・ 知識はネットワークでつながるため、記憶が増えるほど覚えやすくなる。
「ニューロネット」という言葉は聞いたことがありますか?記憶はニューロンという脳細胞がつながる(ネットワークを作る)ことで、蓄積されます。従って足がかりとなる知識があると覚えやすくなるのです。そして思い出しやすくなります。
脳の特性が分かったところで、英単語の効率的な(脳にやさしい)覚え方を考えてみましょう。
単語の覚え始めに意識しておくこと。
・ 英単語は繰り返し学習することで覚えられる。
・ ある程度の英単語を覚えると、それ以後は覚えるのが楽になる。
英単語攻略の極意はなんと言っても「繰り返すこと」です。それから覚え始めが一番大変な事も意識しておきましょう。「やればやるほど楽になる」と思えば、やる気がでてきます。
英単語の覚え始めでのよくある失敗例をあげます。
・ 最初から完璧に覚えようとして失敗。
・ 週末にまとめてやろうとして失敗。
これらは記憶のメカニズムに反していますね。最初から1回で完璧に覚えようと思っても効率が悪いだけです。最低でも時間をおいて3回は取り組みます。
そして1回目は覚えると決めた範囲の半分くらい、2回目で8割くらい、3回目で9割くらいを覚えるつもりで学習します。9割ということで1割残っていますが、それで構いません。3回やっても覚えられない1割を覚えるには時間がかかります。その分の時間は英文読解に使いましょう。