現役で合格された先輩の話は有用ゆえに良く聴く
こんにちは コロナと戦う女医エンジェルです
鶴丸高校覧の一ページ目を読んだら、現役で九大医学部合格された鶴丸卒の医師先生が、貴重な文章を書かれていましたのでエンジェルも興味深く読ませていただきました。九州大学の合格者数が、甲鶴ともにかなり少なくなってからの御卒業生ですので、エンジェルよりはかなり年若の先生だとお見受けしますが、今の時代であっても高校であてがわれる教材や宿題を確実にこなしてゆくことが現役合格につながる、少なくとも九大医学部まではそれで十分という力強い文章を読ませていただき、なるほどそうかと自分も合点がゆきましたね。よくよく考えてみますと、甲南高校卒の自分の高校時代も、一日八時間授業で宿題プリントの量も一日十枚程度、全部をこなすのは半端な努力では不可能でした。しかるに教科書や参考書を独学しながらプリント課題を丁寧に丁寧に予習復習し、試験では定期考査でも実力考査でも九割以上の得点を取れるように記憶の完成度を高め、がり勉を続けておれば、長崎大学医学部を首席で合格し奨学金も
授業料免除も同時にいただけましたので、まずは高校の授業内容を信じて真面目に努力を続けることが難関を越える最初の手形になると思いますね。センター試験では八割後半の点数でしたが、二次試験が首席だったそうで、それは後に自分を大学院に引き抜いた基礎医学の教授が教えてくださいました。長崎大医学部レベルであれば、甲南高校程度の授業でも十分首席が取れるんだと思いますね。だが都会や帝大系の医学部になれば、もうひと頑張りの情報が必要だというのも事実だと思います。てつろくかいの存在を自分は知りませんでしたが、ダブルスクールとしての一流塾予備校の情報が有用になるのは二年生の三学期くらいからかなと思います。と言いますのもエンジェルの経験では二年生の末までには、すべての教科書カリキュラムは終了していましたので、当時学年で常に五番内に入っていた成績の自分は、基礎力は十分身についていたので、受験用のどの赤本を読んでも独学で容易に理解できました。医学部受験に関係ありそうな参考書や問題集は読み尽くしていましたが、それでも東大や京大の問題を読むと何かが足りないと感じつつ、極貧家庭の自分には都会に進出する意志は、毛頭ありませんでしたから、結局は母校からあてがわれる
資料と自分の集めた九州内の情報だけで十分だったわけですが、もし自分がもう少し経済的に恵まれた家庭に生まれ育っておれば、欲を出して都会の一流予備校が出している高価な資料も取り寄せて勉学したかも知れないと思うのです。ただし一流予備校の情報に手を出すのは、まずは母校で二年生の後半までにあてがわれるすべての勉学内容をほぼ完璧に理解記憶しておくこと、すなわち基礎力を固めておくことが前提だと思います。基礎力の充実がなければ
難関対策のシナリオにはついていけないように自分は感じ考えますので、、、。
鉄緑会は中1から通うのが普通です。高1ではないですし、まして高3からでもないです。東大京大や国公立医学部に受かる都会の生徒たちは、中学受験で鍛えられ、学校や塾の優秀な同期と切磋琢磨し、塾の洗練されたメソッドで中1から勉強して、東大生の講師からよく準備された授業を受けるわけです。強いのは当たり前ですね。
そういえば、東大では大学受験で塾に行くのが当たり前すぎて大学受験で塾に行くのを「ダブルスクール」と言っているのを聞いたことがありません。ダブルスクールは司法試験や国1などの対策で塾に通うことを指す言葉でした。
大量の課題を課すのは構わないと思いますが(生徒のレベルにあっていればの話ですが)、大量の補習を課すのは悪手だと考えています。それは、社会人で言うと座学ばかりですビジネスの現場に出ない、研究者だと実験の講習を聞くばかりで実際の実験の量が少ないようなものです。
鶴丸に限らず鹿児島の公立高校はなんでこんなに補習が好きなのでしょうか。教師が学生に関与していないと不安なんですかね。学校の言うとおりに勉強していればいいなんて、学生の自主性や創造性を認めない感じがして気持ち悪いのですが…