格しているのであろう。教師としては、(基礎力はつけさせているのだから浪人させ予備校に行けばほとんど難関に受かる、皆が東大に行きたいと思ってもいないし、浪人覚悟で受けているんだからどうでもいいやろがい!)とでも言いたいところなんだろうな。気持ちはわかるが、ここで書かれていた医師たちを執拗に攻撃されていたお立場も理解できるが、そのような狭量ではこれからますます鹿児島市の公教育は時代から取り残されていく気がする。低レベルと言われる鹿大医学を卒業した人間として言いたいのだが、都会の情報を取り寄せる力量と情熱がないのであれば、せめて九大と九州内国立医学部を頂点とする現役合格システムを研究されてみてはどうなのだろう。その昔、鹿大医学部は、鶴校生が一学年五十人以上を占めており、鶴丸高校四年生と言われた時代があった。東大、京大、阪大と比較すれば、二次試験も比較的素直な問題が多く、二次で満点取りさえすればセンター試験で七割の鶴丸生が現役合格した伝説は、今も日本中の有名予備校で語りつがれている。ラサール卒で自分と同じ鹿大医学部をご卒業された後輩医師から聴いたことだが、ラサールは東大京大よりも九州内の医学部を中一の時から目指す生徒が増えているとのことであった。格差社会の厳しい現実を目の前に安定性の高い医師職希望者が増えているからだそうだ。俺の息子も安直に俺と同じ道を選んだ。彼も東大京大を目指すよりはるかに楽だと話していた。九州内の医学部ならば、九州内の予備校や進学塾で十分対応できる。公立進学高校としても研究しやすい対象ではないだろうか?
通りすがりその2@卒業生 [ 2022/03/20(日) ]
昔の甲南生様

鶴丸と違ってラ・サールは大きく志望先が以前から変化しているのですね。とすると、大学合格実績からラ・サールが大きく凋落していると結論づけるのは難しい気がすると私は考えます(むしろ入学偏差値や受験生の母集団が都会ほど大きくはないことを考えると毎年理三や京医に合格者を出している教育システムはかなりのものなのでは…)。

昔の甲南生様が仰るような、大多数の生徒の志望先を研究して対策講座を開講してくれるといいですね!地元なので情報を得やすいのは確かにそのとおりだと思いますし、生徒も塾や予備校(オンライン含む)の方にもアンテナを張って積極的に対策や戦略についての情報を集めてほしいです。

コメントされた方がお医者様でしたのでふと思ったのですが、入学してくる学生の質に試験結果が左右されるのであれば、医師国家試験や薬剤師国家試験の結果は東大京大が上位に来なければおかしいはずです。しかし現実にはそうなってはいないわけでして、この事実は入学してから受ける指導に学生の試験突破力は左右されるというという結論につながるのではないかと思います。そもそも鶴丸は、少なくとも私の時代は「真の学力をつければどんな大学でも合格する」という信念のもと志望校対策を早めに考える風潮に欠けていました。そんな「真の学力」なんて凡人にはつかないでしょうし、明確な目標と再現性のある戦略を塾や予備校から伝授される他県の学生と漠然とした戦略で勝負に出る鶴丸生ならば、そりゃ勝負にならないでしょう…

ところで、近年では現役の九大合格者数に絞って比較すると、甲南と鶴丸に大きなさはないそうですね。また、甲南のほうが課題が少なく自由な風潮とも聞きます。ここは私の勝手な考えですが、難関を目指す学生こそ裁量のある甲南に入って自分で戦略や勉強法を編み出して行くべきでは、と最近思います(甲南のほうが自由だ、という情報が真である前提にはなりますが)。
通りすがり@卒業生 [ 2022/03/21(月) ]
通りがかりその2様

>甲南のほうが課題が少なく自由な風潮
最近そうらしいですね。自分が高校生の頃は(あれでもまだ)鶴丸のほうが相対的に自由で、甲南は宿題の量とスパルタ(そしてそれに疲れ果てて無気力化する甲南生)で知られていました。当時は―実績や偏差値の優位性からではありませんが―「(失礼ながら)甲南には行かなくてよかった。鶴丸でさえこんなに疲れるのに」と思っていました。時代は変わったのですね。
昔の甲南生@一般人 [ 2022/03/21(月) ]
通りすがりその2様

聡明な御高察と洞察力のある名文を読ませていただき、ひたすら感無量の気持ちであるが、常体文で申し訳ないが小生の本音を書かせていただきたいと思う。凡人以下の悪い地頭の自分は、人一倍のがり勉だけが医師になるすべてであった。(幸い都会育ちの神戸大文学部卒の聡明な妻を伴侶に迎えることが出来たおかげで自分より賢い一人息子の得られたことを神に感謝している。)貴殿のおっしゃられている通り、医師国家試験に合格するのに地頭は無関係だ。基本的には、生協や紀伊国屋書店で出されている各科の分厚い過去問解説書と、それをもとに予備校教師によってまとめられた参考書を、隅から隅まで精読し理解し何度も口ずさんで記憶してしまえば、本番の試験では6−6.5割程度の得点を得られるようになる。全科目勉学するとおよそ一万ページぐらいの分量になるので半端な勉学では成し遂げられないのだが、六割取得は国試合格の最低ラインなので、国試受験予備校から出されているこれらの書物を完全に理解記憶しておくことが国試合格の最低条件となり受験生は勉強会を組んででも頑張っている。問題は、ここから如何に七割八割あるいは九割の合格点にむすびつけるかなのだが、これは国試予備校や全国医師国試対策委員会などから出されている傾向と対策本や、直前情報本(一冊数千円の高価なものだが)を手に入れる必要があり、医師国家試験とは情報の獲得が高得点を取るすべてだと三十数年前の想い出が今でも生々しい現実として脳裏に浮かんでくる。事物を学問的に考える優秀な学生さんにとっては人生の矛盾に思えるかもしれないが、矛盾だらけのこの世界から逃避すれば医師になることを断念するしかない。東大医学部に進学しても医師になれない優秀な生徒がいるのは、現実と向き合えない人がいるからだろう。

自分がこれまで合格してきた医学部入試、医学部単位試験、医学部卒業試験、医師国家試験、
専門医試験、学位試験その取得成功のノウハウは自分が次の二つの考え方に徹してきたからだと考えている。自分の勉学は学問ではなく軍隊訓練だと考える。軍隊のノウハウを学ぶように、有無を言わさず必要な情報をかたっぱしから精読し記憶し続けてゆく、もう一つは先生や仲間や先輩の話にはじっくり耳を傾け、常より情報を入れるように努める(傾聴)という方法を覚える。東大京大は受験した経験がないので解らないが九州内の医学部であれば鹿児島市内で得られる受験情報だけでも、センター試験二次試験で九割とることのできる情報は得られるのではないかと自分は考える。通りすがり先生が述べられているように、難関合格に至る道筋を、教える先生方がしっかりと学び研究され、少なくとも、ご自分の教える科目について言えば九州内の大学試験はすべて満点を取れるという学力が必要なのだと思う。自分の知る限り、九十年代後半の鶴丸高校には、かつての自分らの国語教師で教科書ガイドで勉強しながら甲南生を教えていた人は好いのだが実力のない、そのくせ自分では解く力もない宿題を課しながら生徒に暴力をふるわれていたお方が、校長として赴任され(その後、つい数年前まで枕崎市長に栄転されていたが)大変驚いたのを覚えている。鶴丸飛翔の時代が終わったのはその時期からだったと自分らは記憶するのだが。
通りすがりその2@卒業生 [ 2022/03/22(火) ]
昔の甲南生様

