ホーム > 先輩の合格体験  

先輩の合格体験

高校受験ナビに寄せられた、先輩の合格体験談です。

[ 体験談を投稿 ] [ 全国の体験談 ]


合格高校:高松工芸高校(香川県)
名前:雪見先輩

私は、令和4年度公立高校自己推薦入試で、高松工芸高校デザイン科に合格することができました。これから工芸の受験をする人に役立つように、私が合格するまでの軌跡を書いていこうと思います。
まず、皆さんが恐らく最も気にしているであろう診断と内申点についてお話します。私は、得意な教科と苦手な教科が極端に分かれており、いつも5教科のテストの結果は平均ちょい上ぐらいでした。定期テストでも診断でもです。参考にまで書きますが、定期テストが350点あるかないかぐらいで、診断の平均は140点ぐらいでした。(ちなみに学習塾には通ってませんでした。)ただ、副教科のテストが得意だったことと、授業態度や提出物に気をつけていたことが功を奏し、内申点はオール4ぐらいで合計172点でした。私は内申点で合格したと言っても過言ではありません。やはり、自己推薦では(スポーツ推薦以外)内申点が物をいいます。高いに越したことはありません。この時期になると受験生は内申点の平均が分からないなと思うはずなので、そこにも触れておきます。内申点は平均140点ぐらいだと思います。あくまで私の周りの子の話なので、鵜呑みにはしないでください。
次にデッサンについてです。私はもともとイラストを描くのが得意でしたが、デッサンに関しては美術の授業以外で経験がなく、ほぼ知識も技術も無いに等しかったです。ちなみに、デッサンの練習は12月から始めたので、たった2ヶ月しかしていません。しかも、毎日描いているわけでもないので、自己推薦までに描いた枚数は20枚程です。やはり、量より質が大事だと思います。恐らくどこの中学校でも、12月ぐらいになると美術の先生によるデッサンの補習があると思います。学校にもよりますが、私のとこは、放課後希望者で集まって1時間デッサンをして、それを先生に1人ずつ公開講評していただいていました。先生に講評していただくことで、どこがどのようにおかしくて、どう改善すればよいのかをよく理解することができます。1人でちびちびデッサンをして、誰にも見せないで終わらせるより、断然こっちのほうが良いです。他人に見せないと、視野は広がりません。あと、独学でやろうとするのはやめた方がいいです。私も最初そうだったのですが、それを知った親が不安を感じたらしく、親に勧められて、冬休みから私は画塾に通うことになりました。どことは言いませんが、香川県にはそのような場所は数えられるほどしかないので調べたら分かりますが…。やはり、有料で指導していただいているので、とても丁寧で分かりやすく、みるみる私のデッサンは成長しました。本当に、冬休み前と後のデッサンではまるで別人が描いたみたいで、自分でも驚きました。一般はともかく、自己推薦で合格したいなら、画塾に通うのが1番の近道かなと思います。私は必要最低限のことしかしたくなくて、家での自主的なデッサンはしていませんでした。学校のデッサン補習と週一3時間の画塾でしかデッサンをしてませんでしたが、一応合格できました。まあ、正直さっきも書きましたが、私は内申点で受かったと思うので、そんなにデッサンは上手くなかったと思います。良くて上の下レベルです。
それから、受賞歴や部活についてです。私は絵を描くことが小学生のころから好きで、中学校では美術部に入ることも検討していました。ですが、絵はいつでも自主的に描こうと思えばかけるし、やったことがない別のことをしてみようと思い、結局美術部には入りませんでした。運動は苦手だったので、ほかの文化部に入部しました。なので、私は美術関係の賞は1つもとっていませんので、そうゆう受賞歴がなくても全然大丈夫だと思います。賞は1年のときにとった県の作文コンクールみたいなやつの入選れべるだし、検定も漢検しか持ってません。この2つは恐らく結果には全く加味されていないと思います。
最後に、自己推薦受験当日のことについて書きたいと思います。まず、体育館で自分の受験番号が指定されている場所に座り、諸注意を聞きます。ちなみに工芸科とデザイン科はデッサンのモチーフが同じなので、受験番号は分けられておらずごっちゃで、正直分かりづらかったです。あと、受験番号は大体学校ごとになってるっぽいので、話さないように注意した方が良いです。諸注意を聞いた後は校舎に移動して、適性検査会場に向かいました。工芸の先生が案内してくださるので、迷うことはまずないです。そこで指定された席に着き、デッサンを1時間しました。45分経つと、工業系の科が適性検査と同じ感じで受けている総合問題終了のチャイムが鳴ります。出来ればその時までにほぼ完成させて、残り15分間は仕上げの時間にするのがおすすめです。私は時間ギリギリまで描いてましたが…。ちなみに、今年のモチーフは、アルファベットのJが切り取られた立方体(文字がくり抜かれた立方体はココ最近は毎年必ず出る)と、ポリポットという、野菜の苗などを入れるペラペラの黒いカップでした。
デッサンの後は個人面接です。私のときは、デザイン科は全員同じ質問で、(1)デザイン科に入ろうと思った理由はなんですか?きっかけなどがあれば、それも教えてください。(2)あなたが中学校3年間で1番力を注いだことはなんですか?そこから学んだことも教えてください。(3)あなたは高校入学後にどのようなことをしたいですか。の3問でした。学校で練習したような、基本的なことしか聞かれないので、そこまで不安にならなくても大丈夫です。

書けるだけのことは書いたので、この情報が皆さんの役に立つことをねがいます。
これから工芸のデザイン科を受験する方、陰ながら応援しています。合格発表の時の喜びや感動は本当にすごいです。皆さんも、ぜひ感じてください。

オススメの参考書など:

特になし

通塾経験: なし
家庭教師: なし
通信教材: なし
得意科目: 英 国
苦手科目: 数 理

投稿日:2022/02/08



[ 全国の体験談を表示する ]

Copyright (C) 2006- 高校受験ナビ All rights reserved