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高校受験の英語対策
リーディング5

第三段落
Some people did not understand the plan made by the scientists. These people had a different idea. Their idea was to make a cedar forest. They thought a cedar forest was more beautiful. But the scientists thought C their own plan was better because the climate of Tokyo was not good for a cedar forest.

下線部までは飛ばしていきましょう。注を見ながら訳します。

Some people did not understand the plan made by the scientists. These people had a different idea. Their idea was to make a cedar forest.

( 人々   違う         計画    科学者によって。 人々
アイデア。 アイデアは 造る杉の森)

人々は何か違うようです。計画が科学者によって立てられた?人々のアイデア?は杉の森を造る?

とにかく人々の計画と科学者の計画があって、人々の計画(アイデア)は杉の森を造ることのようですね。下線部付近はじっくり読んでいきましょう。

They thought a cedar forest was more beautiful.
(彼ら  杉の森 美しい)

彼らとは誰のことでしょうか。考えてみてください。どうやら「彼らにとっては杉の森が美しい」ようです。

But the scientists thought C their own plan was better because the climate of Tokyo was not good for a cedar forest.
(しかし、科学者たちは  彼ら 計画 より良い 、なぜなら、 気候 東京 は
良くない 杉の森)

科学者たちは前文の内容(杉の森が美しい)に対して、否定的なようです。前文を見直してみましょう。

(彼ら  杉の森 美しい)

このThey(彼ら)が誰かは分かりますね。その前の文でも、人々と科学者が登場していたことを踏まえるとThey(彼ら)=people(人々)ですね。

となると、下線部CのC their own plan was betterのtheir(彼らの)は誰でしょうか。

They thought a cedar forest was more beautiful. But the scientists thought C their own plan was better

人々は杉の森が美しい。しかし、科学者たちは 彼らの計画がより良い。・・・

しかし(否定)で、続いているのですから「彼らの計画」は「科学者たちの計画」ですね。問3を見てみましょう。

問3 下線部分Cについて,科学者たちがこのように考えた理由を,具体的に日本語で書きなさい。

つまり「科学者たちが自分たちの計画をより良い」と考えた理由を書けばよいわけです。ここではbecause(なぜなら)が大きなヒントです。「なぜなら」の後に続くのは当然、理由ですよね。つまりこのセンテンスの最後の文が答えです。

because the climate of Tokyo was not good for a cedar forest.
(なぜなら、 気候 東京 良くない 杉の森)

注を見ながら単語をつなげれば訳せそうですね。

問3の答え:東京の気候は杉の森には良くないから。

これでも丸をもらえると思いますが、もうすこし自然な日本語にしておきましょう。

問3の答え:東京の気候は杉に適さないから。

これでバッチリです。では第四段落に進みましょう。
第四段落は下線や空欄がありません。もちろんこうした箇所も問われる可能性はありますが、飛ばし読みで行きましょう。どんなことが書いてあったかさえ覚えておけば、必要に応じて戻って読み直すこともできます。

第四段落
The scientists wanted to plant oaks, cedars and many other different kinds of trees. Why did they want to plant cedars, too? To answer this question, we need to know that some trees grow fast and some trees grow slowly. If different kinds of young trees are planted, the forest can always have some kinds of tall trees. The scientists wanted to have a forest like this.

一行目で科学者が出てきますね。

The scientists wanted to plant oaks, cedars and many other different kinds of trees.

注を見るとscientist(科学者)plant(植える)oak(かしの木)cedar(杉)kind(種類)が分かります。

分かる範囲で訳してみましょう。

科学者 植える かしの木 杉 と 木の種類(kinds of trees)

どうやら科学者が植える木の種類について何かしているようです。英文が全く読めなくてもある程度の意味はつかめますね。基礎単語のwanted to(?を望む)different(異なる)が分かれば完璧です。

The scientists wanted to plant oaks, cedars and many other different kinds of trees.
(科学者はかしの木と杉の木とmany other異なる種類の木を植える事を望んだ。)

many other (いくつかの)は分からなくても何とかなります。続いて2、3行目に取り掛かりましょう。

Why did they want to plant cedars, too?