貴重なお話ありがとうございました。私も資格試験やTOEICなどいくつか体験しましたが、少しでも質の高い情報を得るようにして過去問中心にガリガリやってました。

以下、https://www.study-room.net/2021/04/17/post-6093/の受け売りにはなってしまいますが、現在の甲南ではガリガリやるということが疎かになりがちというのが欠点なのでしょう。甲南と鶴丸で九大合格者数が肉薄する年があるとはいえやはり鶴丸の方が合格者数が多いのは、戦略や方法論に欠点が多いもののそれを勉強量でカバーしてしまっているという今まで散々この掲示板で議論されてきたことに基づくのでしょうね。

あくまでも現状外部からもわかるカリキュラムと合格実績からまとめた両校の特徴ですが、「決められた大量の課題を決められたとおりにこなすことを強制されてかつ浪人するリスクも高いけれども、カリキュラムについていければ難関を狙える鶴丸」と「自分の裁量で勉強のやり方を決められて大学を問わなければ国立現役合格もできるが、難関合格は多くはない甲南」という感じでしょうか。別の場所でも述べましたが、偏差値ではなく両校の特徴を踏まえて中学生が受験するようになるといいのですが。例えば「東大に行きたいし鶴丸に合格する力もあるけど、鶴丸のカリキュラムは合わないから甲南に入って塾に行こう」という考え方があってもいいのではと思います。

何れにせよ鶴丸の体質が変わることは期待できないのですが、中学生とその保護者の方がこういう校風を理解して学校を「利用する」という考えになれば、抜本的な解決とは言い難いものの少しは鹿児島の大学受験状況が変わるのではないかと思いましたが、いかがでしょうか。
通りすがり@卒業生 [ 2022/03/23(水) ]
>「自分の裁量で勉強のやり方を決められて大学を問わなければ国立現役合格もできるが、難関合格は多くはない甲南」

今なら僕は甲南に行きますね。勉強の仕方を自分の裁量で自発的に決める能力も、大学入学以降にも大きく関わってきますので。
昔の甲南生@一般人 [ 2022/03/25(金) ]
通りすがり様、通りすがりその2様

素晴らしいご意見だと思う。実は、今でも甲南から難関を目指すべく本来鶴丸にゆくべき天才的な地頭を持つ生徒さんが甲南に進学され、東大や京大に現役合格されている御方がおられるそうだ。おそらく通りすがり様と、同じくらいの能力や勉学意欲を有しているようだ。実は、焼き物が趣味で芸術系のお仕事に長年携わってきた小生の妻は鹿児島市でも音楽関係のお仕事をされる数名の先生方と仲良くしている。実はあるピアノ教師の先生からお伺いした優秀な教え子生徒さんのエピソードがある。その男の子は貧しい母子家庭で育ったが頭脳明晰で楽譜を所見で読み取り、自宅にピアノを買うお金がないので、画用紙に鍵盤を書いて指使いを練習し、この方法でショパンの子犬のワルツもマスターされたそうだ。ソルフェージュも聴音一回でメロディを聞き取ることが出来、音大にゆけば世界で活躍できるほどの音楽家に成れたはずだと話されていた。ところが中学に進学するにあたり、勉学教材にお金がかかりピアノを続けることが出来ず音楽の世界を断念されたとのことである。だが、その後、中学では学年順位全体で首席を維持され、甲南高校に進学し現役京都大学に行かれたとのことだ。妻の話では、英語が抜群に優秀でヒアリングでは常に満点を取られていたそうだが、おそらく少年時代に音楽で鍛えた聴音が英語にも役立ったのではないか、とのことであった。極貧ゆえに塾にも行けず通信教育も学べず、ひたすら高校の教材だけで勉学されていたというのだから流石と舌を巻かざるを得ない。この事実を耳にすると、今の甲南高校の勉学でも自分の裁量で難関に行ける可能性はゼロではないことが解る。

まあ俺のような凡俗以下の地頭は、がりがり勉が丁度いいので(甲南高校の教材+最新情報)×超反復訓練というのが性分に合っている気がする。天才児には、もう少し自主性を重んじる
教育が必要なんだろうな。
通りすがり@卒業生 [ 2022/03/25(金) ]
昔の甲南生様

その京大進学の学生さんは本当に賢いのでしょうね。偏差値に従うのではなく、現在の鶴丸、甲南両校の違いを見て、おそらく自分に合った校風の方に行かれたのでしょう。

>ひたすら高校の教材だけで勉学されていた
ということは自分自身の裁量で勉強を展開する能力にも優れていたということでしょうから、昨今聞き及ぶ今の鶴丸の態勢では、潰された可能性がありますね(一流選手を引っ張ってきて潰していく巨人にも似てるかもしれません)。

>今の甲南高校の勉学でも自分の裁量で難関に行ける可能性はゼロではない
甲南が方針転換したのなら一時的には実績は落ちることはあっても将来的には鶴丸より可能性があるかもしれません。
昔の甲南生@一般人 [ 2022/03/26(土) ]
通りすがり様、通りすがりその2様

貴殿方のように鶴丸一流の御卒業生のご意見は、文章を読んだだけで教養の奥深さを感じると実は小生の妻も感心して熟読している。この掲示板のテーマは鶴丸の凋落を止めるために六年一貫校をつくることの是非についての対話であると思うが実は生まれ育ちが神戸市の妻は、御親戚が灘校から東大へ、御自身も神戸市の六年一貫校を卒業して神戸大学文学部へ進学しており兄上も神戸大医学部と御親族皆が才子揃いである。神戸震災でご両親の経営する工場が丸焼けにならなければ、ここ福岡市で自分と出会うこともなかっただろう。その彼女が、鶴丸高校のすべての文章を丁寧に読みながら、力説していることがひとつある。中高の生徒さんに愛情を持ち、難関に行くまでに丁寧に粘り強く教えることのできる、同時にご自分でも難関大学の試験をスラスラと解けるほどの教養を積まれた先生方が指導しないと無意味だと哀しそうな目で語るのである。思えば小生は貧乏育ちの中卒の鬼婆のような母親に、いつも怒鳴られながら育ったので、当時の甲南の暴力授業も平気であったが、実はこの四半世紀、小生は妻が息子を叱った姿を一度も見たことがない。俺が年中仕事に精を出している間、知らぬ間にすくすくと優等生に育っていた。おそらく幼いころから恵まれた教育環境で育った彼女の知性や感性がそのまま息子に受け継がれたのであろうと妻に感謝している。高校時代、妻は休日、家族で一流コンサートに出かけたり宝塚劇場を見学したり、また灘高校の学生ともお付き合いしていたようだ。自分のような超がり勉をせずとも日常生活が、そのまま難関合格につながる世界がそこにはあった。教師の質が高ければ高いほど生徒は楽して難関に行けると妻は言う。大都会という環境が自ずとなせる世界なのであろうが、百年以上にわたり無数の知の大物を世に送り出している鶴丸が、灘のような高校をつくれぬはずはない、というのが夫婦の意見だ。真剣勝負で考える時期なのだろうと思うね。
通りすがり@卒業生 [ 2022/03/26(土) ]
昔の甲南生様

