高校3年生になって受験ムードになってくると、模試なども増えてくるので、モチベーションは維持しやすいと思います。
それに比べて1・2年生のときは、勉強内容も地味なので、モチベーションは上がりにくいかもしれませんね。ただ、僕は昔からキャリアや官僚に対する憧れが人よりも強くて、“将来のことを考えると、やっぱり東大に入らなきゃ”という目標は漠然とですがありました。早い時期からの目標設定ができていたおかげで、地味な期間にも勉強を意欲的に続けられたのかもしれません。
対策というほどのことは、していなかったです。
授業は比較的まじめに聞いていましたが、ノートはそんなに丁寧にとっていませんでした。ノートをとることに夢中になるよりも、授業内容をしっかりと聞いておくことの方が大切なのではないでしょうか。今はすごく良くまとまっている参考書などたくさんありますから、必ずしも自分のノートを後で見返す必要もないと思います。
僕は「学校の勉強」と「受験勉強」を完全に分けていましたが、受験勉強の方に重点を置いていたので、定期試験前にはあわてて一夜漬けの勉強をしたこともあります。
全体的な模試でハイスコアを出すには「受験勉強」のほうが効果的でしたが、「学校の勉強」も、もちろん大いに役立ってくれる部分はあります。学校の定期試験は、出題される範囲が狭いぶん、細かいところまで出題されるので、基礎的な能力は身に付きますよね。