ここは Why(なぜ?)が分かればOKです。前の文はこうだったはずです。

科学者 植える かしの木 杉 と 木の種類(kinds of trees)

これに続いて「なぜ?」という疑問形がくれば「かしの木と杉を科学者が植える」理由を聞いている事は明らかですね。ここにも極意があります。

極意5:疑問詞と接続詞は確実に覚える。

さすがに試験本番に疑問詞や接続詞を確認する事はできません。カンニング行為として0点にされてしまいます。試験当日は無理ですが、この極意5は試験が明日に迫っていてもできます。疑問詞と接続詞の数はそれほど多くありません。
疑問詞の「5W1H」は聞いたことがあると思います。who(誰?)where(どこ?)what(何?)when(いつ)why(なぜ?)+ how(どのくらい?)です。それからDo,Does,Did(Doの過去),if(もし)が頻出です。これに加え接続詞のbecause(なぜなら)but(しかし)は確実に抑えましょう。
もちろんもっと沢山覚えた方が良いですが、これらは特に頻出です。確実に覚えておきましょう。他の疑問詞や接続詞も覚えておきたいという人は、学校の教科書や文法の参考書の「疑問詞」「接続詞」のページで勉強してください。
なぜ「疑問詞と接続詞」を確実に覚えておくべきなのかを説明します。まず疑問詞が確実に分かれば、疑問文の内容把握がぐっと楽になります。先ほどの文を見てみましょう。

Why did they want to plant cedars, too?

この疑問文ならWhy plant cedars(なぜ杉の木を植える?)の3語を拾い読みしただけで、大体の意味が分かるはずです。大抵の疑問文は疑問詞の意味が分からなくても、他の単語を正確に訳せれば意味は取れますが、疑問詞(ここではWhy)を確実に覚えておくことで、意味の把握が正確に早くできます。
早くといっても時間にすれば5秒と変わりませんが、1分間に約60語を読まなくてはならない試験本番で5秒はとても貴重な時間です。それに疑問詞や接続詞は英文を読めば幾度も出てきます。一つのテストで10個でたとすれば、5秒×10個で50秒が節約でき、かつ正確に訳せるのです。覚えておかない手はありません。疑問詞の重要性はお分かりいただけたと思います。
実は接続詞はさらに重要です。なぜなら接続詞は文章の解釈に重要な影響を与えるからです。日本語で分かりやすく説明しましょう。

太郎はまじめだ。太郎はたまに野球の練習に遅れてくる。

おかしな文章ですね。最初に「太郎はまじめだ」と言いながら、野球の練習には遅れてくるようです。これに接続詞をつけると、どうなるでしょうか。

太郎はまじめだ。しかし、太郎はたまに野球の練習に遅れてくる。

これだったら意味が通りますね。普段の太郎はまじめだけど「野球の練習にはたまに遅れてしまうんだな。」と分かります。想像力を働かせれば「まじめな太郎は宿題を終えてから野球の練習に来るから、遅れてしまうのかもしれない。」なんてことも考えられます。
確実に読める日本語でも、接続詞がないと文の意味がとりにくくなります。まして、分からない単語があるような英文では、接続詞が分かるのとそうでないのとでは、読解の正確さとスピードに天と地ほどの開きが生じます。疑問詞と接続詞は数がそれほど多くないのに、覚えておくと効果抜群な単語なのです。

英文の読解に戻りましょう。

To answer this question, we need to know that some trees grow fast and some trees grow slowly.

answer(答え)とquestion(質問)は分かりますね。もはや日本語化した英語と言えるくらいにテレビや本で使われています。他の単語はどうでしょうか。

need(必要)は若干難しいかもしれません。know(知る)は分かると思います。grow(育つ)は注にあります。fast(早い)とslowly(遅い)は分かりますね。fast(早い)は言われれば分かっても、気づきにくい単語ではあるかもしません。

To answer this question, we need to know that some trees grow fast and some trees grow slowly.

答える この質問、私たちは 知る 木が育つ 早い と 木が育つ 遅い。

これを常識に従って、まとめてみましょう。

この質問に答えるには、私たちは育つのが早い木と遅い木を知る(必要がある)。

仮に意味をここまで取れなくても、大体の内容は分かるのではないでしょうか。それで十分です。続いて次の文です。

If different kinds of young trees are planted, the forest can always have some kinds of tall trees. The scientists wanted to have a forest like this.

ここは分からなければ飛ばしましょう。とりあえずyoung treesとtall treesが出てきたことだけ、頭の片隅においておきます。

続いて >> リーディング6 >>
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