>中高の生徒さんに愛情を持ち、難関に行くまでに丁寧に粘り強く教えることのできる、同時にご自分でも難関大学の試験をスラスラと解けるほどの教養を積まれた先生方が指導しないと無意味だ

奥様のおっしゃる通りかとは思います。げんに私の高校在籍中はこういう先生方もいらっしゃいました。ただおそらく現在の鹿児島県、市の公立の状況では残念ながら難しいのではないでしょうか。私も今、鹿児島におりませんので詳細は分かりませんが、予算も限りがあり何より転勤を伴うのが先生というお仕事ですから。

現状を変えずに活路を見出すとすれば、究極は一校あたりの定員を半分くらいにして、教員一人あたりが持つ生徒数を減らして細かくケアできるようにすることではないでしょうか?(要は大学で言われていることと同じです)。結果として中高一貫化もありでしょう。小石川など東京の一部高校はそれで復活しつつあるようですし…。

よほどの篤志家が全財産をなげうってラ・サールを上回るような高校を作る以外は、上記の方法しかないのではないかと考えています。
昔の甲南生@一般人 [ 2022/03/27(日) ]
通りすがり先生へ

一部コピー申し訳ない。

現状を変えずに活路を見出すとすれば、究極は一校あたりの定員を半分くらいにして、教員一人あたりが持つ生徒数を減らして細かくケアできるようにすることではないでしょうか?(要は大学で言われていることと同じです)。結果として中高一貫化もありでしょう。小石川など東京の一部高校はそれで復活しつつあるようですし…。

まさしくその通りだと何度も読ませていただいた。この方法だと、授業や宿題の理解度、記憶度が飛躍的に高まり学生の勉学意欲を向上させる。いわゆる(落ちこぼれ)や(その他二百人問題)の解決につながるわけだ。思い出したが、小石川などの一部公立高校が、難関の合格数を復活させた一番の要因は(生徒全員が100パーセント消化吸収出来る授業)と
(落ちこぼれを一人もつくらない)ことに徹したからだと校長先生らがNHKラジオで最近強い口調で話されていた。少子高齢化の時代、一人一人の子供さん、生徒さんらは、それぞれの才能に応じて伸ばしてゆけばいい。鶴丸高校も見習うべきだろう。落ちこぼれを生み出す過度な競争を生徒さんらに強いることだけが難関合格のメソッドではないということを。
通りすがりその2@卒業生 [ 2022/03/27(日) ]
昔の甲南生様、通りすがり様

最近の鶴丸のカリキュラムだと、早いうちから応用に移ったりときには東大の過去問を解かせたりすることがあるとこの掲示板内で目にしたことがあります。一方、私がいた2000年頃でまだ東大や九大に今より合格していた頃(当時は他人に興味がなくどれくらい浪人していたかは知りません…)は課題に裁量が少なく進度は早いものの難問を解かせることはほとんどなく、数学ならばチャート式や教科傍用の問題集からの出題と予習が基本的な課題だったように記憶しています。それでも予習前提でハイペースで授業が進むので、理解度が早くない生徒は脱落してしまっていたわけですが。

仮説ですが、鶴丸からの難関大合格者数が減ってしまったのは基礎的な知識の習得と活用の訓練が以前より疎かになってしまったからではないかと思います。基礎をきちんと教授せず難しいことを教えるので、不要な挫折感などから意欲を失ったりしてその他二百人が産まれて現役での国公立大学合格率が全生徒数の半分行かないというようなことになるかと。

とすると、もしこの投稿を読んでいる現役生徒に助言するならば、難しい課題や学校内順位を気にするのではなく教科書レベルをきっちりマスターできているかどうかを気にしよう、ということになりますかね。当面は鶴丸の方針が変わることはなさそうなので、自分でできる対策で私が今思い浮かぶのはこれくらいしかありません…

妄想を語っていいならば、鹿児島の女子のためにはラ・サールの共学化が一番いいのでしょうけど、まあまず不可能でしょうね…。ちなみに鹿児島から附設に通っている女子生徒がいるようですよ(https://www.tv-tokyo.co.jp/plus/smp/lifestyle/entry/2021/024784_amp.html)。
通りすがり@卒業生 [ 2022/03/27(日) ]
通りすがりその2様、昔の甲南生様

レスありがとうございます。
>予習前提でハイペースで授業が進むので、理解度が早くない生徒は脱落してしまっていた
まさしく、私はこれで数学に躓きました。卒業まで得意な文系科目との差が埋まることはありませんでした。ま、私の努力不足(方法論)もあるんでしょうが…

>その他二百人問題
これは私の時代の一学年五百人の頃の言い方でしょう。今だと五分の二なのでその他「百二十人」でしょうか。ちなみに私も入学時点の席次はこのくらいでなんとか三年間でトップ10%程度まで上げましたが、当時は上位層が分厚くてしんどかったですね。もちろんそれは励みにもなりましたが…

>教科書レベルをきっちりマスターできているかどうか
これは学校側も最重点に置くべきでしょうね。受験対策は受験産業に任せるほうが学校、教員共に幸せになるはずです。「生兵法は大怪我のもと」といいますが、今、大怪我している最中ですね。

ちなみに私はなぜ都会の高校生が、そして今では鹿児島でも高校生が塾に行くのか不思議でしたが、上記昔の甲南生様の書き込み(現役向けの補強塾)をみて疑問が氷解しました。

>ラ・サールの共学化
これは複雑な気分ですね。学業成績は総じて女子のほうが優秀になりつつある現在、ラ・サールが共学化するとますます鶴丸の実績は落ちると思います。

>鹿児島から附設に通っている女子生徒
価値観はそれぞれですが、私は正直そこまでしなくても、とは思いました。附設も全員東大・医学部に行けるわけではないですし。私なら公立に通って新幹線代を他に回します、失礼ながら…。
昔の甲南生@一般人 [ 2022/03/31(木) ]
通りすがり様、通りすがりその2様

鶴丸名門時代御卒業お二人の大ベテラン先生方の御聡明な文章は、小生以上に自分の妻の方が深い関心をもって読んでいる。先日、長仕事を終え久々に自宅に休息した自分は妻と晩餐したのであるが、話題はロシアウクライナ問題、オミクロン問題、そして名門鶴丸校再飛翔の問題で尽きなかった。妻の話では、今の大都会では名門女子校に男子が入学したり、名門男子校に女子が入学するのは珍しくないそうだ。例えば、昨年ショパンコンクールで二位入賞を果たしたピアニスト反田恭平氏は、名門東邦女子高校音楽科をご卒業されてからモスクワ音楽院に進学されている。名門男子校の灘校も、時に数名の優秀女子を入学させることがあるという。少子化の時代、男女共学は中高校の名門を守るために不可欠と考えられており男子校や女子校が、その名のままで独自の共学化を進めている実例は珍しくないのだと話していた。神戸市の中高一貫校で学んだ妻は、神戸大医学部に現役進学した兄の紹介で、知る人ぞ知る無名の進学塾に六年間通っていた。その塾は、京都大学理学部を大学院博士課程まで現役ご卒業されたベテラン先生が、おひとりで一学年十人限定で教えておられたそうだ。妻の教室からは、東大一名、京大三名、大阪大一名、神戸大四名、九大一名が全員現役合格されたが、月謝も週に三回で1−2万円と高くなく、マンモス授業はせずに少数精鋭の個人指導を主とし、進学校の授業で解らないところを全科目すべて明快に答えてくれるので楽しかったという。当然、灘や甲陽学院の生徒さんも来られていたそうだ。実は神戸には、京大卒の先生方が寺子屋のように教えておられる無名の少数精鋭主義の私塾が多くあり、東進や河合塾などのようなマンモス予備校にゆくよりも遥かに学術的で合理的なのだそうだ。マンモス予備校は、集団制で教えるのでやはり落ちこぼれとその他二百人問題を生じてしまう。少数精鋭塾は、落ちこぼれる心配が全くない。福岡に住んだ時、九州はこのような私塾が少ないことに驚いていた。私塾がなければ難関を越えるのに地獄のような苦労が要るだろう。鶴丸生は鹿児島大を低レベルと言うが、教える先生方が、九大卒や鹿大卒の先生であれば情報量は良くても九州内に限られるし、ましてやマンモス授業の世界であれば、どれほど優秀な頭脳でも九大がせいいっぱいなんだろうと同情的な眼差しで哀し気に語るのである。妻は、実質的な実力は神戸大と鹿児島大はそれほど変わらないだろうと語る。もう少し正確に言うと自分は幼いころから美術を専門的に勉強していたので、京都大学よりも陶器や油絵を専門的に勉強できる神戸大を目指していた。鹿児島大からも下野指揮者のような世界的な名士も生まれているではないか?鹿大を低レベルと貶す考え方からは卒業した方が良い、既成の価値観にとらわれていては変革も生まれないと思うから。
考え方は、ひとそれぞれなので反対意見も多かろうとは思うが、ご参考までにご一読を。
通りすがり@卒業生 [ 2022/03/31(木) ]
昔の甲南生様

受験という観点、いや母校の実績向上というエゴを除くと、もちろん今日、男子校・女子校という区分は取り除くべきだとは考えております。

>無名の少数精鋭主義の私塾
関西は多いのですね。実は私も晩年になったら鹿児島に戻ってこういうことをしたいな、とは漠然と考えております。必ずしも直接受験対策ではありませんが…。ただし数学はじめ理系科目は苦手なので、文系科目に限りますが…(笑)。

>鹿大を低レベルと貶す考え方
高校時代はこういう考えにとらわれていて本質を見逃していましたね。言い訳すれば高校の雰囲気がそうだったというか…。真の知性・人間性は偏差値による序列化とは必ずしも連動しないものだ、と気づくことこそ重要でした。
内緒さん@一般人 [ 2022/06/01(水) ]
首都圏生まれ育ちの部外者です。
大学は首都圏以外の国立理系です。
年齢的には甲南OBさまと同世代かもしれません。職種は同じです。
なので鹿児島には縁がなく、場違い感あるコメントであるとお断りしておきます。

鶴丸と甲南のライバル状況は存じておりました。
鶴丸に絞りますが難関国立大学や国公立医学科の進学実績低下は少子化による受験生人口減少が一番の理由では?
30年前と比べて受験年齢相当の生徒人口が六割減少、大学進学率が変わらなければ2030年には大学受験生人口が大学定員を10万人下回り大幅な大学定員割れが生じることは文部科学省の資料でも示されています。
当然、高校受験生人口も継続的に減り続けます。
首都圏はまだ人口が多い方ですが、鹿児島は減少率が大きい。
生徒数が以前より激減していれば学力上位生徒も減ります。
鶴丸の現況はそこに起因すると考えています。

私は首都圏の公立進学校卒業ですが、首都圏の中高一貫私学興隆の影響大で難関国立大学と国公立医学科への進学者数は私のころの半分程度。
これでも公立だけの首都圏比較なら上位には位置しますが上位中高一貫私学にとは大きな差があります。
今は母校の現役生も予備校と塾の利用者が昔とは比較にならないほど増えたそうです。
受験教育はどちらというと緩いので現役で難関国立大学と国公立医学科で受かりたかったら予備校と塾の利用は必須に近いものがあります。

子供は東京23区内山手線内側の中高一貫女子校に片道90分かけて電車で6年間通いました。
首都圏以外の国公立医学科を出て今は東京で研修医。
中学で半分、高校で9割が予備校か塾に通っています。
先生がたも暗黙の了解。
現役合格者の多さも学校の教育力でなくて塾か予備校の力です。
おかしいと思われるかもしれませんが、現実です。
公立の中では平生の授業が受験むきな都立日比谷も塾予備校利用が多いですよ。
受験教育リソース利用で大都市の進学校と地方の公立進学校の格差が厳然としています。

アメリカのカーン・アカデミーKhan Academyのようなフリーのオンライン受験講座が日本でも発達すれば受験教育リソースの地域格差は改善されるのでは?
通りすがりその2@卒業生 [ 2022/06/19(日) ]
難関大合格者数の減少は仕方ないとしても、この浪人率の高さはどうにかすべき問題と思います。どうも学校側が生徒たちの足を引っ張るように見える要素も散見されますので。でもこれも予備校力とか塾力によるのかもしれませんね。難しい…
1990年代@卒業生 [ 2022/08/10(水) ]
以前にも一度書き込みさせていただいた1990年代の卒業生です。難関大学への合格者数ですが、母集団を維持した状態での純増は難しいと思います。それは、1990年代でも残りの200名問題(私もその一人でした)は既に生じていたからです。東京で生活して思うのですが、鹿児島の公立生の受験競争力は都会ほど強くないです。都会では公立校とはいえ、その入学受験時の競争相手の学力と母数が圧倒的に異なります。そこを勝ち抜いて、最終的には難関大学受験へ挑んでくるわけです。同様に九州では福岡、熊本あたりの公立進学校が強いのも「鹿児島よりは都会」という要因も大きいと思います。その点で鶴丸高校含め、鹿児島の公立進学校の入学後の学力分布は大きいと思います。1990年代もラサール蹴り、鹿大附属、私立中学出身者とごく普通の公立中学からの進学者との学力差は大きなものでした。女子に関しては当時も飛び抜けた進学先が鹿児島にはなく、総じて鶴丸進学女子の学力は高かったです。また、上位層と中間、下位層の入学後の学力差は、鹿児島県の高校入試のレベルと大きく影響していると思います。おそらく、某高校受験対策塾で答練を反復すると鶴丸高校進学後の大学受験学力は担保出来ないにしても、入学は出来てしまうレベルです。したがって、個人的経験(正に自分がそうでしたが)から言わせていただくと、伸びしろがない、若しくは別の方法で対応すべき学力レベルの生徒が相当数入学してきているわけです(悪口ではありません)。この層については、実際の学力に準じた進学先にうまく誘導する、若しくは学習方法や宅習の余力で補完できる方法を別で考える必要があります(場合によっては大化けします。ただし、この層の学力獲得に時間の限られた鶴丸のような公立進学校のカリキュラムでは現実的に対応は無理と考えます)。そのため、合格者数を増やすのではなく合格率に振り替えて勝負するなら、やはり入学定員を減らすか、独自の入学試験の実施し高学力者の確実な獲得に注力するしかないと思います(人口減による優秀な生徒の進学が減っていることも副次的に影響は大きいと思いますが)。
昔の甲南生@一般人 [ 2022/08/13(土) ]
1990年代卒業生様

読んで深く考えさせられた。御自身を残りの200名問題のお一人と語られる謙虚さにも心を揺さぶられ小生も一言述べたくなった。自分は貴殿よりも一回り年上の1980年代卒業だが当時は今よりもはるかに経済格差教育格差の少なく自己努力がそのまま進学に報いられる良い時代だったと思う。甲南の場合には誤解を恐れずに言えば、鶴丸高校のその他二百名が激しく情熱的な教師たちに𠮟咤激励され尻を叩かれて嫌が上でも学力が向上し国公立に投げ込まれたという経験を還暦を過ぎた今でも目の当りに焼き付けている。俺も含めてもともと鶴丸生に及ばない学力で入学した生徒ばかりなので成績は皆がドングリの背比べだった。ゆえに生徒同士は、あまり競争意識がなく勉学とは仲間に勝ちたいという競争意識よりも、熱血暴力教師から打たれたくないという恐怖心からであったが、恐怖心を乗り越えるためにがり勉を続けるという軍隊方式の習慣が身についてから不思議と成績も上がりつづけ国立医学部も医師としてのお仕事も乗り越え現在に至っている。無心で点取り虫に徹することが自ずと学力向上につながったんだろうと今にして思えば実感として解るのだ。
思うに、今の時代でも貴殿の言われる、より都会的な受験教育内容を高校三年間のカリキュラムに教える先生方が十分に嚙み砕いたうえで合理的に組み込んでゆけば、そのうえで有無を言わさぬスパルタ方式で、その他二百人を鍛えてゆけば、80年代の鶴甲の再飛翔は夢ではないと思うのだ。帝大医学部に現役進学卒業した俺の息子も福岡のダブルスクール通いであったが、妻がしっかり教育してくれたが、俺の甲南時代の体験談を語ると可笑しそうに笑ってくれる。だが有無を言わさぬがり勉だけがすべてだという言葉には大いに頷き、今の時代であろうと、良き情報を得た以上は命がけで勉学することだけが難関を勝ち得るすべてだという思想は息子も変わらず共有してくれているようだ。言えば申し訳ないが今の市内公立進学校は、親も教師も生徒さんらもがめつく情報を取り、他人が何を言おうともしつこくがり勉を続けるという気持ちがいささか弱くなっている気がする。伸びしろがないのではなく職人気質で勉学に取り組むという意欲、昔の言葉でいえばハングリー精神が足りないような気がしているのだ。

通りすがりその2@卒業生 [ 2022/08/27(土) ]
https://www.asahi.com/edua/article/14686331によると、2022年のラ・サールの東大現役合格率は12%で全国ランクでも当然上位です。一方、母校鶴丸は1%程度なのは皆様ご承知のとおりだと思います。鶴丸高校の凋落の原因を、ラ・サールに上位層を取られていることとする意見もありますが、ラ・サールには県外から学生が入ってくるとはいえ同じ鹿児島県の子供を集めているのになぜここまで差がついてしまうのか不思議に思っていました。
1990年代@卒業生様の書き込みを拝見して仮説を思いつきました。
ラ・サールに入る層の子供たちは、中学入学組でも高校入学組でもラ・サールの問題を解けるようになるために十分訓練していて、それがおそらく大学受験の基礎学力にもつながっているのではないか。
一方、鶴丸などの公立は、答練の反復で入れてしまうため、大学受験に求められる基礎力は然程つかないのではないか。
つまり、上位層をラ・サールに取られているというより、ラ・サール受験組とそれ以外の受験組で高校入学前までの鍛えられ方が質・量共に圧倒的に違うことが鶴丸が振るわないことの一因なのでは、ということです。
中学や高校入に入る前から鍛えられている上に入学後にも鍛えられるラ・サールと、高校に入ってから鍛えられる鶴丸では、同じ鹿児島県の子どもたちでも差がつくのも当然ですし、ラ・サールを意識しているのかは不明ですが鶴丸ではごく上位の生徒にしか当てはまらないようなカリキュラムで全体を鍛えようとしているので脱落者を生むのも当然でしょう。

単純な答練では対応できない独自入試を鶴丸が実施すれば、それに対応するために勉強してくるため少なくとも入学してくる生徒の基礎学力の向上には資する可能性がありますね。鶴丸のカリキュラムの拙さという問題は依然残る可能性がありますが、ここでは触れないことにします。

あとは昔の甲南生様がおっしゃるようなハングリーさとか、勉強することや学ぶことを大切にする県の文化の醸成とかが大切なのではないかと。
1990年代@卒業生 [ 2022/08/30(火) ]
>仮説を思いつきました。

当時の周囲の状況とクラスメイトと会話した範囲での認識になります。
鶴丸入学後に卒業までカリキュラムをこなし、難関大学に合格した学生に共通する事項です。あくまで自己認識の範囲ですのでご了承ください。
・小学校時代から学校の成績がよかった(中学になり塾通いして急に成績が伸びたケースではない)。
・中学当時に受験ラ・サールや池田塾(1990年代当時)などで中学過程以外(高校過程ではないが頭をひねる課題)の課題に取り組んでいた。
・れいめいや鹿校の特進若しくは英数科(1990年代当時)に特待合格していた。
過去の鶴丸の実績は、上記に当てはまるような学生が多く入学していたのではないかと推察します。そもそも鶴丸の入学生自体が当時からラ・サール高校への入学生との実力差は認めているところです。この実力差は必ずしもその後の鶴丸のカリキュラムの問題だけではなく、入学生の「学力」という質の差も大きく影響していると思うのです。
私は、鶴丸のその他200名にあたる学生でしたが、社会人経験で多少の要領をつかんでも、やはり今でも鶴丸のカリキュラムにはついていける自信はありません。
鶴丸の実績を上げるためにはおっしゃる通り、独自入試などで「学力」のある入学者獲得に指向し、その他200名(いわゆる入学後落ちこぼれ)に関しては、受験前の受験生自身の学力実態を本人含めよく周囲が協力して分析し、入学後の学習スタイルも予測しながら、効果的な受験対策が行えるよう個々の家庭などで工夫するしかないように思います。その場合は、鶴丸への入学が最適ではない判断も必要かと思います(学習スタイル、その他個人の時間確保ができる進学先の積極的選択)。
昔の甲南生@一般人 [ 2022/09/10(土) ]
通りすがりその2様
1990年代卒業生様

妻の勧めで時々netでロシアのピアニストキーシンの演奏を聴く。音楽には素人の小生も、この人の弾く音色のダイヤのような輝きには、世界で指折りの巨匠であることはすぐに解る。他の追随を許さぬピアニズムが、少年時代いかなる音楽教育によって鍛えられたのか、芸術に詳しい妻は自分に解りやすく話してくれる。社会主義ソ連時代の音楽教育は、国が能力のある子供たちを選び出し幼いころから鍛え上げるのだという。親の職業や格差や年収に関係なく、優れた子供たちは国家の威信をかけて科学的で合理的な音楽教育により12歳の頃にはショパンピアノ協奏曲1,2番が完璧に弾けるレベルにまで教育される。この考え方が日本でも政府レベルで浸透されておれば、鹿児島県で言えば鶴丸甲南高校には、優秀な教師のみが布陣され帝大に進学を希望されている選ばれた優秀な子供たちを日夜問わず鍛え上げ合理的な手法で、現役で東大京大国立医学部に合格するレベルにまで育て上げるということになるのだろう。鶴卒お二人の聡明な先生方が仮定される希望は、そのような教育社会なのだと感無量な気持ちになるのだが、新自由主義経済格差が極限まで広がった今の日本で、その夢が叶うのか少々疑わしくもなる。理由の一つは、国立大学の学費の高さ、零細企業で働く母子家庭の子供さんなどは、たとえ成績が良くても大学への進学を断念せざるをえない限界状況が多数あるのではなかろうか、親の経済格差があろうとも、子供さんの教育環境の平等性が、ある程度守られていることこそが優れた能力を持つ子供さんを国が育てる基礎であると自分は思うし、そのような教育環境は俺の子供時代の昭和の昔には確かにあったことだ。聴く話では都会ではスクールカーストと言う都市伝説があり六年一貫校の有名進学校では、親の地位や経済格差により子供の仲間関係にも差別が生じているという、誰とでも仲間になって仲良しになろうという昭和時代の名曲は夢の中の夢なのだそうだ。超格差社会と言う東京を中心とするブラックホールの反教育力により、鹿児島の伝統的に優れた鶴甲の郷中教育も相当の悪影響を受けていることが隠れた真実であると自分は推考している。反教育ブラックホール社会で、なお多数の生徒さんを国公立に送り込もうとするならば、東大京大を中心とする戦力は、これまで通りで温存しつつ、その他二百名は甲南式スパルタ教育で、九大を中心とする九州間内の国公立大学に専念させた方が良いというのが俺の考え方だ。国立医学部も都会を目指すよりは九州内の方が戦略を立てやすいと思うからだ。乱文駄文申し訳ないがご参考までに、御免。
1990年代@卒業生 [ 2022/09/14(水) ]
>その他二百名は甲南式スパルタ教育で、九大を中心とする九州間内の国公立大学に専念させた方が良い

私が在学した当時から九大は上位200番台で合格圏内(確実圏ではない)だったと記憶しています。
鹿大に現役合格し浪人で再チャレンジでもなかなか厳しいのが現状でした。逆に九大蹴りが上位層にはいた時代ですので、九大を蹴って浪人し、より上の旧帝大に進学というケースはありました。そもそも1年次から東大の過去問を演習させられている割には、受験時に鹿大の入試問題にすら過半数から下位1/3層は太刀打ちが出来ない状況でしたので、現在もそういった受験力の全体的な荒さの問題は引きずっているのかもしれません。国立の合格力はいずれにせよ容易には身につかないとは思います。
1990年代@卒業生 [ 2022/09/14(水) ]
>上位200番台で合格圏内

失礼しました。100番台の誤りです。大体50〜60名前後で1年次から3年時まで合格者を出していた時期と記憶しているためです。浪人率もまだ低かったので、それを考慮しても40〜50名前後は現役で合格していたと思います。入学定員が400〜420名だった時代です。
1990年代@卒業生 [ 2022/09/14(水) ]
私の時代は上位100グループが旧帝大クラス受験層、次点100グループが鹿大含むその他国公立クラス受験層、残り200グループがセンター1次、国公立2次受験が学力的におぼつかないため私大専願層に受検ランク下げ、といった感じでした。私大専願層で早慶クラスの現役合格者はほぼいなかったという記憶です(まったくいなかったはず)。この200グループが大体浪人してマーチクラスなどを受験したり、現役時代に学業が部活などで時間確保できず浪人時代に取り戻して、国公立クラス含む上位大学を受験、進学していた層となっていた記憶です。
昔の甲南生@一般人 [ 2022/09/15(木) ]
1990年代卒業生様

一部鶴丸卒ベテラン先生方の文章を使わせていただくことご了承されたい。

残り200グループがセンター1次、国公立2次受験が学力的におぼつかないため私大専願層に受検ランク下げ、といった感じでした。私大専願層で早慶クラスの現役合格者はほぼいなかったという記憶です(まったくいなかったはず)。この200グループが大体浪人してマーチクラスなどを受験したり、現役時代に学業が部活などで時間確保できず浪人時代に取り戻して、国公立クラス含む上位大学を受験、進学していた層となっていた記憶です。

小生の考えでは、この層の学力グループは1980年代においても甲南高校の大半の学生の高校入学時の学力であったと考えている。そもそも自分も含めて甲南高校はクラスの二番手三番手の生徒が進学していたから、鶴丸においては中下位層あるいはそれ以下の生徒が、ほとんどだったという記憶が自分のなかに今も鮮やかなのだ。このグループが、いかに九大百名現役突破あるいは国公立現役合格数日本一を成し得たか?実は、この掲示板で鶴卒ベテラン先生の
(通りすがりその2様)が明確な解答をされているので下記にコピーさせていただきたい。

仮説ですが、鶴丸からの難関大合格者数が減ってしまったのは基礎的な知識の習得と活用の訓練が以前より疎かになってしまったからではないかと思います。基礎をきちんと教授せず難しいことを教えるので、不要な挫折感などから意欲を失ったりしてその他二百人が産まれて現役での国公立大学合格率が全生徒数の半分行かないというようなことになるかと。

とすると、もしこの投稿を読んでいる現役生徒に助言するならば、難しい課題や学校内順位を気にするのではなく教科書レベルをきっちりマスターできているかどうかを気にしよう、ということになりますかね。

この文章を以前読んだ時に俺は、まさしくその通りだと思わず頷いてしまった。おそらく今も同じだと思うのだが、甲南高校は補習授業においても多大な枚数のプリントにしても、チャート式参考書レベルの応用問題の反復練習に終始しており、最難関の大学を相手にした、(大学への数学)のような特殊訓練は、国立医学部九大相手のトップクラスでもセンター試験直前まで一度もお目にかかったことはなかった。最難関を避け中級から上級レベルの比較的理解しやすい解法の超反復訓練に徹することで九大や鹿大医学部レベルの理系問題を全問正解で解く力を徐々に養っていたと記憶している。
たまに数学や物理の先生方が東大や京大の問題を、クイズのように小生らに解かせたことはあ
ったが、そこは授業のメインではなかった。九州内の国立大学についていえば、最難関の問題に挑戦して挫折するよりもチャート式レベルの
問題を確実に全問解けるように反復訓練記憶する勉学を続けた方が効果的だと思う。東大京大を目指す天才たちは、能力的にも高度に専門的な勉学を行うための情報を得る意味においても
俺たち凡俗よりも恵まれたお立場にあられるのだろうと思う。浪人すれば国公立の上位大学に合格できるということは、現役時代に、も少し解りやすい授業の反復訓練が出来ておれば浪人せずとも難関に合格できる基礎力と実力は潜在的に備えていたということではないだろうか?

1990年代@卒業生 [ 2022/09/16(金) ]
私は過去、この掲示板の別な個所に数学に関してはチャートや教科書併用問題集の「標準問題を確実に解けるよう答練すること」といった趣旨の書き込みをした記憶があります。また、英語に関してはリーディングと並行し語学学校などへのスクーリング活用で会話中心の学習もお勧めしています(文字慣れでなく音慣れで学習効果を上げる)。要は自分が鶴丸時代に意識しておけばよかった内容です。私自身は日東駒専「未満」卒ですが、社会人になって仕事のスキルアップや資格取得に関する学習における場面においても、せめて鶴丸生は「国公立」大学を卒業しておいた方が良いであろう、ということです。周囲でも国公立出身者はレベルの差はあれど、基本的なことがきちんとできる者が多いです。私大では早慶卒がやはり圧倒的にパフォーマンスが高く、マーチクラス卒だと時々でムラや得手不得手が表に顕著化し、日東駒専クラス卒だと課題や分野を絞るとそれなりのパフォーマンス発揮、といった印象を受けています。日東駒専未満卒だと、コツをつかむのに時間がかかる、諦めが早い人が多い印象を受けています。日東駒専未満卒の自分はそうありたくないな、と思うのはやはり鶴丸卒で在学時にそれなりの人物を周囲で観てきた経験があるからかもしれません。
昔の甲南生@一般人 [ 2022/09/17(土) ]
1990年代卒業生様

自分と親しい医師の仲間で、親が三流私立と呼ばれる医学部出身でありながら、奥様も普通の看護学校卒業の正看でありながら、お二人の子供兄妹さんが長大医学部医学科と熊大医学部医学科に現役で合格卒業されている実例を小生は存じている。いつの時代も親の学歴と子供さんの出来は必ずしも相関しないな、と思いつつも、ふと実は三流私立を出られているご両親もホントは頭が良かったんじゃないか?と思い返し反省することがある。貴殿の優れた文章を読ませていただいても意味深く考えさせられるからだ。思い出したことがある。俺の時代の甲南高校は、文系も理系もトップクラスは小生も含め極貧家庭の育ちが多かった。母子家庭や父親が会社のお金を使い込み鹿児島刑務所に収監されていたりとか、親の年収が二百万以下の零細企業の今で言えば非正規レベルの極貧がほとんどだったという記憶がある。他方、のんびり屋さんの普通クラスの生徒さんらは、親が学校の先生や次席検事、地方上級公務員、山形屋の幹部役員等比較的経済的に恵まれた階層が多かった。どちらかと言えばトップクラスの方が追い詰められた悲壮感とハングリー精神で皆が協力して頑張っていたという状況だ。よって無駄や余計なことを考えるゆとりがない、教師から与えられるプリントやシラバスを手の垢でまみれるほどに読み込み、教科書も参考書も英和辞書も付箋や書き込みであふれているという状況だった。母校で与えられる教材のみの超反復訓練に徹したことで共通一次試験では八割六分、二次でほぼ満点取れたが、鹿大満点を目指したこのやり方で、果たして俺が東京の私立大学に合格できたかどうかは解らない。もしかすると早慶もMARCHも日東駒専もその下の準一流大学も全滅だったんじゃないか?と思うことがあるのだ。俺より経済的にも教育環境においてもはるかに恵まれた俺の息子はピアノでショパンを弾き将棋ではアマチュア有段を有しているが私立も東京のいくつかの有名校に合格しているが、複数の上級資格と大学合格を得るにはハングリー精神だけではダメで、早稲田に行きたいなら早稲田向けの勉強を、MARCHに行きたいなら、そちらに特化した勉強をお金をかけて兼ねないとだめだ、お父ちゃんは鹿大医学部以外の大学は全部落ちたかも知れないね、と微笑する。思うのだが、鶴甲について考えると、鹿児島市は他県と比べると親の経済状況は今でもそれほど芳しくないと予想される、経済的にゆとりがなければ確実に合格できる国公立を目指すのが筋だと思うし、鹿大が身近な標準であろう。経済的にゆとりがあれば、自分の好みに合う東京や関西や福岡市の私立を同時受験し、双方合格した場合には自分の好きな方にゆけば良いと思う。最難関を目指すがゆえに現役合格数があまりにも少ないというのは、どこか背伸びのしすぎではなかろうか?同じ発言の繰り返しとなり申し訳ないが、俺の教養や知能指数は、鶴丸その他二百名と同じか、それ以下である、賢い妻との間に生まれた俺の息子が鶴丸の標準くらいであろう。鶴丸の教師陣にお願いしたいのは、東大京大準帝大国立医学部クラスの上位百名対象は別枠としても、その他二百名クラスには是非とも甲南高校方式授業をお願いしたい。そして何が何でも国公立現役合格率において甲南と並ぶかつての栄光を取り戻してほしいと同じ郷中教育を受けた同胞として悲願するのである。
昔の甲南生@一般人 [ 2023/02/17(金) ]
通りすがり1先生様

ダメOBなどと謙虚な発言をされておられるが、貴殿はこの掲示板でもっともすぐれた知性を有される(世界的にみても)鶴丸校の誇るべき卒業先生のお一人であると小生は理解している。文章の内容から、県外の通りすがり様とは別人だと、最初から解っていた。(邪推だが、県外通りすがり様とは、もしかするとこの掲示板の管理者、あるいは大手の予備校関係の上層部管理者先生ではないかというのが小生のみならず吾妻の見方だ。いやに早期教育や六年一貫にこだわるお人柄や、東大合格層について全国的視野で論じることのできる能力は、どうもその手のプロだと思えるからだ。大手実力予備校の管理者様なら、鹿児島市の郷中教育など心の中ではあざ笑っておられることだろう。)だが鹿児島市の極貧家庭に生まれ育ち、それでも何とか学問への情熱を抱き続けるには、どのような心構えで進めば良いのかということを真剣に考えると、自分が現実の鹿児島市の中学生にタイムスリップしたら、どうするだろうか?と沈思するに、通りすがり1先生の言われる次の一言に尽きる気がするのだ。

目先を変えることです。東大は難しいが九大は確実に受かる学校として基礎を徹底させることです(塾・予備校の効用が言われてますが、学校の授業を消化できないで受験産業に手を出しても消化不良に終わるだけです)。

ややもすると東大レベルの問題を宿題などで出すという高校側の姿勢も変えるべきでしょうね。

基礎を徹底させた上で後は受験産業に任せればいいのではないですかね。もちろん写経のような非効率的な代物は論外ですが…

それから、同じような素質でも金をかければ良い結果になりうるというのは、まさに格差社会たるゆえんでしょうね。ということは、金をかけなくても良い結果につながるよう各自で独自に頭を働かせる必要があるでしょう。

実は、この最後のアドバイスこそが、本来なら鹿児島県が、政治経済県教委レベルで取り組まなければならぬことではないかと思うのだ。そしてかつてラサール高校を開成や灘に並ぶ上位進学校に飛躍させた成田教頭先生や、甲南高校の九大現役合格数をわずか三年間で二十数名から百名越えと突破させた安楽校長のようなカリスマのある優れた教育者が校長や教頭になるべきなのだと思う。通りすがり1,2先生方や、ここで、優れた文章を書かれておられる鶴丸OB の先生方には、その実力と資格があると小生は見ている。教師みずからが、少なくとも自分の教える科目については、難関大学についても十分に勉学研究し尽くしているという御努力と自負がなければ生徒を伸ばすことはできないのではないだろうか?

ダメOB@卒業生 [ 2023/03/05(日) ]
昔の甲南生様

こちらにレスを頂いていたとは今拝読して知りました。ありがとうございます。
子供二人鶴丸@保護者 [ 2023/03/16(木) ]
今年の卒業生(我が家は次男)も、旧帝大・医学部どころか、地方国・公立も壊滅状態です。

散々ここでのスレを見ていましたが、長男同様、我が子の世代は大丈夫だろうと、何の根拠もなく学校の進路指導に従っていましたが取返しの付かないことになってしまいました。

今の時代、夢を叶える為に一浪とか普通とも言いますが、それ以前にここのボンクラ教師共は、社会人経験が乏しく、閉鎖的環境で自分より立場の弱い者に対して優位的であることに慣れすぎているのか、兎に角殿様ばかりの教師ばかりでした。
細かい事は、本当に過去スレに書いてある通りです。

学校から配られる問題集、青チャ・重文・良問等、1年生からやらされますが、学校には内緒で1ランク下の問題集を併用した方がいいと思います。
相変わらず無駄な宿題(教科書丸写し)が多く、
自分のペース配分で一日過ごす事は難しいと思います。

現役で合格するには、学校の指導は聞き流して、
中央駅近辺の塾の戦略に従った方が間違いないと思います。
塾に行くことなど、学校に相談してはいけません、かなり否定的です。
長男は昨年一浪の末、家庭教師で有名な塾のおかげでで旧帝大に合格しました。
次男も予備校等を進めましたが、学校を信頼しすぎて気乗りしませんでした。
ですが、スケジューリングされた所へ早めに相談すればよかったと言っています。

塾は合格した次男の同級生を見る限り、小さなところでも指針がしっかりしていたら、鶴丸だろうが甲南の生徒さんだろうが大丈夫なのではと思います。

うーん@一般人 [ 2023/04/19(水) ]
率直に言うと、他県が受験のノウハウが進化してるのに、鹿児島だけ現状維持のまま。ここに書き込んでるOBたちの、ダラダラしたポイントのない長文こそ、今の鶴丸凋落とリンクしている。このOBたちが今のレベルの受験を受けたとしたら、東大ゼロ。
鶴丸OB@一般人 [ 2023/04/25(火) ]
現役生徒さんかな。

手短な文章はいいが、すでに難関に現役合格卒業している僕らに物を申すなら、

君が合格してから言おうじゃないか。

今の悲惨な鶴丸の状況の原因は、教師のみならず、生徒自身のていたらくにもある。受験の成否は、つまるところ生徒さんらが主役だからね。
内緒さん@一般人 [ 2024/01/27(土) ]
仮に受験戦争における鶴丸高校の立場が凋落しているとしても、当然ながら生徒には一切の責任はない。全ては教育現場の教師の責任である。生徒は自身の人生のために勉強しているのであり鶴丸のメンツのために勉強しているのではない。鹿児島県立鶴丸高校のメンツをとやかく言う権利があるのは県への納税者だけであり、納税者の期待に応えぬ教育現場の人々の怠慢こそが責められるべきである。実際に他県の公立進学校と比べても、鶴丸の教師の意識の低さには目を見張るものがある。情報収集の甘さ、状況分析のゆるさ、授業のスキルの低さ、教育意識そのものの低さ等々、不勉強にも程がある。自分太刀の怠慢のツケを生徒の根性努力で誤魔化そうったってそうはいかない。
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鶴丸高校の情報
名称 鶴丸
かな つるまる
国公私立 公立
共学・別学  共学
偏差値 72
郵便番号 890-0042
住所 鹿児島県 鹿児島市 薬師2-1-1
最寄駅 0.6km 鹿児島中央駅 / 指宿枕崎線
0.6km 鹿児島中央駅 / 九州新幹線
0.6km 鹿児島中央駅 / 鹿児島線
電話 099-251-7387
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